第199章「予防接種」の話

インフルエンザが流行っていると言う
近所の小学生やお年寄りたちは
続々と予防接種をしているらしい

妻が言う
「予約して来たから、予防注射して来て
　外から一番病原菌を持ち込む可能性があるのだから！」
「人を汚いもののように言いやがって、フン！」

土曜日、雨
問診表に必要事項を記入して予約した医院へ
何だこの靴の数は？

風邪をひき、泣く幼児、じっと待つお年寄り
座るところもなく、息を控えめに立ち続け
待ちも待ったり1時間半
やっと呼ばれて医者の前
「予防接種は初めてですか？
　玉子アレルギーはありますか？
　完璧な予防は不可能ですが、予防接種をして置くと軽く済みます。
　よろしいですね、それでは腕を。」
「痛い、もう終わった。」
「15分だけ待合室で様子を見て帰って結構です。
　ハイ、次の方。」

「ハイ、3,000円です。」

この3,000円、安くつくか、高くつくか！

〔おまけ〕
待合室は、医者に行って病気をもらって来るような混雑ぶりでした。