モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

ノビルの味噌焼き

2006-04-11 | 男の料理・グルメ
散歩の話題の続きですが、野川の河川敷を歩いていたら、ご老人三人がなにやら這いつくばって掘り返しています。見ると辺り一面は大量のノビルの自生地です。

私らもちょこっといただいていこうと、何本か掘って持ち帰りました。連れが「母がいつもこうしていた」といってノビルの味噌焼きを作ってくれました。
作り方はしごく簡単。よく洗ったノビルをざく切りにして味噌と和え、小さなキャセロールにつめてガスコンロにひっくり返して置いて極弱火で適当に焼くだけ。

これが基本ですが、味醂を入れたり、ゴマやおかかを混ぜても美味しい。
熱々ご飯にのせればいいおかずに、日本酒やビール、焼酎の肴にもぴったり。春の味覚が口中にひろがります。

ノビルは、浅葱に似た葱科の植物で、葱と韮の中間という感じです。血行を良くして食欲増進、消化促進、整腸、利尿効果、強壮の効き目があるそうです。
生で食べ過ぎると胸焼けしますが、さっと湯がいてヌタが一般的な食べ方。さらにはノビル餃子、ノビルのチヂミ、ノビルのおやき、ノビルとイカや青柳のヌタ、ノビルの味噌漬け・しょう油漬け、ノビルの卵とじノビルと腸詰めの餅(びん)などもいけます。

ただ、似た毒草があるので間違えないでください。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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江戸前の粋 (ganta)
2006-04-15 10:54:51
「青柳のヌタ」などと表記すると、

新橋烏森界隈の小シャレタ小料理屋のお品書き風だけど、

ここは、シーナ風に『バカガイのクソミソ和え』と力強く表現してほしい。
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なるほどそういえば (MORI MORI)
2006-04-15 13:45:30
バカガイって言いますね。なんででしょ。ヌタも泥酢っていうところもありますね。

ノビルも乞食葱(コジキネギ)っていうんですよ。

でもね馬鹿にしたもんじゃありません。野草ってのは、パワーがありますからね。

今日は、次男とノビル採りに近所の小川へ行って2キロほど採ってきました。

で、今夜はノビル餃子です。
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うむーっ (ganta)
2006-04-15 18:41:18
なるほどナルホド。

ノビル→ニヒル→天地茂→苦みばしった男の味…

てな、イメージを我がノーミソが勝手に連想します。

だけど結局、馬と鹿の立つ瀬はないのですね~ぇ・・とほほ。

ありがとうございました。
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はははは (マリ)
2006-04-15 21:21:53
座布団いちまい!

でも美味しかったんですよ。

長男がお風呂場で採ってきたノビルの掃除を1時間以上かけてしてくれました。

お陰でお風呂場はノビルアロマです(笑)。
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