よし空を飛ぼう、そうしよう。 ~その2~

2008-07-10 01:59:05 | 

泉ヶ岳でパラグライダーが飛ぶのは、以前から牛も知ってました。
地元のヒトなら、晴れた日に訪れて、頭上を色とりどりのパラグライダーが飛んでいるのを目にした事があるのではないかと思います。

だけど、スクールとして運営してて、ライセンスが取得できて、モーターパラグライダー(エンジンが付いた巨大扇風機みたいのを背負って飛ぶやつ)もやってるなんて、知らなかったんですよ。
近頃ぐるぐる度数が低下していた牛。
泉ヶ岳かぜのおかパラグライダースクールを見つけたからには、一度は飛んでみないと。

さて、そんなわけでパラグライダーのタンデムフライトを体験させてもらうことになった牛。

準備OK、インストラクターのYさんと共に、いざっ、テイクオーーーフっ!
(キリン淡麗グリーンラベル「イインダヨ!グリーンダヨ!」のCM風)

うっひょぉぉぉ~~~!
Flight
********↑牛の足****↑

とっ飛んでるっ!飛んでるよ!
上の画像で、牛の右つま先の上に見えるのが、スキー場手前の覆道。
この道路を行く2輪が、米粒みたいに小さく見えます。

すごい!すごいすごいすごい!
これってエンジンついてないんだよ?!
風と重力だけで飛んでるんだよ!!
なんてシンプルなんだろう!
エンジンには夢がある。だけど、エンジンがなくたって!
ああ、乗り物ってすばらしい!
人の夢ってすばらしい!!

牛は、ひたすら感動するばかり。
何かしようと思うと、まるで試されるみたいに、何度も遠回りしなきゃいけない事がある。
やっぱり空は遠いのだと、ひとりっきりでヘコんでた事もあった。
その代わりに馬に乗るようになったのは、決して間違いではなかったけれど、馬の背に乗ってなお、牛はいつも空を見上げてた。
その気になれば、車だってバイクだって馬だってとべるんだと牛は学んできたけれど、やっぱり「跳ぶ」だけじゃなくて「飛んで」みたいじゃない。

さて、実は牛、Xactiを首からぶらさげて飛んだんですよ。
hamから貸与されてそのまんまだったけど、やっぱり借りたからにはご報告しないとね。
サンキュゥham!まだ借りとくねw
まずは「は~」とか「ほ~」とか「へ~」とか、「すごーい」とか、そんな事しか言えなくなってる牛をば。

モウね、大満足だったんですよ。
ぜんぜん怖くなかったし、むちゃくちゃ面白くてたまらなかった。
これもYさんのおかげですよ。
当日、初めてお会いしたとは思えないくらい、牛はリラックスして楽しませていただいたんです。

にもかかわらず。

それだけでは終わらなかった。
この日、コンディションはものすごぅく良かったらしくって。
牛、まさかこんな目にあえるとは思いもしなかったんです。
もしかして、飛ぶ前に、飛行機話だのラリー話だの北海道話をしまくってたせいでしょうか。
うれしくてぎゃーぎゃー騒ぐ牛の鳴き声を聞きたい方だけご覧ください(笑)
あ、酔わないようにご注意を。


…こんな事、いつもできるワケじゃないですよ。
たまたま条件がよくって、たまたま牛が物好きだっただけで。
加えて、たまたまインストラクターの方が、すごいヒトで、ものすごくサービスしてくれたって事ですよ。
嗚呼、こんな出会いとこんな経験に感謝!

牛はこのまま、ずっと飛んでいたかった。
どこまでもどこまでもどこまでも、飛んでいたかった。

だがしかーしっ!
牛は重大な過ちを犯していたことに気づくのに、時間はかからなかった!
そう。
この後しばらくして、「あれ?」と思ったんです。
「いやいや、気のせいだよ」と思ったんです。
「もしかして?」
「だけどそんな。」
「あ、やっぱり?」
「そうか…そうだよね…。」
「あああなぜに牛って…」

牛:「あの、ちょっと気持ち悪くなってきました。」

そう。
牛、そういえばそうだった。
バスに乗ると、ギアチェンジ3回でバス酔いになるという。
エレベーターでも酔うという。
ビルの高層で地震を感じると、怖いより先に気持ち悪くなるという。

超乗り物酔いしやすい体質だったということをすっかり忘れていた牛は、もちろん「酔い止め薬トラベルミン ドリンクタイプ うめ味 (株式会社エーザイ)」を飲むことなんて全然考えていなかったのであった。。。

結果。
その後まもなく、ゆっくりと降下してもらい、空中から○○を散布する事無く、無事地上に降り立つことになったのでした…。
(当然、すぐに降りられるわけもなく、しばらくの間、唾液の分泌の激しさと咽喉の奥に感じる身体の反応を、じっくりと味わうことになったのだった。)

そ、それでも、すごく楽しかったんですよぉ…
しばらくの間、座り込んで動けなかったケド。。。