ベトナムハノイのコロナの影響
ベトナムのコロナのコントロールは見事だ
添付写真のように「独自の区分により、厳格な管理がされている」
それが可能なのは、社会主義故の厳しさなどに(それに文句言わず従う国民性)
根ざしていることは理解できる。では経済的な影響はどうなのだろうか?
昨日、野暮用で「ホアンキエム湖」周辺(ハノイ観光の中心地)
に出かけた。時間があったので、周辺をバイクで散策した。
今までは意識してみていなかったが、依然とどのように変わったのかを意識して
確認した。
「思った以上に深刻な状況だった」平日とはいえ、コロナ前は「観光客でにぎわっていた
街が、死んでいた」 何度もお客さんをアテンドして訪れた、行きつけのカフェ、アオザイ屋
お土産物屋、そしてレストラン。空いていたのはカフェの1件だけ。あとは廃業、そして
シャッターが閉まり、営業はしていない。そういう店がそこかしこに見られた。
ショックだった。この周辺はお客さんでも来ない限りはあまり来ることはないが、
昨日、事の重大さを認識した。日本だったら大変な騒ぎだろう。
ベトナムは、中国、フランス、日本、アメリカと支配され続けた歴史がある。
明日、国がどうなるかもしれないという危機感を常に持っている気がする。
ベトナム戦争が終わってもう45年以上がたっている。ほとんどが戦争を知らない世代である。
しかし、根本的に日本とは異なる「感覚」が彼らにはあると思う。
コロナ禍の時、通勤途上で「米ATM」というものがあり、行列だった。(困窮者のために
無償でコメがもらえる機械である) しかし、混乱もなく、本当に困っている人だけが
利用している様子だった。これが日本であったらどうだろう? 食品や、トイレットペーパーの
買占めも起きていない。国民の品性は普通だと思う。しかし追い込まれてからの
頑張りは、彼らには非常に強いものが感じられた。
ハノイの営業制限が長く続き
・レストラン、カフェ、カラオケ、マッサージ。。。などなど
多くの人が職を無くし、田舎に帰った。
・学生で「バイトで学費を稼いでいた人たちは」厳しい仕事をするか、休学して
田舎に帰った
・計り知れない、影響を受けた人々は、状況を受け入れ、誰が悪いともいわず。貧しくても
食べてはいける故郷で再起を待つ人がたくさんいる。
そんな人たちがたくさんいる。 早く終息してもらいたいものである。