mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

行って来ました~! ハルピン!! 「氷祭り」!!!  ①

2009-01-23 20:25:21 | Weblog
中国は本当に何が起こるか、分からない国です。
旅行を計画しても、切符が手に入るかどうかも分からないのです。
今回は特に「春節」と重なり、大移動が始まった時でしたから尚更でした。
ともかく、色んな人の助けにより往復の切符が手に入りました。

19日20:48発の夜行寝台車で出発、「ハルピン」には翌朝6時過ぎに到着しました。夫が身体を気遣って一等寝台にしてくれましたので、ゆっくり休む事ができました。
驚いた事に、プラットホームまで夫のペンフレンドだった中国人二人が出迎えてくれていたのです。 20年ほど前にほんの少しの間文通をしただけの友達です。

是がこの後の劇的なドラマの幕開けでした。
薄暗い中、まず、お二人の友人が運転する車で朝食を食べに行きます。(勿論支払いは彼等)
そして、午後1時にまた迎えに来るのでゆっくりホテルで休んで居て下さいと、ホテルまで送り届けて下さいます。

訳が分からぬまま、一休みし、昼前にホテルの近辺を散策します。
ハルピンは大連とは又違った感じの街です。ロシアとの国境沿いに在る所為でロシアの影響を強く受けている感じです。(「地球の歩き方」によると『東方のモスクワ』、『東方のパリ』と呼ばれているそうです)

近くに大きな河(川幅が広島の大田川の何倍もあろうかと思える)が在るので行ってみると、何と河は全て凍っていて、大勢の人が橇やスケートで興じています。
土手の周りには露天が出ており、色んな商品を手にした中国人が来る人来る人に物を売りつけようと試みています。 中国ではどこに行っても同じ事が起こります。
ですから「不要!(ブゥヤオ)=要らない」と言う言葉は覚えておく必要があります。

軽く昼食を済ませ、迎えの車で何処かへ向います。
夫と同行の中国人学生の李さんとで計画を立てて来ていたのですが・・・・・。
私達夫婦と順子、李さんは今から何処へ行くのかしら???
あまり小さなことは気にしない夫、「まぁ、良いじゃないか!」と、暢気顔で座っています。
車を降りて行った男性がなかなか帰って来ないので、「ねぇ、あなたちょっと行ってみたら?」と促しました。
帰ってきた夫は「丁度良いところに行ったよ!氷祭りの入場券の交渉中だったので、申し訳ないので私が直ぐに払った。行ってよかった!」と言います。
今から氷祭りの会場に向う所だったのです。

着いた所は「太陽島公園」、「氷祭り」の会場の一つです。
此処は「札幌雪祭り」(行った事はありませんが)と同じように、雪を固めて彫刻を施した物が広大な公園の中に沢山あります。色んなサンタさんや広大な建物、可愛い子ども達や、綺麗な女性・・・。 各国から来て作るらしく、フィンランドの物が一番多かったように思います。
日本の様に至れり尽くせりの案内やパンフレットはありませんので、詳しい事は分かりませんが、小雪がちらつく零下10数度の中、3時間以上散策します。

その後一行は夕飯へ・・・。  そこで初めて分かりました。
駅に迎えに来てくださったお二人は男性は史さん、女性は陸さんと言われ、史さんは弁護士さんだそうです。
まだ不思議な男性が一人居るのですが、友人とだけで詳しく紹介もされず、黙々と私達の運転手を引き受けてくれています。

多分此処は史さんのお馴染みの店らしく、店のことを色々説明をしてくれます。
お店の中に沢山の植木があって、ジャングルの中のお店のようです。
食事が続々と運ばれてきます。夫が「私達日本人は少食ですので・・・。」と言っても、「是が此処のもてなし方なので」と、凄い量のお皿が並びます。
ここでも料理のトウモロコシがとても美味しかったので、「ハオチー!」を連発!
すると直ぐにお店に頼んでお土産にと、一箱お持ち帰りです!!!

夕食後、男性二人は用があったのか、陸さん一人でメインの「大世界会場」を案内して下さいます。
一歩会場に足を踏み入れて「わぁ~!!!!!!!!!」これ以上の言葉はありません。
広い会場一面に氷の建造物が並んでいます。しかも色取り取りに輝いているのです。
しばし現実を離れて幻想の世界を彷徨いました。
しかし、時折現実に引き戻される重大な事が・・・・!!!
足腰の弱っている私は足を滑らせ転んでしまうのです。 どんなに注意をして歩いても私だけが「ステンコロリン」 最後には後ろ頭を強く打ち、こぶが出来ました。
会場を出るまで誰もが私を気遣って手を差し伸べて助けてくれます。
十分に堪能した所に迎えの車です。

長い道のり、ホテル迄送り届けてくださり、「明日は自由に市内を観光して下さい。
明後日の朝、又迎えに来ます。」と帰って行かれます。

只、「ハルピンに遊びに行きます」と、お知らせしていただけなのです。
そう、帰りの切符の手配を厚かましくも御願いしました。
それなのに、早朝から迎えてくださり、車で案内して頂き、お食事までご馳走になりました。
授業で学んだ中国人の「熱情(ルァチン」を肌で感じる事の出来た素晴らしい一日でした。

「熱情劇場」一幕の終わりです。






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