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東京国際ヴィオラコンクール入賞記念コンサート

2009年05月31日 | クラシック音楽
 千代田区紀尾井町にある紀尾井ホール。
東京国際ヴィオラコンクールというのが今年から始まり、先日入賞者が決定して、今日その入賞記念コンサートが開催された。

 ヴィオラという楽器はヴァイオリンを一回り大きくした楽器で、音もヴァイオリンより一段と低く重厚な響きを出すことが出来る。ヴァイオリンとチェロの中間といった楽器であろう。華々しいヴァイオリンに比べて、ヴィオラは地味で人気もいまひとつのところがある。そのヴィオラのコンクールというのは、なかなかお目にかかれないので、女房と出掛けてみた。JR四ッ谷駅で降り、聖イグナチオ教会と上智大学を抜けると紀尾井ホールに着く。

 表彰式が行なわれたあと、入賞記念コンサートでは、1位から3位までの3人の演奏のプログラムで、3人とも痩せ型のイケメンなのである。
最初の第3位:ヘルテンシュタイン(ドイツ)が演奏したバッハ:無伴奏チェロ組曲第3番は通常チェロ独奏曲をヴィオラが独奏したのである。なかなか新鮮でチェロにない輝きを感じたものだ。

第1位のマーロフ(ロシア)が独奏したノックス:無伴奏ヴィオラのための"Fuga Libre"という今コンクールの委託作品は、力強く斬新さを感じた。
その他にもチェロとピアノと組んだブラームスの三重奏曲などが良かった。

 実は今日のコンサートに会場の拍手の中、2階中央に皇太子殿下がご臨席された。ヴィオラをご自身もたびたび演奏されている。
私も1階からだが、初めて皇太子殿下を目の当たりにすることができた。

 帰路、紀尾井坂を下りホテル・ニューオータニに沿って、演奏の余韻に浸りながら赤坂見附までのんびりと歩いた。

 松戸に着いて西口脇にある「寿し常」でお好み寿しを食す。今夜の寿しは格別においしかった。

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