みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『SAYURI』(DVD)

2006年11月20日 | 映画(DVD含む)
SAYURI PCBE-52170SAYURI PCBE-52170

 劇場公開される前に予告などで見た「不思議の国、ニッポン」が可笑しくて恐ろしくて見に行かなかったのですが、半額レンタルだし、参考までに見ておこうと見ました。途中・・とっても見ていて疲れました(苦笑)感想はいつもより多少辛口になっていることと思われます。
 あらすじはこちらからどうぞ。SAYURI(2005) - goo 映画


 今でも外国の方が抱く日本のステレオタイプは「マウントフジ」「ゲイシャ」「サムライ」なんでしょうけど、この映画も外国から見た日本はこうなのか、他のアジア圏文化と日本文化も同じなんだろうなぁと思いました・・・。別にアメリカで撮った映画なので、中国人が日本人役だろうと、日本人なんだけど英語で話していようとも構いません。そこを批判したら、他のいろんな映画もいけなくなってしまうと思うので(苦笑)だけど、所々で挨拶や「ダンナ」「オキヤ」「オネエサン」「ミズアゲ」など日本語を織り交ぜるくらいなら、全部英語にするべきだと思います。訳すの難しい言葉ですけど・・・。
 ただ、これは突っ込んではいけないのかもしれないのですが、あまりにも着物とか髪型が・・・・違いすぎるというか・・・・現代ならそんな着物や髪型もありなんだろうし、綺麗だなとは思いますけど・・・・あんなラメ入ったようなの・・・花街の方着ませんよね・・・あんな髪型も舞妓さんはしないよね?・・・^^;。まあ映画的にニッポンの美を表現したかったのでしょうけど。服装もさることながら、景色も家も日本じゃないような気がしますが・・・orz。まあ、あくまでこの映画の世界観ですから・・・。
 私も花街の事はテレビで見たり、一度だけ南座の顔見世で本物の芸妓さんや舞妓さんを見たことがあるだけなので詳しいことは分かりませんけど。。。。

 踊りの場面では。。。明らかに玉三郎さんの鷺娘を意識しているな・・・と思いました(笑)でも舞妓さんが踊るような踊りなのか一瞬疑問に思いましたが(笑)監督、絶対に鷺娘見ているな・・・。そこだけはちょっと嬉しいかも・・・。歌舞伎ファンなら絶対にそう思いますよ。あと舞の海が相撲のシーンに出ていたのがちょっと嬉しかったです。
 
 で、肝心のストーリーも私にとってはいまいち。。。(あまり見る気がないというか失せていたからかもしれないけど。)さゆりが会長を好きなのは分かるけど、女のドロドロばかりが目立っていたかも・・・。逆に言うと、いつの時代でもどこの世界でも女同士の争いは怖いなと思いましたが(苦笑)
 役者陣では、渡辺謙、役所広司、桃井かおりも奮闘していたけど、さゆり役を演じられる日本人女優がいないのが残念。いろいろな事情があるとは思いますが・・・。もし、日本人女優がいても使わないのかもしれないけど。チャン・ツイィーも健闘はしていましたけど、役柄的にも演技的にもミッシェル・ウィーの方が私は良かったと思いました。でも一番素敵だったのは渡辺謙ですね。

同じハリウッドが描いた「日本」を舞台にした作品なら『ラストサムライ』の方が断然良い出来だと思います。まあでも、この作品はあくまで原作者も制作サイドもアメリカの方なので、あくまでアメリカから見た「Geisya」の世界の話。その視点から観ると面白いかもしれません。
 そして、日本とか京都とか祇園とかの風景を一切忘れて、どこか異世界の物語と思って見た方がよいと思います・・・というか異世界ですから(笑)

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (eikou)
2006-12-11 15:47:04
そうでしたか!!
私は、まだ観ていないので返って楽しみになりました
外から見た描き方って興味が湧きます
返信する
Unknown (みゆみゆ@管理人)
2006-12-12 15:49:15
★eikouさん
外国から見た日本というのが分かって、その点だけはおもしろいかもしれません・・・^^;
返信する

コメントを投稿