モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

ここだけの音楽風景

2015年09月15日 | 音楽祭について
音楽祭は、この週末19日から3日間開催されます。
宇奈月温泉は、秋の気配が1日1日色濃くなっています。朝夕は、上着が快適ですね。温泉の味わいも深くなっています。
音楽祭のコンサートは、最終日のモーツァルトのレクイエムをメインにした合唱付オーケストラ以外は、すべて無料。会場の種類で、まちかどコンサート、ロビーコンサート、ホールコンサートに分けられます。
まず、この音楽祭ならではの、まちかどコンサートは、宇奈月温泉街のさまざまな場所で、コンサートが行われます。
宇奈月温泉駅前ややまびこ遊歩道の橋の上、足湯、お店の前、そして、お寺など、宇奈月温泉らしい場所で独特の音楽風景を作り出していきます。
駅前広場に現れたドレスの女性がモーツァルトを奏でる。かつて、トロッコ電車が走っていた橋の上でコンサートが始まり、背後をトロッコ電車が行き交い、山のお猿もやってくる。お寺のお堂で、阿弥陀様が見守る中でのコンサート。足湯につかり、風に吹かれながらのコンサート。どれもこれもが音楽の楽しみを広げてくれます。




最初の頃は、いっぷく処という無料休憩所が会場の中心になっていましたが、現在改装中で使えません。一方、宇奈月温泉駅前は、まるでこのコンサートのためにとも思えるほどに広々と改修され、電車が走る様子もよく見えるようになりました。かぼちゃ、だいこん、レッドアロー、2階建、東急など、さまざまな電車と音楽のコラボレーションが楽しめます。
ホテルのロビーなどを利用したロビーコンサートは、宇奈月温泉ならではのコンサートです。浴衣のまま、管弦楽に親しむ人の姿は、この音楽祭の音楽風景としてずいぶん有名になっています。旅館ホテルさんには大変忙しい時期にもかかわらず、ご協力をいただきました。いろんな旅館ホテルのロビーを楽しむ時間にもなっていて、ロビーめぐりも楽しみのひとつです。
そして、セレネを使ったコンサート。大ホール、小ホール、ロビー、テラス、フリースペースなど、多彩な表情のある会場をフルに使って、さまざまな音楽の表情を作り出しています。

出演者もさまざまです。プロ演奏家はもちろん、プロを目指す若い人たちや音楽教室の子どもたち、音楽を生涯の友とするみなさん、音楽を通じて人生を豊かに彩る方々などなど、それぞれの生き方がこの場所に交錯して響き合っていきます。
いよいよです。近づくにつれ、待ち遠しくなってきました。