夏に咲く小型野生ランのミヤマウズラ。日本に自生するシュスラン属の仲間で深山の直射日光の当たらない樹木下などに自生する。
ミヤマウズラは葉の模様が綺麗で白色の筋模様が鳥のウズラの羽模様に似ていることで、この名前が付いている。葉模様の変化を楽しむ趣味が江戸時代からあり葉変わり品は”錦蘭”という名前で呼ばれ珍重されている。花は白色または淡紅色でモジズリの花に似ているが、花は大きくほぼ同じ方向に向いて咲く。
小型で可愛らしいランで、花はあっという間に終わってしまう程だが、葉を良く見ると白色の筋模様に自然の造形美を感じる。