goo blog サービス終了のお知らせ 

こんにちは亀さんです

住民の願いが政治に届くようにと日本共産党石川1区(金沢市内)で活動しています。

ノボシビルスク点描

2014-09-27 06:25:10 | 日記

ノボシビルスクは、ロシアの中央部に位置し、日本から5000-6000

キロ離れているでしょうか?オビ川の沿岸にある150万人をこす大都市

です。実は15-6年ぶりの訪問、今回泊まったホテルも名前は変わっ

ていましたが同じホテルでした。

ノボシビルスクは、交通の要所でもあり、東西南北のいろんな民族が

移動交流する地点。駅前では、中国・韓国からの衣類・鞄類を販売する

臨時のスーパーあり、懐かしいクワス(大麦?からつくる飲料水、一杯

10円ぐらい)あり、楽器演奏で客を呼ぼうとする人、自宅の野菜・

つけものを販売するおばちゃんたちの姿。構内には、南部へ移動する

アジア系の顔立ちの集団が列車を待っています。

街並みを散策すると、大広場にはレーニン像が歓迎してくれています。

後ろには、国立オペラバレエ劇場も。この劇場は国内でも最大級の大

きさで、入団基準も厳しく、団員は国内はもとより世界でも活躍して

いるとか。フォーラム主催者の配慮で、リハーサル風景も観させて

もらいました。すごい迫力です。

日本の新車・中古車も目につきますが、ごくまれに、日本商品のPR

広告(写真はメグミ)も目にします。街で、何やら署名活動をしている

ので、友人と何がなしにサインしたら、あとで通訳の方から、あれは

移民反対の署名ですよと言われ、シマッタと思いました。

「食料品店はどこにありますか?」と通行人に聞きながら、夜、部屋

での団らんように、お酒、つまみ、くだものなど買いました。

出発日の朝、案内してもらったホテル近くの静かな街中には、昔から

の建造物が沢山。1階がレンガで、2階が木造という作りが多いそう

です。木造風の様式で接客用の建物、事業所もありました。旗がある

建物は何かと思ったら、「ソ連の家」というそうで、ソ連時代のもの

が展示されているとか、朝早くて中に入れませんでしたが、もう

「ソ連は歴史的遺物」なんですね。

ロシアと言えば、子どもむけの施設も芸術的。写真は人形劇場。日本

でいえば劇団プークみたいなもんですが、一定規模の都市には人形劇

場があります。現役時代、モスクワの人形劇場で人形劇を観たことも

ありました。幼稚園も見つけました。サラリーマンが入居する中心部

ですから、1km四方内に、3-4ケ所の幼稚園があるそうです。

ノボシビルスクでフォーラム

2014-09-23 06:45:44 | 日記
日本ユーラシア協会とロ日協会は友好交流運動の一つに双方の住民の

関心事を語り合い、理解を深めるためフォーラムを開催してきました。

25年ほど前は金沢市内でも開催し、協会関係者だけでなく、経済界、大学

関係者など参加しました。2年前が札幌で、これにも参加しました。

11回目の今回(9月上旬)は”シベリアの真珠”と呼ばれるノボシ

ビルスク市での開催で、これに参加しました。

ノボシビルスクはシベリア西部に位置し、人口約154万で、モスクワ、

サンクトペテルブルグにつぐ第3の大都市。民族移動の交流地であり、

また大学の都市でもあります。交通大学という日本では珍しい大学、

ギリシア宮殿を思わせる立派な正門の大学での開催です。

「平和・科学・文化・教育の分野における地域間交流の発展のために」と

題された今回のフォーラム。日本側の一つの柱は平和問題で、「ウクラ

イナ情勢と日ロ平和条約に寄せて」と協会本部の堀江さんが問題提起を

しました。堀江さんはもともと両国は歴史的にもまた経済面でも切っても

きれない間柄、ロシアとEUの架け橋的な位置にあるウクライナとは対等

な主権国家であり、ウクライナを小国として扱うことは慎むべき。米国

などの「経済制裁」はウクライナ問題の解決を阻害するだけ、停戦と

平和的政治的解決を望むと発言。ロシアとの領土問題でも、「双方が受け

入れ可能な解決策を」探ることを改めて提案しました。

私は経済交流、特に中小企業分野での交流の発展めざす立場から発言。

30年近く従事した経験からも、ロシアの工業原料を日本に紹介し定着

させるには、価格は勿論、「品質管理、納期や決済の順守」など貿易条件

をしっかり守ることが重要。ロシア企業はロシア国内向けにはない厳しい

基準でクリアし、日本市場での信頼を得たことを紹介しました。一方資源

100%の有効活用で成果をあげている日本の中古部品会社の実例も紹介

し、双方の努力を強調しました。99%を占める中小企業は資金などで

大変で、リスクが伴う事業には躊躇もあります。同時に決断力の早さや行動

力、技術力に優れる中小企業の経済交流をすすめるためにも、情報の交換

やお見合い会で信頼できるパートナーを見つけること、自治体や大学など

の連携をすることなど日本での実例もあげて、問題提起をしました。


会場では文化プログラムも準備され、歌姫(当大学の学生?)の透き通る

歌声に一日のシンポの疲れも癒されます。

テーブルに展示されたロシアの民族人形、「さあみんなで作ってみましょう」

とよびかけられ、布切れを使っての人形づくりに挑戦。不器用な私は、

ロシアの方の指導もえて、なんとか人形らしくはなりましたが・・・・

原発シンポ 2

2014-09-02 06:34:04 | 日記

原発シンポ2日目。「原発の耐震安全性と活断層問題の状況」は、私も

志賀原発周辺の活断層調査に参加したきたので、とてもリアルに、かつ

体系的に理解することができました。

①原発の耐震安全性問題と新規制基準   新潟 立石雅昭 先生
スライドでプレートと火山帯に囲まれた日本の地図を見ると、いかに日本の原発が

危険な場所に立地しているのか理解できます。「新規制基準」は規制するものにな

るのか?2005年以降、女川、福島第一、志賀、柏崎刈羽で7回の設計値を上回る

地震動の事実、刈羽や浜岡では同じ敷地内でも機によって地震動の大きさがちがう

など、地下地質構造の解明が必要なのに次々と再稼働してきた事実、大飯、美浜、

敦賀、東通、志賀、もんじゅ以外は活断層調査の対象となっていない規制委員会、

新規の工事計画をすると報告すれば対策がされたとする川内など、放射能の被爆を

防ぐ体制の不十分性を指摘し、これを是正する住民運動の重要性も指摘しました。

②科学者・住民の調査が明らかにした志賀原発周辺の活断層問題  石川 児玉 一八さん
学者の皆さんが調査した能登半島の歴史と海成段丘と断層の存在を基礎に、2年に

わたり、科学者と住民の手で断層調査をした結果を報告。志賀原発周辺の海岸線の

段丘に存在する堆積物、ノッチと呼ばれる海水による同一箇所での高低の窪みの

存在から、活断層の存在を指摘しました。これに対して調査もしない、住民の調査

結果も検討しない電力事業者の在り方を根本から問い、5重の誤りとまとめました。

とてもわかりやすい説明でした。

③若狭湾岸の原発と断層、再稼働問題  福井 山本雅彦さん
原発立地の福井だけでなく全国を励ました5月の大飯原発判決の意義を強調します。

「経済よりも人格権(いのちと暮らし)が優先」「国富とは住民がそこに暮らして

いること」と再稼働差し止めの画期的な判決です。敦賀原発の浦底断層、1・2号機

の真下の破砕帯は活断層と有識者が指摘、もんじゅ・美浜原発周辺の活断層の存在、

そして大飯原発周辺の活断層の危険性をつぎつぎと指摘しました。「危険な原発が

なく生活できるならそうしたい」と願う原発立地自治体でアンケートや住民投票を

すると反対が過半数をしめるそうです。だから、事業者は住民投票をやらせないし、

事業によって利益をえる人たちの力で反対を封じているといいます。しかしそんな

圧力の中でも原発に依存しないまちづくりの運動が進んでいるの報告に勇気を

もらった感じです。