こんにちは亀さんです

住民の願いが政治に届くようにと日本共産党石川1区(金沢市内)で活動しています。

12月の加賀路 1

2015-12-30 06:14:41 | 日記

加賀路訪問です。2年半ぶりに鶴来町にあるJA白山へ。竹内組合長らが応対して頂

きました。「今年最大の政治課題、安保法制=戦争法が成立しました、私たち、国民

の声を無視して強行可決したこの法律を廃止し、新しい政府をつくろう、そのため野

党が協力しようと提案しています。そしてTPPの大筋合意、現場でのご苦労など率

直な意見交換を」と懇談しました。

旧松任市以外の美川、鶴来、白山麓の広域で6600人の組合員。TPPでボデーブ

ローのようにじわじわ効いてくる。政府は食糧自給率向上というが、実際は国民への

安定供給面で多くの問題抱えている。欧州は農業守るため国の予算を使っているが、

日本は違う。このままでは後継者は次への希望がなく経営支える何らかの法制化が必

要だ。営農だけでは赤字、総合事業だからやってこれている。協同組合として自らの

組織守るため改革をやってきた、家族農業は地域を守ってきた歴史があり、ここを大

事にしないと。政府のいう農協改革は大資本、アメリカの新資本主義の圧力そのもの

だ。政治の力で何とかしてほしい、野党はあまりにも弱いと指摘。戦争法について

は、組合長としてコメントできないが、戦争してはならない。自分の国をどう守る

か、行き過ぎないようにと。

商工会の事務局長とも2年ぶりです。前回は消費税増税、地域経済で活発な意見交換

ができました。私たちから、政府提案めぐり、民主党は共産党と組んだら保守支持層

が逃げると言われるが、もう逃げているし、逆にJAの方々からメッセージをもらう

ほどであり、共産が入ることで安定するなどお話。「最近ずいぶんイメージ変わりま

したね、共産党の方、人物も面倒見をしっかりしています。巨大与党には野党がまと

まらないとダメ、民主党も大きく変わらないと」。地域の特性生かし経済の発展が必

要なこと。昨年成立した小規模企業支援の法律が活躍していること、今水資源を活用

したいろんなプロジェクトが立ち上がり、会員も増加傾向と頑張っているお話(前回

は減少とこぼしておられた)に元気も頂きました。

うっかりタスキを忘れましが、戦争法実施で野田駐屯地から自衛官が武器をもって活

動する現実が高まったことからも、何としても戦争法廃止の統一署名を、社会保障が

削られているのに、国民にはさらなる消費税増税、大企業には減税、アメリカのいい

なりで軍事費増額の政治の転換のため、参議院選挙で日本共産党を大きく伸ばしてく

ださい、商店街で。

 


あの小池あきらさんが金沢に

2015-12-23 06:07:06 | 日記

12月19日金沢市で演説会があり、小池あきら副委員長・参議院議員がかけつけてくれま

した。1000名の参加で盛り上がりました。

演説会に2つのグループがゲストスピーカーとして参加。ママの会は「誰の子どもも殺さ

せない」と安保法案の時から反対の運動を重ね、共感を広げています。

若者もメッセージを寄せてくれました。「私たちの未来を勝手に決めるな」「戦争したが

る総理は要らない」「民主主義って何だ!」「これだ」ラップ調の呼びかけの音楽パレー

ドなど企画してくれました。野党は共闘してほしい、若者の声です。

 

小池さんは、「憲法の上に自分を置き、国家の下に国民をおく」これは独裁であり、打倒

するしかない、政治の一番の基本が壊される、立憲主義を取り戻すことは、最優先の課題

ではないのか、と国民連合政府を提案した意義を語ります。その最大の力になるのが、戦

法廃止求める2000万署名を大きく広げること、そして戦争法に反対した市民団体の

願いに応えて、野党がそれぞれの力を発揮できる協力体制をつくるため、粘り強くとりく

。参議院選挙にむけ、「比例は共産党」の大波と、選挙区で亀田りょうすけの風を吹か

すことが連合政府実現への道を開けると力こめて。

野党協力について、ある政党を好きだ嫌いだと言っている場合では、江戸時代でもお互い

に殺しあいしていた薩長が同盟を結んだことに比べれば、民主と共産の違いはかわいらし

いもん、安倍暴走を許さぬための協力が大事。保守が逃げるの意見もあるが、TPP交渉

撤退でぶれない共産党に、今日もJAからメッセージが寄せられているし、共産党と一緒

になると逆に保守票が戻ってくるのではないか。実に痛快。

私は、母と同じ体験の「私の兄も戦死した、戦争法は廃止を」と署名された方、同僚が飢

えと寒さでなくなり、戦場では前も後ろもない、戦争だけはいけないと語ったシベリア抑

留者の叫びなど紹介しながら、戦争法廃止をなくすまで、署名運動の先頭に立つ決意を述

べました。宗教者との懇談で、「心ならずも先の戦争で協力した懺悔と、人を殺すことな

かれの仏法の教えに基づいても戦争反対、共産党の政府提案に賛成」の声を紹介し、「い

つの間にか憲法解釈する怖さ、いつか来た道」「国民の声聞かぬ安倍をなんとかしなくて

は」の保守層からの期待にも応える、大義あるたたかい、戦争法廃止・憲法に基づく政治

の実現へ野党共闘と党の前進に頑張る決意を申しあげました。

「身体気を付けてね」出口で次々と握手握手させていただきました。


「母と暮らせば」

2015-12-18 06:37:34 | 日記

 話題の「母と暮らせば」を観ました。

戦後70年という年にこの企画に出会った。井上ひさしさんが、『父と暮らせば』と対になる

作品を長崎を舞台に作りたいと言われていた、それならば私が形にしたいと考え、泉下の井上

さんに語り合う思いで脚本を書きました」と山田洋次監督がコメントを寄せています。母には吉永

小百合さん、息子には二宮和也さんと決めていたそうです。7-8年前に「父を暮らせば」を映画

で鑑賞し、数か月前には舞台で鑑賞しただけに、戦後70年の今、感慨ふかく鑑賞できました。

 

山田監督は、学生・浩二のモデルとなった被爆時の医科大学生だった土山元長崎大学長を取材し

、アイデアを膨らませたそうです。8月9日一瞬にして900名近い戦争犠牲者を出した大学は

世界でも長崎医科大学のみ、亡くなった先生や学生たちに恥ずかしくない仕事をしなければと

監督は語っています。

劇中で、原爆による死が運命だと気持ちの吐露に、母・伸子は「地震や天災と違って、運命では

ない、人が起こしたことだから」と諭す言葉が出てきました。戦争は人が作ったもの、だから

こそ、戦争はしてはいけないの気持ちと感じました。

吉永、二宮の二人に、昨年のテレビドラマで熱演している黒木華さん。いつも舞台で主役はって

いる加藤さん、テレビなどでおなじみの小林稔侍さんや橋爪功さんがちょい役。もったいない

俳優陣もさりげなく作品を盛り上げています。


民主主義って何だ

2015-12-06 05:56:48 | 日記

安保法制に反対する行動が金沢でも石川県内でも次々と起きています。特に若い世代は、私

たちの世代に使った(今もデモで叫ぶ)「戦争法反対!」「安倍内閣は退陣せよ!」とこぶ

しを挙げながらのスタイルと違い、「戦争したがる総理は要らない」「戦争する国絶対反

対」などをラップ調で叫び、リードします。

戦争法案成立直前の9月と強行可決後の11月、「CHOOSE O

UR FUTURE」(安保法制に反対するサウンド・パレード)の横断幕と音楽での抗議

行動にも後ろの方で参加しました。小さな子ども連れのお母さんたちも参加しています。

民主議って何だ!」「民主主義ってこれだ!」こんな変わった呼びかけがあるなんて、

全く知りませんでした。

12月3日日憲法学者の小林節さんの講

演会があり、会場で「民主主義ってこれだ!」の本を買い求めました。今読んでいる途中で

す。今年の春から名前が絶えず出てくるシールズ「自由と民主主義のための学生緊急行動

です。Student Emergency Action for Liberal Democracy-sの略SEALDsとなる。

なるほど。国会最終盤での公聴会での意見陳述にシールズの一員である奥田くんが選ばれ述

べました。新聞でも読みましたが、私が作る文とは全く違います。「あのすみません、先ほ

どから寝ていらっしゃる方がたくさんおられるので、よろしかったらお話を聞いていただけ

れば」なんとユーモアある切り出し。「私たちを含め、これまで政治的に無関心といわれて

きた、若い世代が動き初めているということです、誰かに言われたからとか、どこかの政治

団体に所属しているからとか、いわゆる動員的な発想ではありません」「今やデモなんても

のは珍しいものではありません。路上に出た人々が、この社会の空気を変えていったので

す。デモや集会が「不断の努力」です。行動の積み重ねが、基本的人権の尊重、平和主義、

国民主権といった、この国の憲法の理念を体現するものと信じています」「私たち一人ひと

りが思考し、何が正しいかを判断し、声を上げることは間違っていないと確信しています。

それこそが民主主義だと考えています」「三連休を挟めば忘れるだなんて、国民をバカにし

ないでください。むしろそこからまた始まっていくのです」次々の繰り出される自分の頭で

考え、自分の言葉で陳述する彼の意見に感動しました。

私の高校・大学生時代(70年前後)

は、長崎・佐世保にアメリカの原子力潜水艦が入港することめぐり、抗議行動が新聞紙上で

掲載され、関心を持ちはじめた。大学では、「もっとわかりやすい授業を」「教授会はもっ

と学生の言うことも聞け」「文部省は大学人の意見を聞け」などから70年安保改定、更に

は沖縄への施政権返還めぐる問題で学生としてもクラスで学内で議論し、デモもおこなっ

た。決して特別の学生だけでなく、ある意味多くの学生が「大学の自治とは」「日本の政治

は?」など考えたと思います。でも、今の彼らほど、学び、自分の頭で考え、自分の言葉で

語ったことはなかった気がします。

民主主義、当たり前の事だが、決して多数決ではない。少数の意見を最後まで聞き、尊重す

る姿勢だと思います。形式を悪用し、独裁にもっていったのがヒトラーであり、そして安倍

総理が知事や市長を飛び越え、沖縄の特定の区を財政支援するやり方は地方自治、民主主義

とは全く逆であり、沖縄県民を愚弄する態度だと痛感します。3.11以後、岩手・釜石に

被災者支援に行ったとき、全国各地からボランテイアで参加する若者をみて、この国は大丈

夫だと思ったけど、今、そうだと実感します。この若者たちと共に歩んでいこう、そう感じ

ています。


沖縄の心

2015-12-04 09:26:33 | 日記

 沖縄県の翁長知事が辺野古での前知事の埋め立て承認の取り消しめぐり、国と県と

の法廷でのたたかいが始まりました。第1回目の口頭弁論の内容が3日の新聞で報道

されています。木曜朝は土砂降りの雨、元車交差点で佐藤県議と共に訴え、私は翁長

知事の陳述も少し紹介しました。

沖縄県民は自由・平等・人権・自己決定権をないがしろにされてきた

500年続いた琉球王国時代、136年前に日本に併合され、そして第二次世界大戦

では民間人も入った軍隊で凄惨な地上戦で10万人以上が犠牲に(集団自決も)。戦

後は、県民が収容所に入れられている間に土地を奪われ、帰ったら米軍基地に変貌。

その後も銃剣とブルドーザーで土地が強制的に奪われた。1952年サンフランシス

コ条約で日本は独立したが、その代わり、沖縄は米軍の施政権下で日本国民でも、ア

メリカ国民でもない無国籍人となった。日本国憲法の適用もない。(大学時代、クラ

スに沖縄の同級生がいて、パスポートで金沢にきている、沖縄の苦悩を語っていました)

沖縄が米軍に自ら土地を提供したことは一度もない

戦後70年、あろうことか今度は日本政府の手によって、美しい海を埋められ、自己

決定権の及ばぬ国有地となり、普天間以上の耐用年数200年といわれる基地がつく

られる。日本国憲法が適用され、昨年のすべての選挙で辺野古新基地反対の民意が出

たのに、政府の強行。米軍施政権下と変わらない。

米軍基地の存在は今や沖縄経済発展の最大の阻害要因。補助金等配分突出していると

いわれが、地方交付税は17位。国土面積の0.6%のところに、米軍専用施設の7

4%を集中させ、今22世紀まで利用可能な基地建設が強行されようとしている。

日本に本当に地方自治や民主主義は存在するのか。沖縄にのみ負担を強いる日米安保

体制は正常といえるのか。国民の皆さまに問いたい。

ジーンと読ませてもらった。

 

3日、金沢市の文化ホールで講演

した小林節さん、アメリカで研究を続けた自分だからこそと、権力側からの支配構造

を分析。安倍独裁政権から国民が主権を取り戻す大切さ、政権が変われば外交面でも

新たな方向が示せると、野党の大同団結を協調されていました。「共産党は変わりま

したよ、お付き合いして実感します」野党共闘をお勧めの印象的な発言でした。