
8月1日から3年間で6.7%の生活保護費の引下げが実施されました。食費・光熱
費など生活費そのものの引下げです。生活保護の受給者の96%が引下げとなり
、子どもが多い世帯ほど削減額が大きくなるとんでもないものです。そして基準
の引下げは、地方税、介護保険料、就学援助など幅広い市民県民生活の基準が引
下げられることにつながります。消費税増税を計画しながら、更に容赦なく生活
の切り下げをねらう安倍政権の暴走を許せません。

生活保護受給者は、特に近年増え、今年7月では昨年より500名以上多い、
7514人。当事者を支援しようと、弁護士や司法書士の北陸生活保護支援ネッ
ト石川と県社保協が行動にたちあがりました。17日は全国的にも行動が行わ
れました。この日「生活保護引下げの取り消し求める不服審査請求」の77名
の書面をもって、約30名の受給者の皆さんが、ケースワーカーと一緒に
県庁をおとずれ、担当課長に「よろしくお願いします」と提出しました。

申請後の記者会見です。「月1000円の引下げは困ります。たまには美味しい
もの食べたいです」。「制度のお蔭で、これまで生きてこられ、感謝していま
す。でも底辺の人間にとって、高い野菜でなく、18円、19円のモヤシで野菜炒
めでしのげます。月末近くになると小銭入れにわずか、1円足りなくて買えな
いことも。10キロのお米もあと2日分しかないと、計りで10等分して、おかゆで
食べるんです。18円のモヤシに目が届く政治をしてほしいです」の訴えには多
くの拍手。社会保障改悪の先兵として打ち出された保護基準引下げに怒りの声
です。佐藤県議も同席し、皆さんを激励しました。