どみねこにゃおん。

2011-05-28 16:15:56 | どみっさん

いろいろ書きたいことあったんですが、ここ数週間はまったくもって余裕がありませんでした。
良く考えたらその前からずっと余裕なんてなかったけど。

ふた月ほど前、どみっさんは過去にもなったことがある耳血腫を再発してしまったので、動物病院に通って投薬してもらってたんです。
前回と比べて症状は軽くて、早く対処できて良かったぁ、と一安心…と思いきや。

牛母が「どみっさんが妙に水をがぶ飲みするんだけど」と連絡をくれた時点で、これは非常にマズイ、と思ってはいました。

普段からどみっさんは主治医から言われてました。
心臓に毛が生えてる・・・んじゃなかった、「心臓の弁の一つが十分に動いてなくて肝臓に血液が逆流するから、肝臓に負担がかかってます。負荷をかけないように太らせないで下さい」、って。

そもそもデブ猫さんではなかったし、猫としては大きいほうだけどひょろりとした体型。
普段から食事には気を使ってきたし、おやつの習慣は無し。
水を飲む量と排泄には注意してました。
近年は老猫にありがちな便秘がひどくて、どみっさんのうん○が出ない事を思い悩んで牛まで便秘になりそうなくらい。
あまりに酷いと食べてももどしちゃうので、ここ1年はずっと実家に預けて、日中も家にいる牛母に見てもらってたのでした。

ここにきて突然の体調不良。
それまでとは比べ物にならない程水を飲むし、体重が激減。
腎臓?心臓?甲状腺?膵臓?肝臓?
とにかく必要なのは血液検査!

正直、牛は震災の時と同じくらい…それ以上に動揺してました。
だってどみっさん、今までは病気らしい病気はした事ないし、こんなに急激に体調崩した事なんて無いんだもん。
体重は一気にマイナス300g。
以前は4.5kgぐらい、徐々にコントロールしてようやく4.2kg程だったのに、そこから急に300も減ると、見た目でも抱いた重さでもはっきりわかります。

5月11日。
どみっさんを診てもらってる若林区のテッツ犬猫病院。
「心臓は大丈夫、腎臓も。肝機能も悪くは無い。だけど血糖値が高いですね。448。だから咽が渇いて水を飲みたいんですね。」

猫の血糖値は人間と違って変化が大きくて、興奮したりすると急激に上昇するんだそうです。
病院で診察台にあがるだけでも緊張してカキンと固まるタイプのどみッさん。
それでも去年の12月4日の血液検査では130だったのに。

5月18日、薬を飲ませて様子を見ても血糖値は下がるどころか500over。
「インスリンはじめましょう。」
先生が言うにはなるべく400以下に抑えたいので、これからインスリンの投与を始めて血糖値をコントロールするとのこと。
先生に、牛はとてもたくさん質問しました。

インスリンの打ち方は?時間は?タイミングは?
便秘については?
水分補給は?皮下注射の補水ってどんなの?
食事は?フードの種類は?
耳血腫の対処は?
心臓は?
今までの飲み薬は?

矢継ぎ早の質問に、考えつつもはっきりと答えてくれる先生。
ありがたや。

その後もどみっさんの衰弱っぷりは酷いものでした。
体重はさらに減って3.4kg。
日に1回1単位のインスリンでも血糖値は504。
20日に再度受診して、インスリンを朝晩2回の投与に。
3日間ほとんど何も食べなかったので、筋肉も落ちて骨と皮状態でガリガリに痩せてしまって、まるでからっぽの紙袋みたい。
ヨタヨタと歩いては座り込み、ぐったり横になると呼んでも顔を上げるのも辛そう。

牛の睡眠時間も4時間を切ってたと思います。
お願いだから食べて。戻さないで。
ムースタイプ、ペーストタイプのフード、これがダメなら猫用のミルクを買ってこよう、やぎミルクも高栄養価だよね?高たんぱくで糖質と脂質と炭水化物が低いもので、なるべく口にしやすいものを…猫の経口補水ってどうしたらいいんだろう?マグネシウムは避けなきゃいけないし。
人間用のOS-1とかじゃダメな気がするんだけど??
これ以上食べなかったら命にかかわる。
強制給餌?点滴?そんなの牛じゃ判断できないよ!

そうやって過ごした数日間。
朝、目を覚ますとどみっさんは自分でベットを降りてました。

歩いてる!…自分で食べてる!!!

どみねこ

お気に入りの窓辺に座って外を眺めるくらいには回復。
この画像だとあんまりわからないけど、実際はホネホネのガリガリなんですよ。
それにしても姿勢悪いですよねー、酷い猫背。
って、普通か。

だけどそれでも、血糖値はなかなか下がらず。
実家から牛宅に連れ帰り、1日おきに通院しては血糖値を確認。

日々、薬とインスリンは欠かせません。
それでも血糖値は500だの600だの、「モロボシダンの血圧じゃあるまいし!」とつっこみたくなる程です。
元々どみっさんは地球の調査に来ている宇宙人ですから、体調崩してモロボシダン並みになっても不思議じゃないのかもしれません。
どみっさんが恒点観測員何号なのかは知らないけど、このままじゃ母星から上司が来て帰還を促されてしまいます…。
(元ネタがわかる方のみニヤリとしてお楽しみください。)
体重も3.25kgでなかなか増えず。
牛のインスリンの打ちかたは問題ないか先生に見てもらったりして、朝2単位、夜2単位まで増量。

そして今日、28日。

先生:「やっと下がりましたねー!300台です。」
牛:「よかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(涙)」

嬉しさのあまり細かい数字忘れたけど;
猫の場合、300台で維持したいんだそうです。
さらにインスリンを増やしても一気に下がりすぎる可能性があるし、このままの量でもこの後上がってくるのだそうで、その上がってきたタイミングで増量を考えましょう、とのこと。

このまま落ち着いてくれるといいなぁ。
取り急ぎネットで療養食を購入。

た…高い;
尿路疾患でペーハーコントロール食の猫さんの話はよく聞くし、ショップに行くとペーコン食ならそこそこ売ってるんですが。
糖尿病用はこのロイヤルカナンの糖コントロールか、ヒルズのm/dだけ。
基本的に病院で販売してるので普通のショップではあんまり売ってません。
(仙台のダイエーに入ってるペットショップでは糖コントロールを置いてました。)

水分補給を兼ねてウェットフードを食べさせるようになったどみっさんには、サイエンスダイエットのm/d缶が欲しいけどどこにも売ってないので、これもネットで注文。

た、たたた高いッ!
24缶とはいえ…牛はどこまで自分の食費を削れば良いのですかっ?!
orz

かろうじて救われるのは、どみっさん、それほど好き嫌い無しに食べてくれるって事だな。
病院で糖コントロールのサンプルもらった時も、先生は「おいしくないので食べないんですよねー」なんて言ってたけど、どみっさんはカリポリと食べてくれたのでした。
さすが我が相棒。誇らしい。
こういう所、牛に似たんだなきっと(笑)

どみっさん、15歳と2ヶ月。
そりゃ確かにイイ歳だけど、20年生きる猫も珍しくはない昨今。
気づけばインプレッサwと同い年なわけですが、今までの受診歴をたどると10歳までは毎年の予防接種だけで、全くと言っていいほど病気では病院にかかってなかったんですよ。
車も犬猫も、10年越えるといろいろとメンテが必要になってくるって事ですかね。
だけど20歳までがんばって欲しいんだなぁ。

あ、カプセル怪獣ではミクラスがお気に入りでした。