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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

稲田大臣の靖国参拝中止を要請。フリーゲージ新幹線の問題。陽子線がん治療センター視察

2013年08月08日 | Weblog
  昨日は、8月15日に靖国神社参拝をおこなう、と報道されている福井1区選出の稲田朋美行革担当大臣の事務所に日本共産党として、靖国神社参拝の中止を求める要請をおこないました。 
  南県委員長、金元書記長、山田和雄常任、そして私が参加しました。
  応対した斉藤雅司秘書は「報道は知っているが、本人からはなにも聞いていない。要請は伝えます」と答えました。


 要請文では、「靖国神社を、国の代表ともいうべき閣僚が参拝することは、過去の侵略戦争を肯定する立場に日本政府が立つことを、公然と内外に表明することになるのです。
それは、これまで日本政府がとってきた「村山談話」などの見地とは、まったく相いれない姿勢です。
  また、稲田大臣が、国務大臣の立場にある今、終戦記念日に靖国神社に参拝することは、諸外国の批判を受けることは必至であり、麻生副総理の「ナチスのように改憲を」発言とともに、日本の国益にとっても重大な障害を引き起こすことは明らかです。」・・・・・・と主張し、靖国参拝の中止を求めています。

 以下、報道・・・

■福井・・・稲田行革相の靖国参拝中止を要請 共産党福井県委員長
(2013年8月7日午後4時35分)

  共産党福井県委員会の南秀一委員長は7日、福井市内にある稲田朋美行政改革担当相の事務所を訪れ、靖国神社参拝をしないよう申し入れた。

 稲田氏は安倍内閣の閣僚就任後の今年4月28日に靖国神社を参拝。終戦記念日の8月15日を前に、南委員長ら4人が事務所を訪問。秘書に要請書を手渡し「大臣の立場で参拝すれば諸外国の批判を受けることは必至」などと中止を求めた。

 稲田氏は2日の定例記者会見で「安倍内閣の一員として適切に判断する」と述べている。



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  昨日は、「北陸新幹線福井延伸と在来線を考える会」として県庁に、数百億円もの追加費用負担があるうえに、雪の北陸線を安全に走行できるかどうかもわからないフリーゲージトレイン導入ではなく、現行の「サンダーバード」「しらさぎ」を廃止せずに、運行継続をし、大阪や名古屋方面への利便性を確保すべきだ、と申し入れました。私も参加しました。

  いろいろ大事な点が未定のまま、とにかく新幹線だ、北陸線は自治体が責任持つんだ、とすすめるやり方は県民、鉄道利用者の利益を損なうものです。

■福井・・・北陸新幹線開業後も特急は存続を 市民団体が福井県に申し入れ
  (2013年8月7日午後5時21分)

  市民団体「北陸新幹線福井延伸と在来線を考える会」は7日、北陸新幹線敦賀開業後も現行の特急「サンダーバード」「しらさぎ」を存続させるよう福井県に申し入れた。

 国土交通省は敦賀開業後にJR敦賀駅での在来線への乗り換えをなくすため、線路幅の異なる新幹線と在来線を直通運転できるフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)を大阪―富山に導入することを検討している。

 松原信也代表世話人ら7人が県新幹線建設推進課に申し入れ書を提出した。▽FGT導入で料金は大幅値上げになる▽巨額な投資を伴うFGTをいったん導入してしまうと固定化につながり、敦賀―大阪の新幹線フル規格整備が進まない―などと主張。北陸と関西、中京を結ぶ特急を敦賀開業後も現行通りに運転するよう国やJRに働き掛けるよう求めた。

 同課の成瀬公夫課長は「FGTは実用化へ走行試験が行われているが、積雪寒冷地で安全に走行できるかをしっかりと見極めないといけない。まだ敦賀開業時の導入が決まったわけではない」とし、一日も早い大阪までのフル規格整備を求める県の姿勢をあらためて説明した。

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また昨日は、県議会の福井県立病院陽子線がん治療センター視察に参加しました。
厚生常任委員会の調査に、福井市の地元議員と言うことでの参加です。

  県立病院の山本信一郎院長、陽子線がん治療センターの山本和高センター長にご説明、ご案内いただきました。
 実際の治療は平成23年度の4月からですが、治療実績は400件近くあり、成績は95%ぐらい、とのことです。
 福井県内の患者は半分ぐらい、遠くは佐賀や福岡などからも治療にきているそうです。

  写真の患部の説明は、なんと8センチの肺がんを治療した説明で、81歳で治療して、2年ぐらいたちますが元気で畑仕事をしているとのこと。
 いま、取り組んでいるのは乳がんの治療で、やわらかいのでガンに陽子線をあてるのが難しく、陽子線だけで乳がんを治療したケースはないそうです。そこでこのセンターの女性看護師のみなさんを「ボランティア」にして乳房の治療がどうしたらうまくいくか、研究中とのこと。大変な努力ですね。



  陽子線は上からあてると思っていたら、乳がん治療ではうつぶせにして、下から陽子線をあてる、機械がぐるりと動くのです。もう1枚の写真は、機械の本体部分です。厚生常任委員会の田中委員長、前田議員、松井議員とともに写っています。
  ぜひ、乳がん患者のみなさんへの朗報となるといいですね。



  それにしてもネックは保険適用がない治療費です。240万~260万、ということで、こういう医療の保険適用も求められますね。小児悪性腫瘍については、来年度からの保険適用めざし、国と協議中とのことでした。