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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福井県議会の原子力発電・防災対策特別委員会協議会で安全対策・避難の課題を質疑

2015年06月16日 | 福井県政
 昨日は福井県議会の原子力発電・防災対策特別委員会協議会が開催されました。
関西電力の豊松原子力事業本部長が再稼働めぐる関電の取り組みや裁判の状況について報告しました。資源エネルギー庁の佐々木原発立地対策・広報室長、向野内閣府原子力防災担当参事官補佐も質疑に応えました。
 私も、苛酷事故時の対策、メルトダウン時のコンクリート反応、美浜の原子力事業本部は苛酷事故に対応できる機能か、裁判での2連敗、SPEEDIを活用しない事故時の計画の問題などについて、豊松本部長や政府の担当者に質問しました。
 終了後には、各マスコミから取材をうけました。「再稼働に向けた議論か」とも質問されました。しかし、県の専門委員会も審議中であり、裁判の仮処分もあり再稼働判断が近い日程にのぼっているということではありませんし、議会が先走って再稼働云々を議論してかかる必要性もありません。
 来週からはじまる県議会では今回の関電、政府の説明もうけて、知事の考え方などをしっかりただしていきたいと思います。


 

■NHK・・・県議会関電から高浜説明受ける

  高浜原子力発電所3号機と4号機について、再稼働を認めるかどうかを判断する県議会の特別委員会が、関西電力から安全対策の現状などについて説明を受けました。
15日は、県議会の特別委員会が開いた協議会に関西電力原子力事業本部の豊松秀己本部長と国の担当者が出席し、関電側からは安全対策の現状などについて説明を受けました。
非公開で行われた会議のあと報道陣の取材に応じた県議会の原子力発電・防災対策特別委員会の山本文雄委員長は、委員からは、原発の設備の安全対策や事故が起きた際の住民の避難計画などについて意見が出されたとした上で「再稼働の判断は、いつまでも先延ばしすることはできない。地元からも真剣に“進めたい”という意向があるので、それらを踏まえて、県議会として今後、妥当な判断をしたい」と述べました。
また、6月24日から開かれる6月の定例議会で、再稼働に向けた手続きを進めるかどうかについては、「議会が始まり、知事の説明を聞くなかで、それぞれの意見が出てくる」と述べ、明言を避けました。
一方、関西電力の豊松本部長は、「安全対策に万全を期して、心を引き締めてやるよう指摘を受けた。
できるだけ速やかに再稼働できるよう国の審査に真摯に対応するとともに、地元の理解を得られるよう進めたい」と話していました。
高浜原発3、4号機をめぐっては、福井地方裁判所が再稼働を認めない仮処分の決定を出していて、再稼働の時期は見通せない状況です。