モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山里山デザイン・プロジェクトの納会はログハウスで。牡蠣など海鮮三昧(妻女山里山通信)

2019-12-11 | 男の料理・グルメ
 日曜日は、妻女山里山デザイン・プロジェクトの納会でした。ひとりが病欠、ゲストメンバーも用事があって欠席で4人とこじんまり。今回は山仕事がないので10時集合。お借りする山の大事な友人だった故Kさんのログハウスに向かいます。

(左)ログハウスに行くと、故Kさんの息子さんや弟さんとその仲間がログハウスに倒れそうな落葉松の伐採をしていました。ワイヤーを落葉松に固定してログハウスの方に倒れないようにします。非常に危険な作業です。(右)我々は庭の一角を借りで宴会の用意です(笑)。

 一本伐採しました。ログハウスは無事。裏の桜が犠牲になりましたが。倒れるとその樹高の凄さがわかります。バックホーと大型のグラップルを使っています。

 で、我々は昼餉の用意。燃料タンクのストーブで薪を焚いています。寒い日ですが風がほとんどないのでそう寒くはありません。

(左)殻付きの蒸し牡蠣。酒で蒸します。味付けは塩のみ。美味。(右)我々が栽培している原木シイタケに酒と岩塩をふって蒸し焼きに。食べた後ですが、肉厚でブリブリ。驚くほど美味しい。

 N氏が作ったアクアパッツァ。ペシェ・アッラックア・パッツァは、魚介類をトマトとオリーブオイルなどとともに煮込んだナポリ料理です。魚はイシモチ。スープにパンを浸して食べても美味い。

 メインディッシュは牡蠣の土手鍋。味噌は我々の手作りの信州糀味噌。酒で練って鍋に塗ります。椎茸は自家栽培。長ネギはメンバーの太く甘いネギ。牡蠣をひとり一パックずつ持ってくるようにと言ったら、日本各地の牡蠣が集まりました。宮城、鳥羽、広島、能登。水は使わず酒で煮ます。出汁は牡蠣と味噌に負けないように、鯖、アゴ、鰯などの粉出汁。馬鹿旨です。

 食べ終わったらシメにはうどんを入れて、味噌煮込みうどん。たまらんです。箸が止まりません。私の車中泊の旅や、前回皆で行った鮫ヶ尾城の話や、弥生時代の奴国大乱の話。私が行った真田宝物館や長野市立博物館の話、新年会の話など。盛りだくさんでした。午後3時前にお開き。

 ログハウスの隣りにある堂平大塚古墳。横穴式の古墳時代後期のものです。皆と別れて私は温泉に向かいました。この冬は暖冬のようですが。逆に2月の大雪が心配です。あの豪雪がまた来ないといいのですが。

 後日置いてきたストーブを引き取りにログハウスへ行くと、Kさんが先日伐採した落葉松を薪にする作業をしていました。しばし焚き火にあたりながら台風19号の話などをして下山。途中で立ち寄った川中島の戦いで上杉の陣城跡と伝わる陣場平へ。我々がバイモの保護活動をしている場所です。満開は4月中旬からになります。

 妻女山展望台から望む善光寺平。この朝は川中島の戦いの時のような深い霧に包まれました。昼になっても残っていました。左に戸隠富士と呼ばれる高妻山。右に飯縄山。手前に長野オリンピックスタジアム。洪水で荒れた千曲川河川敷では、名産の長芋堀が盛んです。

 松代方面の眺望。左の松代PAの奥に見えるのが松代城跡。その奥に拙書でも紹介の奇妙山。右奥にはこれも掲載の根子岳と四阿山。まだ積雪はほとんどありませんね。年末までは暖冬のようです。

 土口水門から対岸の横田河原。厚さ2mほどの土砂が洪水で堆積しました。それを剥ぎ取って運び出し、次に川岸を浚渫して川幅を広げ、積み上げた土砂を運び出しています。Kさんの話では売れるのだそうです。奥は茶臼山。
千曲川の台風被害は、「ダム最優先・堤防強化二の次」の治水政策が招いた”人災”
【特別寄稿】台風19号で続出した堤防決壊の原因は!? 国交省が省益のためにダムを優先し、堤防強化を後回しにしたためという驚くべき真相!?

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする