今年も石川県紹介のロシア語と日本語による本が出版されました。今年のテーマは
「見どころ いしかわ」で、石川県を訪れるロシア人(主として友好関係にあるイル
クーツクの人たち)にお勧めのスポットを紹介しようと編集委員が分担で調査、出筆
しました。いつもながら、県の助成を頂いています。
石川県民ならいつも行っていて、別に何とも思わないけど、海のない(広大な海とも
いえるバイカル湖はあるが)イルクーツクにとって、砂浜はどんなものか?ロシア正
教にゆかりのある名所建築物はあるが、仏教文化の影響、武士文化の石川県をどう見
るのか、金沢、能登、加賀を紹介です。
金沢では、兼六園ゾーン、茶屋街、寺院群、用水めぐり、野田山、金石・大野、大見
町市場、旧北陸道など、加賀では温泉郷、橋立港、器の文化、小松の名所、白山と白
山麓など。ちょっとした小話はコラム蘭に入れました。「バイカルアザラシ」がいし
かわ動物園にいます(最近亡くなった)、元は金沢卯辰山の動物園へ姉妹都市関係か
らイルクーツク市から金沢市に寄贈されたものでそれが引き継がれています。
能登は、出身の私が担当。
一つは海しかも荒々しい外海に関連するスポット、対照的な内浦で九十九湾など。
「まれ」ブームで話題となった輪島は能登二見含めた夕陽も見れる自然、漆器などの
産業文化、七尾、気多大社など中能登などです。コラムとして、最近スポットあたっ
た農家民宿「春蘭の里」(ロシアの方にも体験してほしい)、町野での「金蔵万燈
会」(日本の歩きたくなる道500選、日本の里100選にも推薦)、渤海との交流にか
らんで福良港と気多大社も関連しているなど、新しいみどころも紹介しました。
192ページの立派な冊子です。興味あるかたは、私か、ロシア協会(076-227-8902)まで。