こんにちは亀さんです

住民の願いが政治に届くようにと日本共産党石川1区(金沢市内)で活動しています。

辰巳ダムをめぐる裁判

2013-11-30 09:35:07 | 日記
金沢市内を流れる犀川と浅野川。犀川には6つもダムがあります。その一つである辰巳

ダム建設をめぐり住民が必要ないと裁判に訴え、5年たちました。結審を前に、29日学習会

がありました。

金沢市内の奥、渓谷の住民の皆さん、対岸にむかう橋をつけてほしいの要望が、高い位置

の「橋」建設は費用がかかるため、国から金が出るダム建設が「橋の代わり」として浮上

しました。しかも内川ダムが建設されタ直後に、洪水調整を理由に建設の開始です。


巨額(240億円以上)を費やすダム建設には理由がいります。そのため、過去100年間の最大

規模の洪水(930m3/秒)を50%以上上回る1750m3を基準として100年に一度の洪水に耐え

るものにしました。しかし、これには多くの学者の方からも異論が出ています。ダムに頼ら

なくても、河道を改修すればはるかに、安く、かつ環境にもいいと住民の皆さんが主張して

います。過度の水量計算だけでなく、大事な文化財である辰巳用水の取水口がなくなって

しまうなどの住民運動で、当初の目的を変え、「穴あきダム」として完成したのです。

昨年の2月完成し、水がたまったダムを見学しました。担当者も日頃は水が流れ、洪水の

時だけ、水を貯める穴あきダムの効用を強調されていました。しかし、実物の30分の1の

模型で実験し、石川県並みの大きなものは全国にも実例がなかったこのダム、1年以上

たった今。土砂や岩、流木が穴の所にあつまり、下方にはヘドロのように溜まっているそう。

魚道があるのに、雑物のため、魚が通れず、遡上できない通路となっています。

①治水というが、過度の水量基準は問題、②利水というが、水あまりでダムは要らない、

③コンクリートの壁で、歴史的文化遺産がなくなる、④希少種のミズゴイなど生態系の影響

・評価が弱い、⑤大規模な地すべりの可能性があるのに、調査されていない など多くの

論点をめぐって、裁判の最終結審を迎えます。こんな無駄をなくすため、今からでも遅くない、

自分も参加しようと思いました。

バレエとロシア音楽の夕べ

2013-11-23 07:50:32 | 日記

22日夜は、「ロシア音楽とバレエの夕べ」を楽しみました。「モスクワ・クアル

テット」という民族楽器のアンサンブルの初めての金沢公演です。私が役員も

しているロシアとの友好交流を続けている県ロシア協会の主催です。ギターの

ようなバラライカはよく名前を聞きます。丸い三味線のようなドムラーは、

また違った哀愁感の音色です。ロシア琴と呼ばれるグースリは初めてみました。

ピアノを含め、4人の演奏で、オペラ「セベーリヤの理髪師」序曲、サラサーテ

の「カルメン主題のアレンジ、ラフマニノフの「エレジー」「イタリアのポルカ」

など見事に披露してくれました。

金沢公演の目玉は、地元バレエ団との共演です。全国でもここだけ。ハナヨバレエ

の皆さんは、文化庁の援助で、ロシア・イルクーツクでの公演もこなしています。

CDで練習しましたが、生では初めて、たった10分間のリハーサルでしたが、

生演奏に合わせての踊りに一発でOK.本番ではプーシキンの短編「吹雪」への

音楽から「ロマンス」、ゆったりしたテンポでの物悲しい基調、バレエの皆さん、

見事に踊りました。その前には50名近くのちびっ子バレリーナが会場をわかせ

した。

フィナーレは、「ロシアの土産」と題して、ポピュラーソングのオンパレード。

プログラムを見ていなかったですが、「カリンカ」「ボルガの船曳唄」「百万本

のバラ」「長い道を」「ポーレシカ・ポーレ」「ともしび」「モスクワ郊外の夕

べ」「カチューシャ」など、身体も自然とゆれ、手拍子もしたくなりました。

事前に準備した司会者原稿ですが、修正もふくめ、当日のうまい司会進行で、

きっと観客も満足してくれたことでしょう。


秋の食事会

2013-11-17 19:01:02 | 日記
17日浅野健康友の会の18回目の秋の食事会が開かれました。

一人ぼっちの高齢者の孤独死が見つかってから、地域で住んでいるものと

して、悲劇を出さないように、友の会として何かできないか?食事会をする

ことで高齢者の方々の交流の場になればと企画されて18年の歴史です。

今年は、会場側のクリニックで医師をしている佐藤先生のお話し。

「恩送り」というあまり聞きなれない言葉の紹介。受けた恩を誰かに手渡す

ことで互いに生かしあっている、私たちの「生」は、恩送りで脈々と何世代

にも連なっている。自分は「憲法9条」「原発ゼロ」を送りたい。とお話し

されました。

顔見知りの人同士が隣り座ったり、初めて参加したりして、楽しい食事。

わずかの距離なのに、会うことなく、「あら、久しぶりやね」「あんた、

元気やった?」の言葉も飛び交います。人間は一人で食べるより、集団で

仲間で食べるほうが、長生きするというデータもあるという話を反省会で

聞きました。楽しい食事が一番ですね。

いつも、何かしら文化プログラムがあるのですが、今年は森尾会長の知人の、

バンド演奏と歌、なんと上手なことか!「テネシーワルツ」「センチメンタル

ジャーニー」「また君に恋してる」「港町十三番地」など、そしてマジック

ショーです。つぎつぎと出てくる色どりの鳩、旗、極め付きは箱の中で刀に

切られても、再生するリュージョン?などなど。最後はみんなで「紅葉」を

合唱する歌い手さんの配慮にも感謝。

あっと言う間の2時間ちょっとの食事会でした。いつまでもお元気での思いを

こめて、私から閉会の挨拶で「柴田トヨ」さんの詩を紹介し、来年の再会をと。
 

90を過ぎてから 詩を書くようになって 毎日が生きがいなんです
 
身体は やせ細っているけれど 目は 人の心を 見抜けるし

 耳は 風の囁きが よく聞こえる 口はとっても 達者なの
 
「しっかり していますね」 皆さん ほめてくださいます
 
それが うれしくて またがんばれるの私

 

ざっくばらんに友好交流

2013-11-13 08:26:57 | 日記
ロシアイルクーツク市は金沢市と姉妹都市提携を結んで45年ぐらいになります。

来沢注の代表団とロシア協会有志との歓迎交流する機会に参加しました。この秋

一番の寒さとなった12日、野田山にあるロシア人墓地(日露戦争時の1000人

近くのロシア兵の捕虜の内、病死で帰れなかった10人の墓を当時の日ソ協会が

ボランテイアで墓地を修理し、毎年夏墓参と慰霊の集いをしています)をお参り

しました。日本人がお墓の整備をしていることに感動した代表団から、心ばかり

の寸志を提供したいので、来年の墓参に生かしてほしいと嬉しい提案も。

近くの純日本風旅館での歓迎の場。庭にある竹林や滝、そして曲りくねった廊下

や和室の配備に感嘆の声。ロシア協会宮前理事長が「今日は、友人同士の交流

です、胸開いて」と挨拶。一つひとつの料理に込められた思いを、器用にお箸を

つかっていただいています。

イルクーツクでは、冷えた40度のウオッカがベース、でも金沢では日本料理に

あう熱燗を味わいたいと憎い要望です。料理談義となり、もし金沢でロシア料理

店を開店したらどんな料理を味わってほしいか?で「ボルシチー」「サリャンカ」

(やや酸っぱみのある伝統的スープ)「ペレメニ」(水ギョウーザ)「ピローシキ」

(野菜や肉などを包んだロシア風パン)などそれぞれの推薦のメニュー。

日本では「乾杯!」とグラスを合わせますが、ロシアでは一言スピーチをし、「**

のために」と乾杯します。5番目に指名された私。まだ出張してもロシアがよく理解

できない時、どこからか「かめださん」と聞こえますが、誰も私の顔を見ていません。

あとで「カメルサン(商人)」と会話していたとわかってロシア語を勉強する機会に

なったとエピソードを紹介しながら、「ロシアでは3番目は、女性のために。順番は

遅れましたが、出席に女性の皆さんがいつまでも美しく、健康であるために!」と

音頭。男性だけがたって、杯を合わせました。「さすが、ロシアを知っている亀田

さん」とロシア側からも。

交流促進のためにも、イルクーツクとブラーツク間の国内便の運航改善を、成田経

由や韓国経由でなく直行便開設へロシアから旅行団の組織をなどの日本側からの

要望、北方領土は日ロ間で共同利用・管理したらどうか、とロシア側から、料理と

酒を交わしながらの民間交流。最後は日本式に「3本締め」でお開き。

偽装のアベノレストランにレッドカードを

2013-11-11 06:04:18 | 日記

憲法が輝く社会めざして」のテーマで、11日第8回目の社会保障学校が開かれました。

記念講演をされた二宮厚美さんは、暴走する安倍政権を「二つの解釈改憲+アベノミク

ス」路線と断定します。一つは憲法9条。憲法96条改定で国民と有力な改憲論者から

の思わぬ反撃にあった安倍政権は解釈改憲で乗り切ろうと画策し、一気に秘密保護法

や国家安全保障法策定に突き進みます。あまりの暴走に大手マスコミが批判をし始めた。

二つは憲法25条の解釈改憲。権利である社会保障の原理を投げ捨て、共助が社会保障

の理念だと、根底から変えてしまう。社会保障と憲法は関係なく、社会保障の充実には

国民自身が負担するとして、国の責任を遠くにやってしまう暴挙です。そして「成長

戦略」の名で、世界一企業が活動しやすい国にする。その先には首切り自由などの労働

地獄、教育や福祉分野にも市場をもちこむとんでもない戦略。どれ一つとっても、食材

の偽装表示どころか、悪質なルール違反であり、こんな危ないアベノレストランにレッ

ドカードを
と強調しました。これを打開するには、国民の中で消費税・原発など共同

できる運動のひろがりと、労働者の運動の高揚が大切だと指摘し、当面2年後の春は、

医療福祉関係制度の改定時期、いっせい地方選挙であり、ここで大きな変化をつくり、

3年後の国政選挙で更に変化をつくろうとよびかけました。とても元気のでるお話しでした。

午前中は、文科会です。私は社会保障の理念や歴史を学ぶ講座に参加。寺越さんは、

以前は病気・失業は個人の責任で、貧民層には国が恩恵として救済する仕組みだっ

たが、産業革命など資本主義の発達のと労働運動の中で、病気・失業・貧困などは

個人の責任でなく、社会的要因でおきたものであり、国の責任で解決されるものと

して、社会保障の理念が確立してきたと詳しく解説しました。

金沢大学の横山先生は、社会保障の歴史に打ち立てられた理念が、安倍政権での

社会保障制度の考え方(自助を基本として共助が支え、どうしてもできないときに

公助が補完する)は、生存権・生活権を自助努力した人とかの条件つきでなく、無

条件に平等に保障すると明言した憲法規定
に明確に反しており、社会保障は公に

よって助けられるものでなく、国家が責任もって権利を保障するものだと
、核心を

強調しました。

3つの分科会・講座で学び、討論し、そして記念講演で更に元気をつけ、

怒った、学んだ、さあ実践だ!」の宣言を採択しました。