ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

品質判定してわかるのは。。

2010年04月10日 08時45分17秒 | 宝物
インターネットも発達して、情報が多くなって

きた昨今、宝石は相性で選ぶ時代になりました。

品質や希少性というデータの蓄積の上に成り立つ

理論により宝石を選ぶのではなく、個性間で

生まれる相性が宝石選びの重要な要素なの

かも知れません。

持つ方の個性とそのルビー宝石が持つ個性。。。

人も個性、宝石も個性であるという認識の上で

成り立つのが相性です。

という事は、次世代のジュエラーにとって大切な

ことは、「個」としてオーナーさんに向き合う

だけでなく、「個」としての宝石をジュエラー

がどこまで分かっているのか? ということが

問われる時代になると思います。

品質を判定したり、希少性を立証したりするのは

取引価格などの条件を検証するためのモノで

相性が良いかどうかを表したものではありません。

最近の中国では、「鑑定書」「鑑別書」が

付いていればOKという風潮が広まってきました。

大量に売れていく時代は、スピードが肝心です。

偽物では無い。というのが分かれば良いのです。

相性。。などと期の長い話をしていては、

宝石に出会う事もできなかったかも知れません。

すでに成熟した日本では、宝石の選び方も

高度に、「相性」まで見ていく時代に

なるのかも知れません。