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心が暖かくなる話

街で見た聞いた、「心が暖かくなる話」。
さあ、肩の力を抜いてみませんか?
            by 千葉正孝

第571章「家族」の話

2019-02-16 | きいて

輪番制で回ってきた

管理組合役員

 

二回目のお役目

仕事多忙の一回目の記憶は

ほとんどなし

 

二回目はリタイア後

春 思い出しつつ

夏 思い出し

秋 慣れてきて

冬 住民を家族と思わねば

今 勝手な意見の家族

  わがままな家族

  辛抱できない家族

 

リタイア後の地域デビューは

遅かったなぁを実感

 

急ごしらえの家族の難しさ!

 

〔おまけ〕

長年暮らしてきた家族は、何も言わなくても何か理解できるような気が。

地域デビューの遅かった私にとって、近隣の住民は他人。

突然、親しくなろうとしても無理な話ですね。

仕事に打ち込む時代にも、住むところにも愛着を持たないと、歳をとってから居場所に苦労をしますよ。


第570章「お土産」の話

2019-01-06 | かなしい

何にしようか

売り場の中をウロウロ

 

どこにいても同じものが買え

地元の商品がやぼったく見え

いつの間にか消えていく

 

今回も

買ったのは

いつもの

決まり切った

飽きられた

 

お土産!

 

〔おまけ〕

昨夜、帰ってきました。

出かければシャッターが閉まり、見慣れたチェーン店の看板が目立ち、人がどんどん減って行く。

地元紙の年頭記事を読むと、各自治体の長の空虚な挨拶。

陳情する、協力を得る、企業を誘致する、若年者の定着、ハコ・モノ幻想。

どこの自治体も同じ言葉。

昔は、それぞれ特徴があったような。

かく言う私も、故郷を出た一人。

 


第569章「雪の山」の話

2018-12-31 | きいて

久しぶりの新幹線

三人がけの真ん中で

ちいさくなって

 

雪山が見えてきて

なつかしい駅に降り立つ

 

家への道

シャッター商店街

 

こんなはずではの雪道

 

「ただいま」の向こうにはくしゃくしゃの顔

 

山は真っ白!


第568章「復活」の話

2018-12-29 | きいて

健康不安があって

生まれて初めての内視鏡検査

生まれて初めてのCT検査

 

結果が出るまでの二週間

世の中が終わるかのように

気が滅入り

 

パラパラマンガのような画像

説明もうわの空

 

「はい、何ともありませんよ。」

 

救われたこの言葉

 

賀状を印刷しながら思い出し

なぜか思う

 

来年は復活だ!

 

〔おまけ〕

健康不安と同時に、5月から20数年ぶりに管理組合の役員に。

それも、ちょうど来年度が大規模修繕の巡り合わせ。

従来からの委員の手のひらに乗せられ、右に左に動かされながら、4億円台の契約書にもうすぐハンコを押すところまで来ました。

ということで、年賀状を印刷しながら、半年以上ブログをサボったなあと思っている次第です。

年内は助走して、年明け第2週からジャンプするつもりです。

復活です。


第567章「一年生」の話

2018-04-09 | きいて

八重桜が満開

今日は近所の中学校の入学式

 

少し大きめの制服

下ろしたばかりのスニーカー

少し後ろに晴れがましい両親

緊張気味の一家

 

折り目の取れていない制服

膨らんだカバン

学校目指して一人歩く

 

どちらも一年生!

 

〔おまけ〕

仕事にかまけ、私は子供達の入学式には出たことがありませんでした。でも、仕事の都合がついたら出たかどうかは疑問です。

新聞によると、最近は社会人の第一歩の入社式にも親が出席を求めるとか。大事な親、大事な子にとって、親離れ、子離れの時期はどんどん遅れているようですね。

 


第566章「お花見」の話

2018-04-03 | たのしい

遠足ゴッコしませんか

高校同期生からのMail

 

駒込駅集合

六義園を散策し

とげぬき地蔵に向けて

住宅街を大回り

 

ソメイヨシノに関わった人の墓所

芥川龍之介の墓所

千葉周作の墓所

行く先々は著名人の墓所だらけ

 

快い汗でとげぬき地蔵

洗い観音には長蛇の列

門前には塩饅頭と赤パンツ

 

仕上げは上野で一杯

 

葉桜もまた美しく!

 

〔おまけ〕

昨年12月に続いて「ウォーキングで一杯」です。

有名な六義園のしだれ桜は、緑一色で案内板を読むまでしだれ桜だとは思いませんでした。

彼岸の頃が見頃だったようです。

 

 六義園 藤代峠からの眺望、なまった体にとって登りは結構きつかった

とげぬき地蔵 全身に煙を浴びてきました、この先左手の洗い観音はものすごい行列でした 

 

 

 

 


第565章「パン屋」の話

2018-03-17 | おもしろい

パン屋開業

 

昨年末、我が家に到来したホームベーカリー

最初の感想

「いつまで使うのかな」

「宝の持ち腐れかな」

「餅つき機の二の舞かな」

思いもかけずにフル回転

 

その理由は

私がハマったから

 

面白い

色んなことができる

 

今日もパン屋は開業中!

 

 

焼き色:うすい、サイズ:1.5斤、柔らかい耳は庭に来る鳥のご飯になります。

連日、オナガ、ヒヨドリなどが開店前から木の上に並んでいます。

 

〔おまけ〕

夕方、水、強力粉、バター、砂糖、塩、スキムミルク、ドライイーストを計量し、タイマーをセットします。すると朝一番、家中に美味しいパンの香りが漂うというわけです。次は、麺やパスタに挑戦。

 

 


第564章「7年」の話

2018-03-13 | かなしい

2011.3.11、14:46

15,895人、2,539人、3,647人、約73,000人

 

数字は順に、東日本大震災が発生した日時

死者、行方不明者、震災関連死、今も避難を続けている人

合わせて9万人以上

他に、数字には入っていないが今も困っている人々もいるはず

 

復興って何?

 

以前の場所に元通りの町を作ること?

7年でできたことは何?

ハコはできても人はどこ?

 

震災の年に生まれた子供はもう7歳

この子らの故郷は避難した町

 

「復興は着実に進んでいる」との発言に、避難者の気持ちは「?」

 

復興って何!

 

〔おまけ〕

転勤族の子供だった私は、中学の2年半を海辺の町で暮らしました。

地球を半周して来襲したチリ地震津波対策のための頑丈な堤防ができたのは、私が転校して行く数年前でした。

東日本大震災はその頑丈な堤防を破壊し、地元で暮らしていた中学の同期生15人を飲み込んだのです。

今、海辺の町は、山を崩して旧市街地のかさ上げ工事が進んでいますが、人は・・・。

震災対策の7年はあまりにも長く、そして夢中で生きてきた被災者には短い7年です。

〔もひとつおまけ〕

震災後に記したブログを読み返してみました。

当時の私の気持ちを知ってください。

 第436章「みんな無事か」の話 第437章「一筋の光」の話

 第438章「踊る人」の話    第439章「がんばれ日本」の話

 第445章「日常と危険」の話  第452章「消えた思い出」の話

 


第563章「ちらし寿司」の話

2018-03-06 | たのしい

ひな祭り

娘も嫁ぎ、お雛様は出さず

何か寂しいな

 

そうだ、ちらし寿司を作ろう

飯台を出し

炊飯器にスイッチを入れ

足りないものを買い出しへ

 

準備ができてさあ作ろう

便利なもので

ちらし寿司のもと、味付けかんぴょう、錦糸玉子、そぼろ・・・

きれいに盛り付け

さあ食べよう

 

季節を感じる宴

 

四季を味わう先人の知恵!

 

〔おまけ〕

旦那が北海道出張中の娘に声をかけたら、出来上がる前に着席していました。

スープの冷めない距離、とはよく言ったもので。

 


第562章「今年も梅見」の話

2018-03-03 | たのしい

暖かさにつられ今年も大宮第二公園

晴天の土曜日とあって駐車場は満杯

 

梅の花を観察し

花名プレートを読み

なるほどねえと命名者の気持ちになる

 

桜の下の宴会と違い

梅見は静か

赤ちゃんも犬も嬉しそう

 

春はもうすぐ!

  

 

〔おまけ〕

今年も梅園のそばで陶器市が開催されていました。

特価80円の皿から800,000円の壺まで一緒に陳列されており、心の中で秘かに価格をあてようと挑戦しましたが、私には鑑定の素質がないようで・・・

女性と猿の大道芸(えみたけお)も演じられていました。

猿の心の中はわかりませんが、息はピッタリに見えました。


第561章「いちご大福」の話

2018-02-14 | たのしい

今日はバレンタインデー

以前なら、仕事場から義理チョコのお土産

今は妻の心のまま

 

夕方、息子が義理チョコを手に帰宅

前日の分も合わせ我が家には十分なチョコレート

 

妻が、私に「チョコいる?」

なぜか息子が「いちご大福がいい。」

 

夕食後、妻はせっせといちご大福作り

 

まあいいや

 

バレンタインデーには、いちご大福!

 

〔おまけ〕

安くなってきたとはいえ、大変存在感のあるいちごです。

大福は白玉粉で作ることを初めて知りました。 


第560章「備え」の話

2018-01-24 | かなしい

大雪

四年ぶりとか

 

タイヤチェーンが売れ

スコップや雪かきが売れ

早めの帰宅と交通渋滞

 

雪は降り続く

 

革靴で転び

ノーマルタイヤでスリップし

コンビニに商品が届かず

学校は始業時間を繰り下げ

閉じこもる家、ちりとりで雪をかく家

 

何年に一度のための準備

はたまた仕組みづくり

喉元過ぎれば・・・

 

大事なのは備え!

 

〔おまけ〕

雪国では毎日のことなので、そういう地域の方々から見ると、この大騒ぎは「?」ですよね。

有事に備えてとか未曾有の災害に備えてとかの投資は行われても、大雪に備えたルールや仕組みづくりがなかなか整備されないのは、票にならないからなのでしょうか、それとも二・三日みんなが我慢すれば雪が溶けてまた元に戻るからなのでしょうか。

出番を待っていたスコップが大活躍、広い道まで除雪したり、車を掘り出したりしましたが、なまった身体には苦痛、腰が痛いのです。

スコップを持ったあまり知らない近所の人たち、同じ作業をしていると連帯感が生まれます。

 

 


第559章「贋物」の話

2018-01-16 | きいて

年末

新春の上映予告が頭の中に

題名を、いつか口走ったらしい

 

年が明け

妻「映画、いつ行くの?」

「別に決めていないよ。」

妻「今日行こうよ、時間あるから。」

「あ、はい。」

 

というわけで、「嘘八百」を観に

チケットを買うのにタッチパネルと格闘

贋物をめぐる、中井喜一と佐々木蔵之介の軽妙な絡み

本当にありそうな話

 

コーヒーを買って、思ったより混み合う場内

場面は佳境に入り

ふと、横を見ると

妻がスヤスヤ

 

幸せな初映画!

 

〔おまけ〕

贋物取引は、業者間では騙されることが恥で、表に出ることはない、と本で読んだことがあります。

そういうものは、地方のお金持ちに売りさばかれてお宝になっているとか。

 


第558章「善行」の話

2018-01-15 | きいて

数日前

ディスカウントストアに買い物

レジを済ませ

一直線にサッカー台

 

あれ、これは何だ?

無人のサッカー台の上に茶色の二つ折り財布

 

中身も見ずに

レジのお姉さんに「財布、落し物みたいですよ。」

「あっ、はい。」

 

買ったものをレジ袋に詰め

外に止めた自転車へ

 

走り寄る店員さん「この財布を届けていただいたのはお客さんですか?」

「はい。」

一緒についてきた男性「ありがとうございます。お金は入っていないんですが、大事な財布なんで。」

 

男性「ありがとうございます。」と言って野口さんを差し出す

「いや、そんな、私は・・・」と思いがけない行動にうろたえる私

私の自転車の前かごのレジ袋に野口さんを入れ、立ち去る男性

「あ、どうも。」と私

 

うれしいような、あわてたような私!

 

〔おまけ〕

これが善行と言えるかどうか、人それぞれ価値観が違います。

この人は、お金よりも何かの理由で財布がものすごく大事だったようです。

さて、私もなくしてあわてた経験があります。

数年前の帰省の帰り、雪の降る中23:59分発の高速夜行バスに乗り、朝5時頃に冷え込む最寄駅に降りました。

家に帰る始発のバスは何時かなと時刻表を見ながらジーンズの尻ポケットに手をやると、財布がありません。

小銭をかき集めてなんとか始発バスに乗り、家についてから事実の解明に努めました。

田舎に電話し、財布の所在を確認するもなし。

明るくなってから、バス会社に電話するもなし(回送バスへの連絡に手間取った)。

財布の中のカード類を記憶を辿りながら電話し、無効手続きを。

幸い、後日再発行手続きの費用はかかりましたが悪用されずに済みました。

警察にも遺失物の届けをしましたが、見つからないままです。

なくしたものが戻るということは本当にうれしいことだと思います。

 

 

 


第557章「田舎」の話

2018-01-08 | かなしい

懐かしい雪の山に挨拶をし

お土産を持ってお隣に顔を出し

紅白を観て

作ってもらったお雑煮を食べ

 

いつものお正月を味わい

 

家の片付けをし

特に高い所

 

買い物をし

特に重いもの

 

あちこち修理し

特に力のいる所

 

新年のゴミ出しの準備をし

 家中の不便を解消し

 

「また来るね!」と家を出る

 

新幹線の中で思う

 

何か悲しい!

 

〔おまけ〕

ここ何年も続く、暮れから正月の行事です。

一週間はあっという間でした。

親からはありがとうと言われますが・・・。

帰りの 新幹線の中で色々と想いを馳せたコーヒー