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ガンゼキラン

2009年05月19日 | ラン
ラン科に属する多年草で、葉はエビネに、花はシンビジウムによく似ており、見れば見るほど洋ラン的で派手だが、それらとは別属のラン科ガンゼキラン属のランである。
常緑樹林内の地上に生える地生ランで、地表には偽球茎が並ぶ。偽球茎は卵形で高さ3cmにもなり、石みたいにごつごつして固いので「岩石蘭」と名前がついたのだろう。
花は初夏に咲く。偽球茎の基部の横から花茎が伸び、葉の上近くまで出て十数個前後の花を穂状につける。花は鮮やかな黄色。花弁はやや細長く、全体に筒状に咲いて花びらは広がらない。唇弁には縦じわが多く、やや赤みが濃くなっている。
日本国内では本州では静岡県と紀伊半島、およびそれ以南の四国と九州、伊豆諸島と琉球列島に分布し、国外では台湾からフィリピン、マレーシア、インドに分布し、古くからエビネ類とともに観賞用に栽培されていた。

 しかし近年では各地で乱獲により絶滅しており、絶滅危惧種に指定されている。自生地としては沖縄島北部や八丈島の一部に見られる程度だそうだ。

我が家のガンゼキランは、花茎が2本伸び花芽を付けたが、なぜか開花する前に花芽が腐ってしまい、完全に開花したのは2つ程だけだった。
毎年同様の現象で原因はわからない。

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