ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

ゴールドジュエリーとルビー

2010年04月12日 19時46分21秒 | 宝物
ルビーは、ゴールドの枠のジュエリーにセット

すると魅力が引き立つと思います。

確かにプラチナでも素晴らしいルビーは

十分な魅力を発揮しますが、やはり金色の

ジュエリーの上で輝くルビーの方が

私は好きです。

理由は、おそらくミャンマー産のルビーの

特殊なルビー色(赤色)にあると思います。

タイ産、インド産、マダガスカル産などの

他の産地と比較して、ミャンマー産(ビルマ産)

のルビーは、紫味が強いのが特徴です。

宝石のお尻の部分(キューレットといって尖った

部分、通常は宝石の裏側に見える)から覗くと

つよい赤紫色に見えます。

カット研磨することで、この紫色が弱くなり、

宝石の上面(テーブル面)からは、赤く見えます。

ルビーの奥深い魅力の一つです。

見る場面、光源によって表情を変えていってくれます。

さて、この少し紫味の強いのがミャンマー産ルビー

の特徴で、そのミャンマー産にあって、黄色味のつよい

結晶は、特に好まれます。

金色のジュエリー枠は、この強く元来持っている

紫味はそのままに、この黄色味を引き出すから魅力的

に見えるのかも知れません。

ルビーと金。。。とても合います。

受け継がれるモノの方が価値が高い?

2010年04月12日 06時08分09秒 | 宝物
写真は、ヨーロッパ中世のリングで、

2つのサファイアを唐草模様のSの字

を挟んで右左に配置されています。

私は、このリングを見た時にフッと

結婚指輪だと思いました。

石座のデザインが左右で違うからです。

向かって左側には、特にデザインは

無いのですが、右側はユリの形にして

います。

これは、両家のシンボルマークを形に

した石座に両家のサファイアを入れて

ふたりの結婚のしるしとしたのでは

ないでしょうか?

あくまでもそういう仮説を立てて考えると

面白く、向かって右側のサファイアには

ネックレスにした時に通す小さな穴が

空いています。

ネックレスなど、他のジュエリーから

はずしてきた様です。

これだけの立派なリングをつくられる

訳ですから、お金が無かったからでは

ないと思います。

私は、お母様、もしくは大切な方が使って

おられた宝石を流用してるのでは。。

と感じました。

宝石は、誰から受け継ぐかと

いうのが大切な要素なので、

あり得る話です。

新品よりも受け継ぐ方が価値があるもの。。。

そう考えて宝石ジュエリーを見ると

巷でアクセサリーと呼ばれてファッションの

一部になっているモノは、すこし違う

のかな。。と思います。