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古都奈良探訪3-ニ上山

2007年11月15日 | 旅行
 15日は当麻路を歩いた。
午前中はニ上山登山で山頂を目指す。21年ぶりである。
山頂といっても標高515m足らずなので大したことはないと思っていたが。
近鉄「ニ上神社口」から雄岳頂上まで2時間弱の登り。
後半の1時間あたりから割りときつくなってきたようだ。
山道沿いにいくつか紅葉に接することが出来た。
山頂に非業の死を遂げた大津皇子の墓がある。以前とまったく変わらない。
時間が止まっていたかのようだ。
小休止して下山。
下山途中に延暦寺末寺である祐泉寺がひっそりと建っている。
小さな山門付近の紅葉が見事で、日の光を映して輝いていた。
大池を過ぎた辺りから振り返るとニ上山がよく見える。
当麻寺付近まで来て、共同墓地に中将姫十三重石塔が建っている。
石塔ごしにニ上山をツーショットで撮ることができた。

 石塔の中将姫と二上山の大津皇子を折口信夫が「死者の書」で結び付けた。
実際には時代が違う人物なのであくまで創作の世界なのであるが、
それが不思議に現実を帯びて感じられるのである。
 また二上山と午後訪ねる当麻寺は深い結びつきがある。
飛鳥の地から彼岸のさい夕日が西方の二上山のふたこぶ中央に沈む。
その二上山の麓に当麻寺が建てられ、浄土曼荼羅信仰としてあがめられてきた。
太陽が沈むところに浄土があるという信仰なのだ。

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