十八史略を読む-Ⅲー142-北魏3-北魏の分裂
胡太后はわが子孝明帝と対立し、ついにこれを毒殺した。北鎮の実力者爾朱栄(じしゅえい)は、高歓のすすめによって挙兵し、洛陽を占領して胡太后の一党をことごとく殺した。
やがて爾朱栄が暗殺されると、将軍の高歓と宇文泰(うぶんたい)とが、それぞれに皇帝を奉じて洛陽と長安とに拠り、北魏は149年にして東魏・西魏の両王朝に分裂したのである。
「十八史略 Ⅲ 梟雄の系譜 :徳間書店、奥平卓、和田武司訳、1987年7月七刷」から
胡太后はわが子孝明帝と対立し、ついにこれを毒殺した。北鎮の実力者爾朱栄(じしゅえい)は、高歓のすすめによって挙兵し、洛陽を占領して胡太后の一党をことごとく殺した。
やがて爾朱栄が暗殺されると、将軍の高歓と宇文泰(うぶんたい)とが、それぞれに皇帝を奉じて洛陽と長安とに拠り、北魏は149年にして東魏・西魏の両王朝に分裂したのである。
「十八史略 Ⅲ 梟雄の系譜 :徳間書店、奥平卓、和田武司訳、1987年7月七刷」から