
写真は、縄文時代晩期のリング、もしくは、
蛇の頭部後ろの穴から、ペンダントとして
着けられていたもの。とされる骨製の宝飾品。
「指輪」淡交社
(東京庭園美術館監修)
解説文より引用
「モティーフは、尻尾をくわえた蛇であるが、
蛇と呼ぶには頭部や背面などがやや複雑す
ぎるかも知れない。しかし、蛇形指輪や
エジプト生まれの有名な指輪コレクター、
ラリフ.ハラリのコレクションにあった
ヒンドゥー神ナーガ(蛇神)の形をした
ビルマの指輪と、時代は大きく異なるもの
の造形的に近似している点は興味深い」
とありますが、写真を見てなるほど、
蛇というよりも、龍といった感じです。
縄文時代は、火焔型土器(新潟県)など
土器に関しても機能よりも芸術性に富んだもの
が多く残っているので、形に対する独特な
感性があったのかも知れません。
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