殿中にての刃傷沙汰は 罪萬死に値すること
この内匠頭 重々承知いたしております
さりながら 積もる遺恨の数々・・・
浅野家五万三千石 所領も捨て
家臣を捨てての 覚悟の所業でござる
梶川殿 武士の情けじゃ この手を放してくだされ
今一太刀 今一太刀
上野介を討たせて下され・・・ 梶川殿ぉ~
今回の座長公演で歌われている「大忠臣蔵」。
特に上記のセリフ部分は聞くにつけ見事な言い回しです。
「覚悟の所業でござる」の部分までは静かすぎるほどに淡々とと
いう感じで語られています。そのあと徐々に盛り上げていって
最後の最後、「梶川殿ぉ~」で最高潮に到達するという演技力。
やはりこうでなければこの歌は生きてこないのでしょうねー。
実は当初、私はこのセリフの言い回しというか流れに違和感を
抱いていました。前半部分が静かに語られすぎていて、どうも
堪忍袋の緒が切れたという浅野内匠頭の精神状態をうまく表し
切れていないのではないかと感じたからです。
江戸城松の廊下での実際の状況はこんなに落ち着いて話している
場合じゃなかったろうと。もっと激しく、もっと大胆に語って
ほしいなあと。
でもやはり歌とか物語というものはそうではないことに遅まき
ながら気が付きました。 (´・ω・`)
最初から興奮しきった内匠頭を演じてしまったのでは駄目なん
ですねー。やはりあのセリフの抑揚は物語の流れを作る為に
計算されつくしたものだったのでしょう。だからこそより一層
最後の盛り上がり方も大きくなるというもの。 さすがです。
この内匠頭 重々承知いたしております
さりながら 積もる遺恨の数々・・・
浅野家五万三千石 所領も捨て
家臣を捨てての 覚悟の所業でござる
梶川殿 武士の情けじゃ この手を放してくだされ
今一太刀 今一太刀
上野介を討たせて下され・・・ 梶川殿ぉ~
今回の座長公演で歌われている「大忠臣蔵」。
特に上記のセリフ部分は聞くにつけ見事な言い回しです。
「覚悟の所業でござる」の部分までは静かすぎるほどに淡々とと
いう感じで語られています。そのあと徐々に盛り上げていって
最後の最後、「梶川殿ぉ~」で最高潮に到達するという演技力。
やはりこうでなければこの歌は生きてこないのでしょうねー。
実は当初、私はこのセリフの言い回しというか流れに違和感を
抱いていました。前半部分が静かに語られすぎていて、どうも
堪忍袋の緒が切れたという浅野内匠頭の精神状態をうまく表し
切れていないのではないかと感じたからです。
江戸城松の廊下での実際の状況はこんなに落ち着いて話している
場合じゃなかったろうと。もっと激しく、もっと大胆に語って
ほしいなあと。
でもやはり歌とか物語というものはそうではないことに遅まき
ながら気が付きました。 (´・ω・`)
最初から興奮しきった内匠頭を演じてしまったのでは駄目なん
ですねー。やはりあのセリフの抑揚は物語の流れを作る為に
計算されつくしたものだったのでしょう。だからこそより一層
最後の盛り上がり方も大きくなるというもの。 さすがです。
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