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きまぐれ更新

医療機関の発電設備について

2011-03-21 19:52:20 | にっき

今日は電気設備の法定点検があり、全館発電機のみによる運用となった。輪番停電で医療機関は発電機を持っているので問題ないと報道されていますが、本当にそうなのでしょうか?

陽の光がはいってますのでわかりにくいのですが、非常電源下では薄暗くなります。夜になればその明かりは医療をするためには不向きな明るさです。

さて、発電機ってどこにあるのでしょうか?地下だと本気で思ってたのですが、私が働いている病院は上にあります。

屋上にヘリポートがあるのですが、この下にあるそうです。

つーか、柵がなくて怖いんですけど、、、(皆さん知ってのとおり高所恐怖症)

かなり高温でボイラー運転中でした。なんか本気で怖いんですけど。普通の医療機関はここまで大きなものはさすがに備えてなくてもっともっと小さいものだそうです。大きすぎて無駄扱いされたとかなんとか。

で、燃料で動いてるわけですので、燃料が尽きれば発電はできません。燃料満タン状態で電気をフルに使用した場合で1日程度、生命維持を重点において動かした場合は3日程度だそうです。つまり、診断、治療をすれば極端に発電機で補える電力は少なくなり、電力使用用途を絞って電力消費を抑えれば使える時間は長くなります。

輪番停電下の医療機関では診療も絞られているはずで、生命維持には支障はないと思いますが、診断や治療は障害になっているはず。まして、手術を途中で止めれないので、停電の時間を見越して手術枠を決めたりとかご苦労されているはずです。また、この発電にかかる費用は当然医療機関がかぶるはずなのでこのあたり国は考慮があるのでしょうか?

そして、サーバにUPSを積んでいても立ち上がらない、基板が死んだなどお決まりの障害が、、、今、帰ってきちゃいましたがMRIが立ち上がらず現在復旧中。こんなのもご苦労されているのではないでしょうか。病院は電気製品だらけで水道ひとつにとってもセンサー式で電気が止まると水が出ないといっかこともあります。また、診断や治療ひとつにとってもたくさんの電気を消費します。医療機関は発電設備があっても生命維持への重点的運用しかできないということです。

災害地域やその周辺で医療機関にかかられる方はそのあたりも考慮しないといけないかもしれません。停電時間帯に診療が止まるのは、医療機関の都合ではなく本当に無理なことであると考えられます。

今日はいろんなことを考えさせられました。もう降りてよい???(←へっぴり腰)

ちなみに、何が電気喰うの?って話なのですが、放射線関係も電力量喰いますが空調関係の占める割合が高いとのこと。暖めるのは電気以外の代替方法があるのですが、冷やすほうは電気による依存が高いので桁違いになるそうです。

コメント
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