整骨院通いが疎かになっていたのは確かだった。
バイクに乗るにもメットの重さが首に感じられる日々。
肩にも何かが棲みついている。
そろそろマズいかなぁと思ってはいたのだが、残業三昧の毎日は、牛の喜びを「会社のデスクで『デリーナ』のちくわパンにマヨネーズをさらに追加してこっそり食べること」という程度におとしめていたのだった。
今朝も、微妙に寝坊して、あわただしく用意してバイクに飛び乗ったんだった。
昨日の夜ガソリンを満タンにして、重くなったジィさんがふらついたのを、言われてみればとっさに支えた気もする。
走ってる間も、なんだか右下腹部が苦しいかなぁ?また憩室炎再発したらイヤだなぁ、今日は早く帰ろう、とかなんとか考えてただけだった。
そのまま会社について、ロッカーの前でチャップスを脱いだときだった。
あれ?
腰が痛い?かな?
気のせいか。いや、気のせいじゃないかも。
すごく痛いわけじゃないけど、姿勢の制御が困難だ。
まぁいいや、もう時間だしとりあえず席へ…と思ったら、席に座るにも痛い。
ゆっくりとかがんでストレッチしてみるも、改善せず。
結果、昼前には結構な痛みで仕事どころではなくなってきたのでした。
なんだろー。別に何もしてないよなー。おかしいなー。
炎症おきてるみたいだから冷やさなくちゃ。
何か冷やすもの…無いよそんなの。何か流用できるものはないだろうか。。。
必死に考える牛。
「冒険野郎マクガイバー」だったらこんな時どうするだろうか。
マクガイバーって、なんだかんだ言って結構都合のいい状況に置かれるよなぁ。
そうだ!
バックの中にウナ○ーワクールが入ってるはず!
こないださおりんと、ランチにお蕎麦食べに行った帰りに、ダルマ薬局で買ったやつ。
カンフルとメントールが含まれてるはずだから、(多少は)クールダウンできるんじゃなかろうか!リドカインには本来の麻酔作用を期待しよう!
(注:ウナ○ーワクールは腰痛には効きません。あくまでも牛個人が、痛みを回避するための妄想による効果として「気休め」という作用を期待したものです。…でもちょっとだけ理にかなってるんじゃないかと…)
痛みをこらえつつ、ロッカーからウナ○ーワクールを持ち出し、トイレに入って、腰に塗り広げる牛。
腰痛にかゆみ止め…さすがに笑えました。トイレの個室からもれる笑い声に、通りかかった人は何を思うでしょうか。。。
そんなトイレの個室の中で、やっぱり動けるうちに早退しようと決意してみた。
一番つらいのは身体を伸ばしたりかがんだりする動作。
一度姿勢を定めてしまえばなんとかなるかもと思いそのままバイクで移動を決意しつつも、チャップスのファスナーを自力では上げられず、通りかかった社内の人に上げてもらう始末。
そして、なぜかこういう時に限って、ほぼ信号無視で交差点に進入してくる右折車に遭遇したりするんだな。うう。無理させんでくれ。
例によって赤メガネ氏に頼ることに相成ったわけだが、背中にべったりとテーピングを貼られた牛に、彼が帰り際に放った言葉。
「明らかにぎっくり腰ですから。」
腰痛なのに耳が痛いよママン…orz
ていうワケでその後、月曜日にツーリングに行く予定が、日曜日に繰り上がったのでそれまで治してもらうことにする。
東洋医学の力量を遺憾無く見せ付けていただこうじゃないか。
ひとつよろしくお願いしますよ。センセイ。