mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

終わりよければ全て好し!?

2014-05-24 09:52:07 | 旅行

皆さま、お久しぶりです!  今朝無事に宿舎に帰って来ました


予定では、昨日青島に帰り着くはずでしたが・・

帰青島は今日の早朝3時過ぎ・・寄宿舎は4時頃になっていました

 

何故か・・・・?

私の心配していた通り、昨日の新幹線の切符が皆、満席だったのです

帰り着くまでには、私たちならではの物語がありますので

先ずはそのお話からしたいと思います

 

私たちは予定通り・・大同を8時丁度の長距離バスで北京に向かいました

その途中の模様は後日投稿することにして・・


バスは予定通り午後1時に北京六里桥长途汽车站に到着しました

ここから地下鉄で新幹線(动车)の停まる北京南駅に向かいます


北京の地下鉄もとても入り組んでいて・・南駅にも一度乗り換えて行かなくてはいけません
案内書の女性がとても親切で・・・・乗り換え駅をメモして渡してくれました 




ウィークデイと言えども、流石、北京です

切符売り場には大勢の人が並んでいます・・近くにいた女性係員に新幹線の窓口を尋ねると

長蛇の列の先頭に連れて行ってくれ(老人優遇制度)、係員に私たちの話を聴くように言ってくれました


案の定、切符は売り切れです!

夫は困り果て・・旅行社に行って飛行機の切符が無いかと尋ねてみると言います


旅行社の入っている大きなホテルを見つけ・・急いで夫に行って貰います

私は・・・きっと飛行機も売り切れていると思っていたので、足が重いのです


いつもは慎重すぎるほど慎重な夫が、今回の旅行の帰りの切符の手配を怠りました

私は何度か手配しておいた方が良いと言ったのですが・・

帰りの時間が何時になるか分からないの一点張りで取り合ってくれません

旅行のことは全て夫任せですし・・・その時も新幹線の切符が無くても何とかなるだろうと考えていたのです

新幹線も飛行機も無理だと分かった時点で・・夫は北京に1泊することを考えていたようでしたが

私はできるだけの努力をしてだめならそれも仕方がないだろうけれど・・途中で諦めることはよくないと思い

普通列車の停まる西駅に向かいました・・・が、夜行寝台も普通席もないとのことです


夫は少し落ち着いて考えようと・・・食堂に入り开封灌汤包kaifeng guantangbaoと言う小笼包に似た食べ物を食べながら

大学のL老師に電話をします


と言うのは・・中間考査の後、すぐに行われることになっていた留学生汉语比赛が今日に延期になっていたのです

旅行の方が先に決まっていたので、断っても好かったのですが・・なかなか出場者が居なくて

夫が断ると、大学が困ったことになるのでした


普段から「自分ができるだけのことをして、助けを求めれば必ず一番良い方法を示して頂ける」と信じている私は

困難な時には考えられる限りの努力をすることにしています


大学と連絡がついて・・今の状況を説明した夫は少し落ち着いたようでした

私は長距離バスがあるような感じがしましたので

夫と、振出しの長距離バスセンターへ戻りましたが・・バスも満席とのことで、私も北京に1泊もやむを得ないかと思いました


すると・・・突然、一人の女性が近づいてきて、「4時半発の青島行のバスがあるが乗らないか?」と言うのです

えっ?今、席が無いと断られたばかりなのよ!

女性は続けて「一人300元、二人で600元よ!」と言うので、「500元ならいいよ!」と、500元で乗ることにしました

私は直観で動く人なので・・こうなると夫は何も言えません


何も分からない状況です

どうして誘いに乗る気になったのか・・・


訳の分からないまま・・・バスに乗れる所まで送ってくれると言う男性の車に乗せられます

所が、この男性が又、訳の分からないことを言いだします

「自分は今、バスを追っかけている、100元上乗せして600元払え!」


私たちはちゃんとさっきの女性と交渉をして決めたことです

しかし、中国ではよくあることなのです

この男性が自分の分を100元よこせ!と言っているのです


もし、断ると・・きっとバスに乗れないでしょう

値切った分の100元・・彼に渡すことにしました


バスが来るまでしばらく待ちましたが・・バスが来て驚き!

夫が男性と立ち話をしている時に・・「寝台バスらしいよ!」と言っていたのですが・・・

 

あちこちに旅行をしましたが・・中国でこんなバスを見たのは初めてです

 2段ベッドが3列並んでいます

夫は左端、私は真ん中でゆっくり安心して休むことができました


食事休憩で停まったパーキングで・・隣に別の青島行のバスが停まりました

よく見ると、普通座席です・・・これをギリギリに倒して寝て帰るのでしょう

もしかしたら・・これが私たちが乗れなかったバスかも!?


「人間万事、塞翁が馬」と、言います

どんな事でも、最後まであきらめずに頑張ってみる必要があるのでしょう



最後に・・・青島行とは聞いていたものの、青島のどこで下されるのか全く聞いていませんでした

ぐっすり眠っていた夫と私・・・終点だと下ろされたのは、青島の正規の四方長距離バスセンターです


3時過ぎだと言うのに、タクシー運転手が待ち構えていて・・タクシーに乗せられ

初めは「メーターで走る!」と、言ってたにも関わらず、行き先を「青島大学」と言うと・・安いと思ったのでしょう

「70元で行くよ、どうか?」と言うのです

もう、乗ってしまっているのです・・こうなったら話になりません

「はい、70元でお願いします!」・・・最後は何でもお金の中国です


しかし、部屋に帰り4時から7時までゆっくり休み

シャワーを浴びて、夫は9時半過ぎに会場のテレビ局に出かけて行きました


“只要结果好,一切都好” 
「終わり好ければ全て好し」を実感したことでした


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お帰りなさい。 (ららおとめ)
2014-05-24 16:19:56
無事に戻られて、何よりでした。
また、旅行記、楽しみにしています。
ハプニングも、後になると楽しい思い出話になりますよね。

何でも、お金、、、よくありますね。
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Unknown (junqxmyuma)
2014-05-24 16:33:52
無事に戻られて何よりです。
旅行記楽しみにしてますね。

何でもお金、確かに(笑)
経験済みですm(._.)m
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ららおとめ様 (モコポリ)
2014-05-24 19:47:23
宿舎に戻ってホッとしています
確かに、ハプニングは強烈であるほど後になると楽しい思い出話になります

今回は夫の好い経験になったと思います

まだまだハプニングは続きます(笑)
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junqxmyuma様 (モコポリ)
2014-05-24 19:58:58
今回は夫が余裕のある日程を組んでくれましたので
ゆったり気分を楽しめました

10年も中国で生活されていれば色んな経験をなさったでしょうね
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