EVのスピーカー、SX300ツイーター死にジャンク品検証。
一本はドライバーDH3ごと無し。もう一本はツイーターが鳴らない。分解してネットワーク基板を見るとツイーター保護のポリスイッチが破裂して煤けている。
この部品は一種のヒューズのようなモンである温度以上になると断線してスピーカーを破損から守るもの。
加えてやはりツイーター保護のためのセメント抵抗が基板側ではなくて部品側の根元から片方外れている。
(以前ライブ中、BOSE101というコンパクトスピーカーから煙が出た。後で調べると、このスピーカーは保護回路として基板上にランプがついていて点灯することで過電流を逃がして保護している。
その熱で中のダンパー材に引火しようだ。加えてセメント抵抗も焦げていた。こんな散々な目にあってもスピーカーユニット自体は生きていた。おそるべし保護回路。一個何十円、何百円の部品で数万円のスピーカーを破損から保護してくれる。ありがたや。)
とりあえずポリスイッチを基板から外し、規格を確認。ジャンパー線で回路を直付けしてセメント抵抗を再接着する。
と、何事も無くSX300の例のあの音で鳴っている。で もう片方のドライバー、抵抗、ポリスイッチを購入&交換。
で、ついでにS200のほう。このスピーカーは入力端子がPHONEのみで使いづらいことからスピコンやらキャノンに交換して使用のパターンが多い。
その際はホールソーなどで穴を広げて取り付けるわけだが、ボルト止めのあとナット固定材やらあらかじめ取り付ける端子の隙間塞ぎをしておかないと
端子から空気が漏れてびびる。
以前BOSE101端子交換の際にエライ目にあってしまった。スピーカーは振動するのが商売なもんで部品ひとつでも固定に隙があると共振する。
BOSE101のときは、ホットボンドで端子の隙間を埋めることでやっと空気漏れによる共振がなくなった。
この原因究明と対策にかかる時間と労力はバカにならない。
S200は素直にスピコンorキャノンーPHONEの変換を作って使うことにする。接触不良が出たらそのとき考えることにする。