石川自治体問題研究所主催の夏季セミナーに初めて参加しました。会場は奥
能登・能登町の「春蘭の里」。過疎化、高齢化に直面しながら、集落の存続
・再生に挑戦している話題の地域です。

お話しは、春蘭の里の営業担当を自認する「春蘭の宿」主人の多田さん。
集落の将来がどうなるか、何とかできないかと問題意識からスタートした地域
づくり。当初は農産物の販売など目指したがうまくいかず、田舎にあるものを
食べてもらう、この地域の魅力を知ってもらうことに転換。
地域の魅力は人、野菜づくりの名人、キノコ採りの名人、どんなやんちゃな子
どもも受け入れ再生できる名人など、元気な高齢者の知恵こそ地域の資源。
肉も海の魚もなく、畑や山で採れたものを提供することで、田舎の魅力を売り
出す農家民宿経営にグループで精を出しています。
15年近くやって、今年は47軒の民宿で、8000人の出入りが見込まれる
そうです。外国からも、中学の就学旅行にも活用されているとか。「地域の
慣習にとらわれないよそ者、プラス思考のバカ者、フェロモン一杯の若者がい
てこそ成功する」「行政に頼らない地域、行政から応援したくなる地域づく
りを」など、刺激的な言葉がつぎつぎと繰り出され、そのエネルギーに圧倒
されました。
お聞きしたら町議経験者とか、後から参加した鍛冶谷町議(私と同級生)が
多田さんとは同級で、一緒に議会の場でまちおこしをしたかったと述べたほど。
ついでに、先の参議院選挙では地域振興に触れたのは亀田と共産党だともち
あげてくれました。

廃校となった小学校を内部改造し、現地の高齢者への居住地(トイレ風呂付、
年金額考慮して光熱込で17000円)の部屋として提供する、同時に町外訪
問者にも部屋や食事の提供するのに活用されていることにおどろきました。隣
の講堂は、町内の美術館か博物館のように使用されています。
小水力発電で「こぶし」(小学校跡)の電力をまかないます。近くには、全国
から米を育てようとの意思で募った2町歩の田んぼもありました。

この日の宿は多田さんお薦めの若手のワンさん宅。台湾生まれで、東京の観光
業界で働く人材育てる学校の留学生として春蘭の里で夏休みを経験したのをき
っかけに、この地で住みつくことに。
家でとれた食材を台湾風にアレンジしたものを提供。数年前に家族旅行して、
台湾独特の味付けに子どもたちがやや抵抗したことを思うと格段の味です。
そば業を営むこの地で欠かせない高市さんも合流。心配する多田さんが地元の
イワナを焼いてくれます。地酒を飲みながら、地域づくりや国際交流に話が
弾みました。

翌日は、これまたこの地でかかせない「金蔵の里」の住職をたずねました。棚田
耕作、値域づくりのご苦労も伺いました。
隣接の珠洲に生まれたものとしても、過疎地といわれる地域で生きる人たちの
生業を、考えることになりました。
能登・能登町の「春蘭の里」。過疎化、高齢化に直面しながら、集落の存続
・再生に挑戦している話題の地域です。

お話しは、春蘭の里の営業担当を自認する「春蘭の宿」主人の多田さん。
集落の将来がどうなるか、何とかできないかと問題意識からスタートした地域
づくり。当初は農産物の販売など目指したがうまくいかず、田舎にあるものを
食べてもらう、この地域の魅力を知ってもらうことに転換。
地域の魅力は人、野菜づくりの名人、キノコ採りの名人、どんなやんちゃな子
どもも受け入れ再生できる名人など、元気な高齢者の知恵こそ地域の資源。
肉も海の魚もなく、畑や山で採れたものを提供することで、田舎の魅力を売り
出す農家民宿経営にグループで精を出しています。
15年近くやって、今年は47軒の民宿で、8000人の出入りが見込まれる
そうです。外国からも、中学の就学旅行にも活用されているとか。「地域の
慣習にとらわれないよそ者、プラス思考のバカ者、フェロモン一杯の若者がい
てこそ成功する」「行政に頼らない地域、行政から応援したくなる地域づく
りを」など、刺激的な言葉がつぎつぎと繰り出され、そのエネルギーに圧倒
されました。
お聞きしたら町議経験者とか、後から参加した鍛冶谷町議(私と同級生)が
多田さんとは同級で、一緒に議会の場でまちおこしをしたかったと述べたほど。
ついでに、先の参議院選挙では地域振興に触れたのは亀田と共産党だともち
あげてくれました。

廃校となった小学校を内部改造し、現地の高齢者への居住地(トイレ風呂付、
年金額考慮して光熱込で17000円)の部屋として提供する、同時に町外訪
問者にも部屋や食事の提供するのに活用されていることにおどろきました。隣
の講堂は、町内の美術館か博物館のように使用されています。
小水力発電で「こぶし」(小学校跡)の電力をまかないます。近くには、全国
から米を育てようとの意思で募った2町歩の田んぼもありました。

この日の宿は多田さんお薦めの若手のワンさん宅。台湾生まれで、東京の観光
業界で働く人材育てる学校の留学生として春蘭の里で夏休みを経験したのをき
っかけに、この地で住みつくことに。
家でとれた食材を台湾風にアレンジしたものを提供。数年前に家族旅行して、
台湾独特の味付けに子どもたちがやや抵抗したことを思うと格段の味です。
そば業を営むこの地で欠かせない高市さんも合流。心配する多田さんが地元の
イワナを焼いてくれます。地酒を飲みながら、地域づくりや国際交流に話が
弾みました。

翌日は、これまたこの地でかかせない「金蔵の里」の住職をたずねました。棚田
耕作、値域づくりのご苦労も伺いました。
隣接の珠洲に生まれたものとしても、過疎地といわれる地域で生きる人たちの
生業を、考えることになりました。