アンティークのある暮らし  DORIS

ハウステンボス在住のネットショップ「DORIS」店長のブログです。http://mttaki.shop-pro.jp/

能古島に行った理由は・・・

2018年02月27日 | お勧めしたい場所
博多湾に浮かぶ人口800人が住む能古島のことは以前テレビで見たことがありますが、この島に博物館があるとは知りませんでした。


美しい自然に囲まれたとても小さな島で、作家の檀一雄も住んでいてこともあるそうです。


フェリーで10分で行けるので博多まで通勤している人もいるとか。


まるで香港みたい、と思いました。)



アイランドパークなどの遊園施設もあるようですが、この季節に訪れる観光客は少ないみたいで、しかも私たちのように「博物館」を訪れる人はいませんでした。





連れ合いが訪れた目的はこちらの「引揚げ資料館」で、前もって予約をしておいたので担当者の方がずっと案内をしてくださいました。





第二次大戦後に南方や中国、朝鮮から約129万人もの人たちが引き上げて来たのが「博多港」で、その当時の様子が貴重な写真と一緒に展示されています。


有名な漫画家の方たちや俳優の高倉健さんの「8月15日の想い出」に関するメッセージなどがイラストと共に展示されており、高倉健さんの「最後の肉声」なども聴くことができたのが感慨深かったです。


正直言うとこういう場所(資料館)に行くのはあまり楽しくはありませんし、連れ合いに誘われた時に内心「あんまり行きたくないなあ・・・」と思っていました。


私もそうですが、普段は「今の平和が当たり前」のように暮らしています。


「戦争=辛い思いで」なので、体験した人たちは思い出したくないということで封印してしまうことが多いらしく(連れ合いの義父も一言も語ろうとはしませんでした)、年々風化してしまう恐れがあります。


二度とあのような「悲惨な体験」をしないようにするためにも忘れてはならないと思うので、「安穏」と暮らしている私には貴重な体験でした。


大切なことを考えさせてくれる場所として思い切って行って良かったと思っています。


皆さまも博多に行かれたらついでに行かれてみてはいかがでしょうか。


もうすぐ桜の花が満開になるとさらに美しい景色が見られるそうですよ。




















コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 京都で美味しい焼き肉を・・・ | トップ | 博多でアフタヌーンティー(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

お勧めしたい場所」カテゴリの最新記事