凡凡「趣味の玉手箱」

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海抜5072mに鉄道レール

2005-08-25 20:39:21 | 中国知っ得情報
07年に中国の観光名所が一ヶ所増えそうだ。旅行会社はこれから、ツアー「チベットを鉄道で行く」等を企画するかもしれない。また一つ中国旅行の楽しみが増える。

日本経済新聞8月25日夕刊と読売新聞8月26日朝刊に以下の記事が載っていました。

世界の屋根と呼ばれる中国チベット自治区で海抜5072mに位置する安多県・唐古拉山口に24日鉄道レールの敷設が終了した。

これはチベット発の鉄道として建設中の「青蔵鉄道」である。この鉄道は青海省ゴルムドとチベット自治区ラサ間の全長1142キロを結び、両区間の境のタングラ峠はが海抜5072m。

平均海抜は約4500mで高山病対策の酸素吸入器も取り付けられる。

青蔵鉄道一帯はチベットガゼルや野生ヤクなどの珍種が生息し、1000種類以上の薬草が生える自然の宝庫という。

関係当局によると、湖で子を産むカモシカの通り道を確保するため、計32ヶ所の高架を設けるなどの措置をとったという。

自然環境保護に投じた資金は当初総工費の約8%を占める20億元(約280億円)に達している。

雷年中に貨物列車を走らせ、07年7月には客車も開通する見通し。

鉄道が走行する場所としては世界最高所となり、唐古拉山駅は海抜5068mで、世界で最も高い場所に位置する駅となる。

因みにこれまでの記録は1869年に南米ペルーに建設された鉄道の海抜4817m。


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