こんにちは亀さんです

住民の願いが政治に届くようにと日本共産党石川1区(金沢市内)で活動しています。

井上さとし参議員が志賀の活断層視察

2013-10-04 09:25:43 | 日記

井上さとし参議員が志賀原発周辺の活断層視察に来県されました。新潟大学名誉教授

の指導のもと、県の原発センター、科学者会議などの皆さんが、粘りづよく調査され、

巌門の露頭や牛下で、標高数十メートルの所に砂の層を発見し、富来川南岸の断層の

存在と活動を決定づけるものとなりました。そして更に、志賀原発のすぐそばの海岸

部に敷地内と同じ断層を発見したのです。調査にあたった原発センターの児玉さんや

立石先生から経過など説明をうけてさあ現地視察です。

海岸部の視察は私は2回目、ゴツゴツした岩場を歩くと靴を通して鈍痛がします。見事な

割れ目が長く走っています。北陸電力は断層でなく浸食だと言っていましたが、岩石の硬

さの違いから軟質部分に水などが入る浸食と違い、断層は、岩石の種類の違いを越えて割

れ目をつくります。「こんな典型的な断層はめったに見れない」と先生。しかも斜めに切

り込まれたものは、地下深くいくと、原発敷地の直下につながります。


かつてゼロメートルだった所が見事に隆起した地層が観光名所の巌門で見れます。金属の

マンガンもキレイに線状に並んでいます。一方、地元の漁師の方が利用する波止場のかな

り上部に、これまたキレイな砂の層が見えました。牛下(うしおろし)です。

調査活動を踏まえて、原発センターやマスコミの取材に、北陸電力は「断層であると認識

している」と回答しました。視察した井上さんは「志賀原発は、立地審査段階の活断層調

査のずさんさが大問題になってきた。現在も同じ姿勢に憤りを痛感する。科学的知見をも

って総点検すべきであり、廃炉しかない」と語っています。今後の国会の場での論戦も

期待されます。