室蘭 白鳥大橋

2009-03-01 00:44:28 | 旅行記

地球岬から36号線に戻って製鉄所の建造物を横目に少し走り、インプレッサwに給油しつつまもなく道の駅「みたら室蘭」に到着。

そういえば室蘭って鉄鋼の町なんですよね。
どうも牛の中では、地名としては身近だけど街そのものの印象が薄いんだけど、言われてみればそうだった。岩手の釜石と同じく、戦争末期に艦砲射撃をうけた街。

製鉄と炭鉱で栄えたところっていうのは、とにかく時代に翻弄される感が強い。
重要な資源を抱えたがために、戦時下は標的になり、石炭から石油への主要エネルギー代替後には世の中から忘れ去られてしまう。
地域の経済を潤す反面さまざまな負担もあっただろうに、まるで何事もなかったかのように。

世の中とか経済の仕組みというのは「そういうふうにできている」以上やむをえないし、だからこそ時代の流れに対応していく必要があるのも確かだけれど、積み重ねてきた歴史まで忘れ去るべきではないのだと。各地を旅するごとに思うことの一つです。
本当は歴史の片鱗をたどって、牛なりに心に留め置きたいんだけど、今回は滞在時間を多くは取れず…とても残念。

そんなときこそ道の駅ですよ。
「道の駅 みたら室蘭」は、かぎ状に突き出た半島の先をつなぐ「白鳥大橋」の記念館でもあります。
そう!橋ですよ橋!巨大な橋!
四国のしまなみ街道ぶりに大きな橋、渡っとかないと!

白鳥大橋はほんの10年前に作られた巨大な吊橋です。
東日本最大なんだとか。知らなかった。
この下をフェリーもタンカーも通るわけで、高さは54mもあるんだそうです。
いやー、渡る前からわくわくしちゃいますよ。

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道の駅の資料室で橋と室蘭の概要を学びつつ、窓から見える白鳥大橋を眺めてみる。
近くには風力発電の風車も。
観光には時期ハズレなだけあって閑散としてましたが、マップに道の駅スタンプを押して満足。
(スタンプラリー用のを手持ちの道路地図に押すのが牛的スタンプラリーなのです。)

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一見穏やかに見えますが外はものすごい強風で、風車ぐるぐる回ってます。ぐるぐる。
ああ、ルリヲが風車を回してたらどうしよう。
「風車男には首が無いんだよ。…首が無いんだ。」と歌い?ながら(北海道をドライブしつつ筋肉少女帯を聞く牛ならではの所業)、さていよいよ橋へ。
ルリヲ…じゃなかった、インプレッサw!行くぜ!

その高さ故、橋への道路はループ状になっています。
ぐるぐるまわっていよいよ橋へ…

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ぶ、ぶらぼ~!
こんな画像じゃスケールのでかさはわからないけど、とにかくデカくてよくわかんない位なんです(笑)
現代のつり橋ってすごい!鉄すごい!ワイヤーすごい!
建設当時、「世界で初めて」な技術を注ぎ込んで作られてるんですよ!
「橋梁としては世界で初めて地中連続壁併用逆巻剛体基礎工法を採用」って言われてもとにかくなんだかすごいのだとしか思えないけどw

急いでいたとはいえ、展望台へ行かなかったのは大失敗だったかも。
ま、渡ることに意義があるんですよ、橋ってのは。

この時点で14時ごろ。
道の駅には食事らしいものは無かったので昼食もとらず、とにかく走り続けます。