萬福寺の開ばん（魚ほう）

日々の行事や儀式の始まりを知らせる
鳴り物で、斎堂（食堂）前に吊るされて
います。魚のように目を見開き修行を
しなさいという意味らしい。

萬福寺の巡照板

山内五ヶ所に「巡照板」があり、当番の
僧が叩いてまわり、起床の時を告げる。この時
謹白大衆キンベダーチョン　生死事大センス
スーダ　無常迅速ウーチャンシンソ各宜覚醒
コーギシンキョ　慎勿放逸シンウファ－ンイと
修行僧の自覚を促す韻文が、唐音で高らかに
唱えられる。主な意味は　「時間はとどまることなく
経過してゆく。そのことに早く気づいて、修行に
励もう」。

萬福寺境内

萬福寺の境内は、しいんと静かで、殆ど
松ノ木が植えられています。