凡凡「趣味の玉手箱」

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少数民族「ハニ族」

2007-06-23 18:58:04 | 中国知っ得情報
「雲南の少女 ルオマの初恋」に主演している女優、リー・ミン(李敏)さんが前田知恵さんからインタビューを受けていました。6月11日に放送されたNHK3チャンネルのテレビ中国語会話においてです。

リー・ミンさんはハニ族の女優さんで、16歳の時に1500人の少女の中から監督の目にとまって女優となり、「雲南の少女 ルオマの初恋」の主演に抜擢されました。

インタビューで前田さんの“ハニ族の生活や文化についての良い点について教えて下さい”との問いに対して、リー・ミンさんは次のように答えられていました。
「ハニ族は棚田を中心に朝、太陽が昇ると田んぼに出て働き始め、太陽が沈むと家に帰って行きます。この生活が毎日繰り返されます。ハニ族の女性は、働き者で高望みしません。現状に満足して生活しているのです。
ハニ族の人たちは、他人に対して誠実です。どこの家を訪ねても、ハニ族の人たちはこぼれる笑顔で、真心のこもった挨拶をします。そこを訪ねた人は、まるで都会から遠く離れた清らかな浄土にいるような錯覚を覚えるでしょう」

そして、彼女は続けて言いました。「私は、いつまでもハニ族の誇りを持ち続けたいのです。そして映画を通して、できる範囲で世界の人々に、中国の片隅にこのような民族もいるのだということを知ってもらいたいのです」

心温まる良いインタビューでした。雲南省といえば日本人のルーツ説も一部にはありますね。日本人に失われているものをハニ族が持っているような気がします。

さて、ハニ族は雲南省のどこに住んでいるのか調べてみました。ハニ族は主としてシーサンパンナ・タイ族自治州という雲南省の南端にあるラオスとミャンマーに国境を設置しているところに住んでいるようです。もちろん、多くの少数民族が暮らす雲南省でも生活しているのでしょう。

シーサンパンナの地図と民族の紹介は週刊「中国悠遊紀行」の22巻「シーサンパンナ」に掲載されていたものです。
シーサンパンナのツアーもあるようです。個人旅行はおそらく難しいでしょうから、ツアーでたずねてリー・ミンさんの話をハニ族の人にしてあげたいものです。それには中国語を勉強せねば・・・ちょっと無理ですね。ならば、NHKのこの番組の写真を撮っておいてそれを見せてあげたいと思います。
その前に、この映画が日本で公開されるのであれば是非とも見に行きたいと思っています。インタビューは日本で行われたと仮定すれば、映画の宣伝も兼ねて来日していると思われますので、おそらくこの映画は日本で公開されるのでしょう。


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