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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

「もんじゅ」職員、真摯な反省なし

2010年05月09日 | Weblog

   昨日は昼は党の会議や会合、夜は鈴木市会議員の出身地・和布での「つどい」に参加し、国政・県政問題などでお話させていただきました。鈴木市会議員、山田かずおさんも市政の問題や、民主党政権の問題を訴えました。参加のみなさんからも、地元の公共交通網の充実などの要望がだされました。

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   読売・・・・・経産省原子力安全・保安院は、もんじゅの運転再開前日の5日、原子力機構に、第1例のトラブルは大小問わず速やかに公表するよう要請。原子力機構の岡崎俊雄理事長も約束していた。
 この日、現地で記者会見した根井寿規(ひさのり)・保安院審議官は、7日の計5回の誤作動は、施設内の不適合事象であり、「1例目のトラブルに当たる」と強調。「次回のトラブルは速やかに公表するよう注意した」と語った。

 文科省の中川正春副大臣も8日、岡崎理事長を口頭で注意した。

 原子力機構は、6日深夜の1回、7日午前の5回の放射性物質検出器の誤作動について、7日夕に公表する方針だったが、保安院などの要請で、同日正午過ぎに発表した。

 広報を担当する瀬戸口啓一・もんじゅ運営管理室長は「(今回の誤作動は)国への報告事例や、地元との安全協定で報告すべき事例に当たらず、まとめて公表すればいいと判断してしまった」と釈明している。

(2010年5月8日18時40分 読売新聞)・・・・・・・・


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   原子力機構は福井県などに謝罪したという。
しかし、臨界をもんじゅ内で見届けた敦賀市会議員の山本貴美子さんはつぎのように話していた。

「市議会でもトラブルの説明があった。その際、機構の職員は『マスコミから、なぜ隠すのか、と聞かれる。しかし、たいしたトラブルではない』などと開き直って、にたにたしながら話していた。真摯な反省はまったくみられなかった」  

   いろいろ報道されているが、これが原子力機構の本性だ、とあらためて痛感した。
大事故のビデオ隠しなどをおこなった動燃体質と変わっていないのではないか。

また、機構は原発問題にとりくむ市民団体の質問状にも、きちんとした回答文書をださなかった。国や県などには「いい顔」をするが、市民の疑問は「足蹴」にするような、「お上体質」が残されている。機構は、国民・県民の税金によって運営されていることを忘れてはいけない。県民の疑問には、最善の方法でていねいに答えてしかるべきではないか。

   それにしても、発電していない状況のこのようなトラブルで「もたもた」する機構が、安全に危険な「もんじゅ」を制御しつづけることができるのか、本当に心配になる。