担任のL老師の粋な計らいで、今日は授業はなしで班全員で中山公園にお花見に行くことになりました。
集合は学校の正門前に9:30と言う事でしたが、出発できたのは50分頃です。
こんな時にはいつも日本人の時間に対する習慣をすごいなぁ!と思ってしまいます。
【中山公園】
西に旧市街地、東に新市街地と、ちょうど市の南中央部を分ける位置に中山公園がある。2万本もの桜の木がある中国有数の桜の名所だ。1900年代初頭に日本が植えたことが始まりといわれる。東京・豊島区生まれのソメイヨシノも2000本ほど咲き誇り、4月になると「春季園遊会・桜祭」が開催。中国で「桜」に関連するイベントを催している公園は珍しく、国家1級の公園として位置づけられている。
中山公園正門前。 ここでは直接きた日本人同学が待っていましたが、なかなか到着しない私たちを心配して電話がかかってきました。(彼は遅れるといけないのでタクシーで来たそうです)
ここでもなかなか到着しない一人を待ってずいぶん時間を費やしました。
週末でもないのに、沢山のお花見客です。 団体客が随分いるようでした。
日曜日には20万人の来園があったそうですが、中国人もお花見の習慣が付いたのでしょうか。
正門近くの広場。 噴水が上がっていたらよかったなぁ!
まさしくソメイヨシノです。 でも、もう満開はすぎたのでしょう、葉桜になりかけています。
日曜日には二分咲きだと聞いたのですが、「櫻はパッと咲いて、パッと散る」の言葉通り、早かったり遅かったりで、最高の櫻を見るのはなかなか難しいです。
これは新しく植えられた木でしょうか、木の周りにビオラが綺麗に植えられていました。
遠くにテレビ塔が見えます。 なかなか良い構図!(自画自賛)
お花見と言っても、日本と違って木の下で飲めや歌えの宴会はありません。
ツアー観光客や、地元の家族連れや老夫婦が、桜の花を見てただそぞろ歩いているのです。
園内には桜以外にも沢山の花が咲いていました。
連翹、杏、木蓮、ハナズホウ、蕾を付けたバラなど・・・。
特に連翹は春一番に咲いて、咲き続けるので中国人には好まれているようで、あちこちに植えられています。
しか、もこの様に色んな形に仕立ててありました。
そして私の大好きな椿の花も・・・隅の方でひっそりと咲いていました。(雨が全く降らないので葉っぱが汚れていて可哀そう!)
やはり櫻は素敵です! 何とも言えない絶妙な風情、あるかなしかの香り・・・、日本人の心。
見つめていると何だか優しい気持ちになってくる・・・・不思議な感じ!
中国の公園では必ずこの様に歌っている人や楽器を演奏している人、踊っている人が居ます。
彼女は拡声器を持って歌っているので、辺り中に歌声が響いていました。
聴いている人も歌っている人も皆大らかです。 楽しいですね!
櫻見物に疲れた人はプラタナスの木陰?で一休み。
私たちも公園内を一通り見物し、暫く休憩して(私が握って行ったおにぎりを一つづつ食べて)、皆は昼食を食べに行きましたが、私は残念ながら午後から二胡の練習があり、夕方からは補導があるので一人で先に帰りました。
バス停まで歩いて行く途中の街路樹に、公園にはなかった満開の八重桜を見つけました。。
とても綺麗なピンクで可愛い! 枝垂桜も見たいけど時期が違いますね。
今年はお花見ができたので大満足です。
中国の新学期は春ではありませんので気分は違いますが、「一年の計は春にあり」で、良い年になりそうな予感です。
先生の粋なはからいは価値があったと確信しています。
大連では桜の名所が遠かったので早すぎたり遅すぎたりで、中国の桜を堪能することが出来ませんでした。
大連にも中山公園があってそこの櫻も素晴らしいと知ったのは櫻の季節が終わってからでした。
中国では租借時代に、ロシアはアカシア、ドイツはプラタナス、日本は櫻と独自の国の木を移植したようですが、私は日本の桜に誇りを感じています。