半日人間ドックでの健診が終わりました。結果が楽しみ
です。(今回はドッと指摘事項が増えそうで・・・。)
健康診断での一番の難所はなんといっても胃部レントゲ
ン検査でしょうか。
前日夕食以降は飲食禁止。(最近は検査2時間前までな
ら200cc程度の水はOKらしい)。
そしてあのバリウムと発泡剤。ゲップをこらえて顔をし
かめながら、あのまな板の上で回転したりお尻を突き出
したりのホントに笑えるポーズの連続技を強要される屈
辱感。最後には大きな肩たたきのようなものが出てきて
胃の辺りをグイグイッと押しつけてきます。「痛いとき
は右手を挙げて下さい」だと。
検査が終わった後はコップ2杯以上の水で下剤を飲んで
一刻も早くバリウムを追い出しに掛かります。とにかく
胃や腸の中から早く出さないと大変なことになります。
大量の放射線を浴びた上にこの難行苦行、癌の早期発見
に本当に効果有るのかしら。返ってストレスで癌細胞が
発生しそうな気分。(^o^;
放射線といえば、自然界からだけでも年間2.4mSv(ミリ
シーベルト)の放射線を浴びているらしいのですが、今
回のような胃の透視検査では1回で15mSvもの放射線を
浴びることになるらしい。でも放射線の危険性をとるか
それともそれを承知で癌の早期発見というメリットをと
るかということで、やむなく透視検査を選択しているの
だという。
今回問題になっている東北地方の牛肉騒動ですが、放射
線で汚染されているというその量は、暫定基準値(1kg
あたり500ベクレル)の6.4倍にあたる3,200ベクレルの
放射性セシウムが検出されたという。しかしその肉を1k
g食べたからといって、摂取量の換算値は0.05mSv程度ら
しい。実に胃の透視検査の300分の1の量です。最も汚染
度の高いといわれる牛肉を300kg食べてもやっと胃の検査
の1回分なのです。単純に『基準値の何倍』という見出
しに翻弄されてしまってもいけないということがよく分
かります。
こんな事なら胃の透視検査を胃カメラでの検査に切り替
えて、その分の放射線量を東北産の牛肉・牛乳や、米、
野菜、魚などを食べることにした方が良かったのかも。
考えようによってはその方がいくらかでも東北地方の復
興に繋がるだろうし、本当の『日本中で痛みを分かち合
う』ということになるのではないだろうか。
京都大文字五山の送り火の結論もなんだかなぁ。