ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

清朝時代の親指のリング (武具)

2010年04月21日 07時44分55秒 | 宝物
1736年~1820年 清朝乾隆帝時代

のサムリング(親指に着けるリング)は、

もともと弓矢で矢を放つ時につける武具

でした。時代は19世紀になり戦いや狩り

で使うというよりも、むしろシンボル的な

モノとして観賞用に使われるようになった

のではないかと考えられます。

そして、興味深いのは、このサムリング

に彫られている「ポエム」です。

このリングがつくられる1800年前に生きた

才女の蔡琰のストーリーが武具に彫られて

いるのが意外ですが、蔡琰という女性への

憧れだったのか、は分かりません。

文武両道ではありませんが、武人であるが

野蛮では無い事に誇りを持っていたのでは

ないでしょうか?

手にして、そういう風に感じました。



蔡琰:不幸な運命を受け入れて

じっと耐えた文姫と呼ばれた才女


リング、写真は、「指輪を手に取る会」

橋本コレクションより。

資料提供は、宝官さん。