★ベトナム・ハノイは「こんなとこ」★

コネなし、金なし、能力なし。50を過ぎて、単身ハノイで会社を作り10年目。毎日「こんなふうに」すごしています。

ベトナムハノイの「父の思い出【ジンライム】」

2024-02-05 10:59:48 | ベトナム・ハノイ

 今回の「日本滞在」で大事に買って持ってきたものがある。「サントリーのライム」である。

そう「ジンライム」を作るときの「ライム」である。

 自分が小さい(小学校低学年だったろうか?)時、父がよく「このライムでジンライム」を作り飲んでいたのだ

「ライム」には「アルコール分」は無いため物珍しいこのライムを「なめさせてもらった」のだ、父はこの時代にしては「ハイカラ」だった。

大晦日になると「あの頃には高価だったジョニーウオーカーを買ってきなさい」とか「オートチェンジャー(LP版なら

15枚、SP版なら20枚近くをセッティングでき、連続演奏だ出来る)のステレオ」などを購入し、「タンゴ(ラ、クンパラーシータ)」

を流し、母と踊っていたことを思い出す。(母はトムジョーンズのラブミートゥナイトが好きだった)そんな環境の中

、現在自分が鮮明に覚えているのは

「このサントリーライム」の香りと味だったのだ。

恐らく50年ぶり以上ぶりに「思い出しだした味」だった。どこにも売っていなかった「ライム」をアマゾンで見つけ

購入した。ジンは昨日「アパートの地下のショッピングセンター」で購入し

50年以上ぶりの「ジンライム」を飲んだ。・・・・・

「味覚と嗅覚」とは「50年以上を経ても記憶しているものである」 懐かしい「父の記憶がよみがえった」

まさか50年以上後、ベトナムハノイの地で「ジンライムを飲みながら父を思い出すことなど、知る由もなかった」

つくづく人生とは数奇なものである。

これがそのライムである。「ビンの形状は少々変わった気がするが?香りと味は、記憶通りだった」

50年以上後のベトナムハノイで「初老になった自分」がこうして「あの頃を想いジンライム」を飲むとは???

人生は「面白いものである」

日本から持参した「あり合わせのアテ」をさかなに「ジンライムを飲んでみた」

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2 コメント

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Unknown (AK)
2024-08-17 16:44:35
パパのジンライムで辿り着きました。
私の思い出のパパのジンライムも
サントリーのライムシロップを使ったバージョン。
その頃の流行りでしょうか。
大人になり、行くバー先々で頼んでみても、
生ライムが多く、なかなかパパの味には逢えません。
カクテル言葉は「色褪せぬ恋」
ロマンチックなパパにピッタリでした笑
返信する
ありがとうございました (MuckAkira)
2024-08-20 17:51:05
>AK さんへ
>パパのジンライムで辿り着きました。... への返信
 ご覧いただきありがとうございました。自分はすでに65歳、父は69歳でなくなっています。ジンライムは恐らくは60年前くらいの事だと記憶しています。子供ながらに「おしゃれなものを飲んでるんだ」と感じていました。父は経営者でしたが、そのころは「自分から労働して」父がジンライムを飲んでいる姿は「仕事着」とリンクしていました。それぞれ思い出があるんですね? 味覚とは「遠いものでも覚えていることに、驚きました」そしてあのライムが残っていることも驚きでした。
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