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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

元旦の初詣は、長野市安茂里の犀川神社へ。2日は真田幸隆昌幸の長谷寺。真田信綱の信綱寺。真田横尾神社。肉うどんの中村屋(妻女山里山通信)

2018-01-07 | 歴史・地理・雑学
   あけましておめでとうございます

 元旦はゆるゆると起きて初詣は犀川神社へ。私がこの神社に興味を持ったのは、祭神が大山咋命(くいのみこと)だからなんです。『古事記』では、須佐之男命の子・大年神が、天知迦流美豆比売(あめちかるみずひめ)を娶って生まれた子と記しています。信州の神社は、諏訪大社に象徴される様に圧倒的に諏訪系、つまり出雲系の神社が多いのです。犀川神社と同じ伊勢系の神社は、近隣では千曲市松代藩が庇護した御神事で有名な雨宮の雨宮日吉神社がその系統です。
「旧久保寺の氏神、祭神は大山咋命(くいのみこと)。天安2年(858)月林寺の鎮守として日吉山王が此の地に祀られたのではないかと伝えられてきた。日吉山王社と呼ばれてきた。文政7年(1824)社号を犀川神社と改称。祭日は4月30日、5月1日、7月26,27日、9月21,22日」(長野市のサイトより)
犀川神社 秋季例大祭 杜花火 長野県長野市安茂里 平成28(2016)-09-21
■01A 犀川神社(小西組)の神楽屋台 (長野市安茂里)

(左)旧大町街道の小路を歩いて山門へ。参道は今では生活道路になっています。狭いです。(中)犀川神社。上にリンクした秋の例大祭の太々神楽(だいだいかぐら)と杜花火はもの凄いです。伊勢系の神社ですね。(右)善男善女が列を作って初詣で。お守りとミカンをいただきました。

(左)犀川神社境内図。南方熊楠が猛反対した合祀令の結果でしょうね。(中)境内から見る風景。元旦恒例の小学生のマラソン大会がありました。(右)神社近くから望む善光寺平。北陸新幹線の向こうに長野市南部の山が霞んで見えます。

(左)昼は幻の小麦、イガチクオレゴンのうどんを塩皮鯨の出汁で汁を作り、辛味大根をおろしていただきました。写真の夕食は、塩鮭と白菜や天然キノコに青大根のおろしを添えた雑煮。ナマコの酢醤油。蕗味噌。野沢菜漬け。石川県の天狗舞の山卸廃止仕込の純米酒。(中・右)在京時代からわが家では、元旦の夜はウィーンフィルのニューイヤーコンサートを聴くのが習わしです。ラデツキー行進曲が流れる頃には、そうとうお酒が回っています。

(左)翌日2日は真田の真田幸隆と昌幸の墓がある長谷寺(ちょうこくじ)へ。(中)招き猫のおみくじ。昨年は右手を上げたもので大吉でした。今年は左手を上げたやや大きいオス猫で末吉。精進しましょう。(右)本堂内部。

(左)本堂裏手の墓所。(中)説明看板。(右)五円玉を六文銭に見立てて奉納。

 中央が真田幸隆の墓。左がご婦人。右が昌幸の墓。諸行無常会者定離。

(左)次は幸隆の兄で長篠の戦いで討ち死にした真田信綱の信綱寺へ。馬頭観音。(中)黒門。(右)歴史の丘。

 真田三代ゆかりの地 歴史の丘。上田市がめちゃくちゃ頑張って作った公園なんですが、知名度は低くいつ訪れても人影はまばらです。真田フリークのみなさん、ぜひ訪れてください。

(左)信綱寺手前の建造物なんですが、鐘楼でもないし今ひとつなんなのか分かりません。(中)本堂。(右)常香炉の上の獅子の像。

 真田信綱の墓所。

(左)近くの集落の中にある横尾神社。近くには横尾城跡(馬引城跡)もあります。(中・右)なかなか見事な木彫。

(左)上田電鉄真田傍陽線の橋の遺構。(中)伊勢山トンネルの遺構。(右)昼食は上田駅近くの肉うどんの中村屋へ。

(左)馬肉うどんと小天丼のセット。上田市民のソウルフードです。行列ができていました。馬肉だけの出汁は濃厚です。(中)帰って次男のスバルR1で買い物へ。大人の男三人が乗る車ではありません。しかしスバルが本気を出して作った軽自動車なのでいいですよ。(右)夕食は豚バラ肉を塩麹で漬けて、玉葱、人参、デルモンテの濃厚リコピンリッチで煮込んだトマトシチュー。大鹿村の鹿肉ソーセージと舞茸のソテー。チーズと長芋入りの卵焼き。フランスパン。チリのカベルネ・ソービニヨンなどなど。穏やかな正月でした。

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本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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