こんにちは亀さんです

住民の願いが政治に届くようにと日本共産党石川1区(金沢市内)で活動しています。

「介護難民が増える!」

2014-07-26 09:32:09 | 日記
私のような団塊世代が70代後半、「後期高齢者」の仲間入りするころは高齢者

世代が多く、また介護のお世話をお願いしたくても、施設はなく、地域でささえる人

も全く足りなくなる。

いや、それ以前、既に「介護難民」が増えている。特養ホームへの入居待機者が

2009年が42万人だったのに、現在は52万人に増、しかしこれからは、入居

基準を厳しくして入居利用の1割程度占める要介護1-2の人は門前払いに。

安倍政権が強行可決した「医療介護総合推進法」が地域で実施されたら、

どうなるか?やすらぎ福祉会が、特別養護老人ホームやすらぎホームとなんぶ

やすらぎホームに入居している人や在宅サービスの方々の実態レポートをしてくれた。


◆要支援2の80代おばあちゃん
夫は長期入院中で、ひとりぐらし。訪問介護とデイサービスを週2回利用している。デイサービス

での人との交流が「生きがい」、ヘルパーの買い物支援や助言で、日常生活が維持できるし、

精神面のサポートができている。今後は、サービスの利用はカット、地域のボランテイアによる

見守りに変わる可能性が大→外出の機会が減り、認知機能の低下、また買い物支援がなくなる

ことで簡単な調理など本人の能力を奪い、逆に要介護状態になる可能性。

◆要介護2 特養の80代のおばあちゃん
1人でアパート暮らしだったが、夜中のトイレ移動など歩行困難から特養に入居。糖尿病、変形性

関節症など多種の病気をもち、車いす生活。排せつも尿意があいまいで声かけしないと失禁する

ことも。これがまたアパートに1人ぐらしか、有料老人ホームへ?→スムーズな排便なく自分の判断

で薬を多用し、健康状態が損なわれる可能性。年相応の物忘れに加え、将来への不安が強く

、常に助言や傾聴が必要とされるのに援助体制とれない。年金少なく預貯金も少なく、今も法人

からの減免の対象なので、有料老人へはいるお金もない。

要支援1・2の人で46%がヘルパーステーションを利用している現実。要介護の重症の方の入居

が多いやすらぎホームですら、要介護1・2の人が8%強おられる。しかもやすらぎホームへの

待機者は毎年250名以上(ホーム入居者数100名の倍以上)そのうち36%が要介護1.2の

人だそうだ。

安倍政権の社会保障改悪で「介護難民が増える!」現実を許してはならない。

株価維持が景気対策?

2014-07-17 06:30:11 | 日記

年々減り続ける我々の年金。若い世代は更に、現役時代の半分も保障されないという。

しかしこの年金の積立金を安倍首相は「成長戦略」に活用するという、何に?

下がり続ける株価を維持するために、国民の財産である年金積立金を金融市場で転がして

もうけようとの魂胆。自分の金でもないのに、勝手なしかも危険なやり方は許せません。

しんぶん赤旗(7月14日付け)は特報記事で解説している。140兆円近くの公的年金

積立金は約6割を国債など国内債券で、残りを外国債などに投資しているという。積立金の

国内株の1%引き上げるだけで、1.3兆円が株式市場に流れ込むという。消費の回復が

うまくいかない中、年金投入で株価をひきあげ、国家的操作で経済の好調さを作り出す

のが狙いとか。

消費税増税、原発再稼働、憲法改悪、それに閣僚や与党議員の暴言・失言などで、とうとう

内閣支持率が5割を切ってしまった。一定の支持を維持していたのは、おそよおこぼれ

が回らない中小企業にもある「アベノミクス」への期待と幻想があること。ところが株が下が

ってきて黄色信号から赤信号に。そこで法人税減税をうちだし、財源は、赤字法人にも

課税する外形標準課税と究極の財源である消費税引き上げだ。なんのことはない、結局、

巨大企業のために、国民と中小企業に負担を強いるもの。

雑誌「経済」7月号で垣内さんは、法人税減税の恩恵は大企業と大株主にだけ、景気回復

につながる保証なし、税収の空洞化で、財政危機は一層深刻になると警鐘している。

法人税が37.5%に引き下げられた03年後は、経常利益は消費税増税前の97年に

比べ2倍以上増えたが、負担は1.5倍で、純利益も株主配当も3倍以上に増えた。しかし、

肝心の従業員の給与は増えるどころか逆に減っている現実


大企業は利益を蓄え、この10年間で新たに、105兆円内部留保が増えたのに、有形固定

資産が増えていない、つまり、設備投資が減価償却費の範囲内にとどまっているという。

つまり税率を引き下げても企業は余剰資金を増やしただけ


減税すれば景気がよくなるというが、最近の5年間(07-12年)で英国、ドイツは法人

税率を下げたが、税収も減った、米国は据え置いたが税収も横ばいという。

現在の問題を解明するのに役立つ投稿論文だ。

日本とロシアー領土とコスプレ

2014-07-15 08:46:34 | 日記
思わぬ怪我で総会を欠席し、7月久しぶりに日本ユーラシア協会
(旧日ソ協会)全国理事会に参加した。

「御無事の生還おめでとう」「総会来なかったけど、お元気」全国の仲間

と久しぶりの交流。3-4月にかけてのクリミア併合、ウクライナ国内の2つの

州の独立問題、いずれもロシア軍の関与と国際的ルールが問われた時期、

そして今年はたしてプーチン大統領が来日するのか、否かに波及してくるだけ

に、無関心ではおれない。

今年の秋、ノボシビルスクでのフォーラム成功へ参加者と発表者をどう組織して

いくのかが大きな課題。憲法9条を世界に広めようと旧ソ連圏15ケ国だけでなく、

英語、フランス、ドイツ、中国、韓国、イタリア、スペインなど多言語で紹介する

キャンペーン参加も強調された。

休憩時間に外に出ると、玄関横に、ロシアにかかせない缶詰、そして赤大根

(スビョークラ)(赤カブとも言われるが大根の一種、ボルシーのあの赤い色を

つける大根、サラダにしても甘くておいしい)も並べてあった。

会議終了後の別の打ち合わせ中に「亀田さん知っている?」とコスプレ写真

広告。「美しすぎるロシア人コスプレイヤー」がこの夏、日本にやってくるという。

ロシアは日本文学(源氏物語から、村上春樹まで)は勿論、アニメにも詳しく、

愛好者も多い。若い時(?)のスタイルの良さに化粧し、衣裳をつければ、エキ

ゾチックな感じが際立つ。(何回か舞台を見ても舞台衣装がとても似合う民族だ

と実感)きちんと芸術を研究・専攻し、グラフィックデザイナーなど職業にもして

いる人たちが実際に衣裳を身に着け参加する人もいるという。ユーラシア協会

の支部でも歓迎会や交流をすすめようと企画しているところもあると聞いて、

びっくりした次第。

プーチン大統領が来日すれば最大の懸案事項である領土問題、平和条約

問題はどうなるのか?ユーラシア協会機関紙では、毎号「ともに考えよう!

日ロ平和条約への道」と題して、協会員だけでなく、ひろく有識者からもご意見

を頂戴している。7月号は、岩手大学の黒岩先生。先生は、領土問題は当事者

を別にすれば、国民意識の形成は政府の政策やマスコミ報道で左右されると

指摘する。(最近の、安倍政権への評価などもそうかと実感)。1960年代は

日本の政党でも共産党、社会党、公明党、民社党は千島全島返還を要求して

おり、4党返還に固執する政府とは違っていた、しかしその後のキャンペーンで

多くの日本人が4島返還からの逸脱を許容できなくなったと指摘する。更に、

専門家の中でも、北方領土問題がいつの間にか4島のみのすり替えられたのに、

異論を唱える人が少なく、最近、2島(プラスα)論が出てきているとしている。

国民と専門家の意見の流れを検証し、更に次号で当事者の流れを検証しようと

している。どんな議論になるんだろう?