goo blog サービス終了のお知らせ 

「島津亜矢」に魅せられて

大ファンの島津亜矢さんのことを中心に、日頃思うことなどを

「大忠臣蔵」のセリフ

2014-07-27 17:40:45 | 躍動
  殿中にての刃傷沙汰は 罪萬死に値すること
  この内匠頭 重々承知いたしております
  さりながら 積もる遺恨の数々・・・
  浅野家五万三千石 所領も捨て 
  家臣を捨てての 覚悟の所業でござる
  梶川殿 武士の情けじゃ この手を放してくだされ
  今一太刀 今一太刀 
  上野介を討たせて下され・・・ 梶川殿ぉ~

  
今回の座長公演で歌われている「大忠臣蔵」。
特に上記のセリフ部分は聞くにつけ見事な言い回しです。

「覚悟の所業でござる」の部分までは静かすぎるほどに淡々とと
いう感じで語られています。そのあと徐々に盛り上げていって
最後の最後、「梶川殿ぉ~」で最高潮に到達するという演技力。
やはりこうでなければこの歌は生きてこないのでしょうねー。

実は当初、私はこのセリフの言い回しというか流れに違和感を
抱いていました。前半部分が静かに語られすぎていて、どうも
堪忍袋の緒が切れたという浅野内匠頭の精神状態をうまく表し
切れていないのではないかと感じたからです。
江戸城松の廊下での実際の状況はこんなに落ち着いて話している
場合じゃなかったろうと。もっと激しく、もっと大胆に語って
ほしいなあと。

でもやはり歌とか物語というものはそうではないことに遅まき
ながら気が付きました。 (´・ω・`) 
最初から興奮しきった内匠頭を演じてしまったのでは駄目なん
ですねー。やはりあのセリフの抑揚は物語の流れを作る為に
計算されつくしたものだったのでしょう。だからこそより一層
最後の盛り上がり方も大きくなるというもの。 さすがです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 三光稲荷といえば | トップ | 大入り袋 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

躍動」カテゴリの最新記事