ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

名古屋でルビーを見るなら。。。老舗の池田商店

2010年04月15日 19時49分06秒 | ルビー

創業1886年のジュエラー 池田商店の5代目。

ムッシュ(フランス語でミスター) 池田のところへ。

元銀行員、米国公認会計士。

米国ペッパーダイン大学で学んだインテリジュエラー。

前職の職業柄、数字を追いかけていた彼が、ある日突然、

宝石の魅力に目覚め、ジュエラーになる決心をしました。

(私も業界外から突如、ジュエラーになりましたので、
 そういう意味ではお仲間です)

宝石鑑定の専門学校で技術を学び、今は名古屋、栄2丁目

の本店です。

ムッシュ池田は、いいます。

「宝石は長い歴史があり、色々な方が色々なおもいで

宝石ジュエリーを身に着けてきたけど、究極は。。。

心のお守りだったんじゃないでしょうか。何か守られて

いる気がして。。」という池田さんのコレクションを

見ると、説得力があります。

。。。勿論、モリスルビーもコレクションの一つです!

ジュエリーのブログはこちらから。。。。

http://ameblo.jp/ikeda1886/""

そして、名古屋で美味しいモノ探しに

ムッシュ池田のグルメブログは必見です。

http://plaza.rakuten.co.jp/salondeike/

今回は、名古屋の韓国料理の美味しいところを紹介です。

名古屋に行かれた時には、ムッシュ池田をお尋ね下さい。

勿論、モリスブライダルは名古屋では、池田商店さん

だけでご覧いただけます。



ジュエリー業界の恩人

2010年04月14日 10時51分01秒 | 今日の出来事
「ブランドジュエリー30の物語」東京美術出版

で「日本のジュエリー産業の恩人」という節を

見つけました。

本文には、洋装の正装をされた明治天皇の妃

昭憲皇太后の肖像画に明治期の日本人の気概

を著者である山口遼先生は感じておられるようです。

本文より

おそらくあまりお召しになられたことのない
完全な洋装に身をかため、政府が欧米から買い集めた
ジュエリーを着用されている。ネックレスはダイヤモンド
の三連のリヴェール、堂々たるクラウンを頭上にブローチ
を数点、左右の腕にはブレスレッドを4本と当時の欧州
貴族の正装に準拠した着け方である。きっと結んだ唇、
ひた向きなまなざし、どこから見ても堂々たるお姿である。
引用ここまで。

そして、昭憲皇太后がこうしたジュエリーを海外からの

輸入に頼るのではなく、国内の業者に作らせように指示

したことで日本のジュエリー産業が大いにレベルアップ

したそうです。

ありがたい事です。

ライトアップされた清水寺

2010年04月13日 22時25分56秒 | 今日の出来事
今日は、清水寺のライトアップ楽しんできました。

清水寺のライトアップといえば、一日に何万人と

訪れる事で有名です。

ライトアップは昨日で終わりましたが、

今日は、清水さんの集まりがあり、100人だけ

入れて頂きました。

清水寺の森貫主のユーモアたっぷりのご講和や

清水寺に奉納する音楽を聴いた後は、いよいよ

ライトアップされた音羽山で写真撮影です。

普段は、前に進むのもままならないほど人が多い

ので、ほとんど貸切状態だと、どこを見たら良いか

迷ってしまいます。

贅沢な時間を過ごさせていただきました。

感謝です。

ゴールドジュエリーとルビー

2010年04月12日 19時46分21秒 | 宝物
ルビーは、ゴールドの枠のジュエリーにセット

すると魅力が引き立つと思います。

確かにプラチナでも素晴らしいルビーは

十分な魅力を発揮しますが、やはり金色の

ジュエリーの上で輝くルビーの方が

私は好きです。

理由は、おそらくミャンマー産のルビーの

特殊なルビー色(赤色)にあると思います。

タイ産、インド産、マダガスカル産などの

他の産地と比較して、ミャンマー産(ビルマ産)

のルビーは、紫味が強いのが特徴です。

宝石のお尻の部分(キューレットといって尖った

部分、通常は宝石の裏側に見える)から覗くと

つよい赤紫色に見えます。

カット研磨することで、この紫色が弱くなり、

宝石の上面(テーブル面)からは、赤く見えます。

ルビーの奥深い魅力の一つです。

見る場面、光源によって表情を変えていってくれます。

さて、この少し紫味の強いのがミャンマー産ルビー

の特徴で、そのミャンマー産にあって、黄色味のつよい

結晶は、特に好まれます。

金色のジュエリー枠は、この強く元来持っている

紫味はそのままに、この黄色味を引き出すから魅力的

に見えるのかも知れません。

ルビーと金。。。とても合います。

受け継がれるモノの方が価値が高い?

2010年04月12日 06時08分09秒 | 宝物
写真は、ヨーロッパ中世のリングで、

2つのサファイアを唐草模様のSの字

を挟んで右左に配置されています。

私は、このリングを見た時にフッと

結婚指輪だと思いました。

石座のデザインが左右で違うからです。

向かって左側には、特にデザインは

無いのですが、右側はユリの形にして

います。

これは、両家のシンボルマークを形に

した石座に両家のサファイアを入れて

ふたりの結婚のしるしとしたのでは

ないでしょうか?

あくまでもそういう仮説を立てて考えると

面白く、向かって右側のサファイアには

ネックレスにした時に通す小さな穴が

空いています。

ネックレスなど、他のジュエリーから

はずしてきた様です。

これだけの立派なリングをつくられる

訳ですから、お金が無かったからでは

ないと思います。

私は、お母様、もしくは大切な方が使って

おられた宝石を流用してるのでは。。

と感じました。

宝石は、誰から受け継ぐかと

いうのが大切な要素なので、

あり得る話です。

新品よりも受け継ぐ方が価値があるもの。。。

そう考えて宝石ジュエリーを見ると

巷でアクセサリーと呼ばれてファッションの

一部になっているモノは、すこし違う

のかな。。と思います。

遊び心が生んだ面白いリング

2010年04月11日 14時10分03秒 | 宝物
写真は、橋本コレクションの中から18世紀の

リングを拝見して。。。

皆さんは、いくつの顔が見えるでしょうか?

私は最初、イノシシの顔も入れて3つだと思った

のですが、合計4つだそうです。

だまし絵をそのままカメオにしてしまうところは、

男性の楽しみで作ったリングではないだろうか?

というのが、「指輪を手に取る会」の参加者の

皆さんのご意見ですが、私も同感です。

カメオは17世紀のモノだといいますから、

「見て! これ面白いだろ。。。」と

その時に着けていたオーナーさんの声が聞こえて

来そうです。

カメオにだまし絵を掘るといっても最初から

シェルの色の出方が分かっていたわけでは

なさそうなので、カメオを掘る職人さんの

遊び心を持って楽しんで作ったのではないで

しょうか?

面白い一品です。


品質判定してわかるのは。。

2010年04月10日 08時45分17秒 | 宝物
インターネットも発達して、情報が多くなって

きた昨今、宝石は相性で選ぶ時代になりました。

品質や希少性というデータの蓄積の上に成り立つ

理論により宝石を選ぶのではなく、個性間で

生まれる相性が宝石選びの重要な要素なの

かも知れません。

持つ方の個性とそのルビー宝石が持つ個性。。。

人も個性、宝石も個性であるという認識の上で

成り立つのが相性です。

という事は、次世代のジュエラーにとって大切な

ことは、「個」としてオーナーさんに向き合う

だけでなく、「個」としての宝石をジュエラー

がどこまで分かっているのか? ということが

問われる時代になると思います。

品質を判定したり、希少性を立証したりするのは

取引価格などの条件を検証するためのモノで

相性が良いかどうかを表したものではありません。

最近の中国では、「鑑定書」「鑑別書」が

付いていればOKという風潮が広まってきました。

大量に売れていく時代は、スピードが肝心です。

偽物では無い。というのが分かれば良いのです。

相性。。などと期の長い話をしていては、

宝石に出会う事もできなかったかも知れません。

すでに成熟した日本では、宝石の選び方も

高度に、「相性」まで見ていく時代に

なるのかも知れません。


天然の宝石だから

2010年04月09日 06時27分42秒 | 宝物
天然のルビー。。

天然なので、人間がどうする事も出来ない

のです。ルビーをカット研磨した時の

形や色味、この写真のような色帯など

私たちの都合に合わせて変わってくれることは

ありません。

褒めてあげるにも難しい時もありますが、

できるだけ、そのルビーの個性として相性の

合う方に紹介したいと思っています。

モリス的な考え方としては、

処理をして美しさを改良するぐらいなら、

そのまま、宝石として低い品質なら、アクセサリー

として役に立ってもらえばいいと思います。

値段も高くなくて。。お守りのようになって

良いと思います。

写真のようなルビーが、2000個ぐらいあって、

普通のルビーの原石が一つ見つかるか? 

見つからないか、です。


美しくて、希少で、経年変化がない。。。という

宝石の定義をいつも実感しています。


なかなか、思い通りにはなりません。

お出かけになる時に、ルビーの表情が変わっていたら!

2010年04月08日 06時00分01秒 | 宝物
飛びぬけて価値が高い「無処理で美しいルビー」

ですが、お求めになる前に「自然光」でご自分が

求めている魅力なのかどうか?をもう一度

ご確認いただくと良いと思います。

ルビーは、紫外線があたると鮮赤色に反応するなど

ある特定の光線のもとで表情を

ガラッと変えることがある宝石であり、
(私は、表情の変わるルビーが好きですが。。)

それもルビーの魅力ですが、

目の前のルビーがどの様な性質を持っているか?

をご自分の目でご覧いただきたいと思います。

ルビーに精通されている方は、たいがい、

天井の光源の下で見て、窓際で自然光で見て、

2~3種類の光源でご覧になられます。

写真は、かなりピンク色が強いルビーを

電球の光の下で見た時の写真です。

ピンク味が強いルビーがお好きな方が、

それを手に入れて、普段は優しい赤色を

楽しみながら、何かで夜、お出かけになる際に、

リングを見るとこういう深みがある

ルビーに変身していたら。。。

それも、楽しみ方の一つです。

士の心をもって

2010年04月07日 06時27分45秒 | ルビー
昨日、東京の同志と、

モリスは一体何をやっているのか?

という「志」の話をしていました。

私たちは、ただ「宝もの」を探して

必要な方に「喜びの種」を運んで行くだけ。


それだけですが。。。

そこに「志」が加わると「宝の石」も

大変です。

自分たちがお届けする宝の石を

自分たちのところまで、運んでくれる人が、

立派でないと受け入れる事ができません。

結局、自分たちで探しに行くことになりました。

今は。。。

宝ものであると自分たちで確認するために

ミャンマーの山奥の鉱山に同志がいて、

ヤンゴンのカット研磨工房に同志がいて、

日本京都三条本店に同志がいて、

お届けしたお客様に「喜び」がお届けできる

のです。


志といえば、日本人は、昔から「士」の「心」を

尊敬してきました。

人を欺かない。

それは、誰かから罰せられるからではなく、

自分の士の心が恥ずかしいからだったと思います。


同志が集まって、お届けできる宝ものに、

私たちは絶対の自信があります。

まずは、5年後にアメリカのニューヨークに

町屋をつくって。。宝ものをご覧いただき、

7年後にフランスにいって町屋をつくります。


そういう精神文化の象徴がルビー、ジュエリー

だというのが、私たちモリスの、同志の共通認識

なのです。


。。。で、ルビーを貰って怒る人はいません。。

皆さん、喜びに包まれます。

そういうモノをお届けする仕事ができるというのも

人として最高に幸せな仕事だと思います。

スタールビーができるのは。。

2010年04月06日 18時24分56秒 | ルビー
写真は、ルビーの中に見る事が多い内包物

通称「シルクインクルージョン」です。

ルチルの針状結晶が、60度/120度で交わって

確認される事が多いのですが、実はこの

シルクインクルージョンが多く混入したものを

結晶の縦軸をてっぺんに丸くツルっとした

カボションカットにすると六条に輝く星が現れる

ことがあります。

スタールビーです。

シルクインクルージョンが多く混入することが

スターの原因になるのですが、内包されすぎると

ピンク色の不透明な結晶になってしまい、

スタールビーという名前え呼ばれるモノの価値は、

かなり下がってしまいます。

一般的なスタールビーが大きい割にお安いのは

このためです。

素晴らしいスタールビーは、ファセットカット

(普通のカット)をしても美しいレベルの結晶

をスターが出る可能性があるからカボションカット

にしたものです。

スターは、60度/120度でルチルが交わる部分が

強く反射するアステリズムという現象によって

表れます。

古いリングを見ていると人の「絆」を感じます

2010年04月04日 06時54分40秒 | 宝物
16世紀から17世紀。。。

日本だと安土桃山時代から江戸時代へと

移って行く時につくられたといわれる

ギメルリング。

ギメル(双子)リングとは、2本のリングが

セットになって1つのリングとなる欧州の伝統的

な結婚指輪です。

ルビーとダイヤモンドにこれから一生を共に

過ごすパートナーにどんなメッセージを

表現したかったのでしょうか?

古いリングを見ていると

「絆」を感じます。

絆というのは、結婚には相応しい言葉ですね。

写真は、橋本コレクションのギメルリングです。

モリスルビーの条件

2010年04月03日 18時12分04秒 | ルビー
モリスルビーの条件は、

原石の状態から美しい事。。が条件です。

無処理で美しいルビーです。

処理をして美しくなったルビーは、

残念ながらモリスルビーにはなれません。

なぜ、無処理出なくてはならないのか?

美しければ良いのではないか?

と言われてしまいそうですが、違います。

そもそも、宝石がなぜ高いのか?

それは、希少であるからです。

人の手で数を変えてしまう事ができる

のであれば、「宝探し」する必要も

ありません。

宝は入手しにくいのです。。。

高額な宝石の時代は終わったよ。。。

今は、ファッションの時代。

デザインの時代だよ。。

とおっしゃる方もいらっしゃいますが、

それは、本物の宝石をご存じないかも。

宝石の歴史は、1万年前にはあって、

貨幣経済より古いのです。

人類の歴史は、宝石と共にあったと

いっても言い過ぎではありません。

というわけで、今日も変わらず、

モリスルビーを探し続けています。

写真は、現地で頑張るモリスドッグ。


ルビー色のアート

2010年04月01日 21時01分19秒 | 今日の出来事
写真のアートはリチャード オリバーという人の

作品です。

少しルビー色で、何となくモリスの会社の

色と同じだったので思わず目につきました。

アートには色々なジャンルがあり、

写実的なものからインスピレーションを

そのまま表現するようなものがあったり。。。

彼の場合は間違いなく後者でしょう。


生命力を感じます。