何だか今月はドラマ評の投稿ばかりですが・・・。
『あまちゃん』が有終の美を飾りましたね。
朝ドラなんて、どんなに話題になっても留守録まですることなかったのに、
初めてです。留守録したものを週末にまとめ観るまでハマるなんて。。
まぁ、と言っても私は8月中旬深夜に3夜連続で放送された、
『朝まであまテレビ』(ダイジェスト放送)を観て以来のファンなので、
全国のあまファンからしてみれば甘っちょろいもいいところなのですが(笑)。
そもそもがあんまり熱中するタイプではないので、
クドカンさんについても、観る映画観る映画、めっちゃ楽しんできたワリには
「クドカン作品全部制覇するぞ!」なんて熱もないから
“クドカン作品”ってだけで「絶対観るどぉ~~!」なんて気合い入るほど
でもなかったわけで。
・・ですが、8月以降、毎週末15分×6話分を観るようになると、
やっぱ「クドカンっていいっ!!」って思っちゃうワケで・・・(笑)。
脚本の技術については(も)全然知識がありませんが、
どこまでスジミチを考えて半年分のストーリーを紡がれていくんでしょうね。
海女を目指していたアキちゃんが南部ダイバーを目指したかと思ったら
アイドルに憧れて上京し、震災を経て再び東北を訪れる。。
なぁ~~~んか、ブレまくっているように思えるところもあるかと思えば、
アイドル時代に共演したさかなクンが海女カフェにお魚コレクションを寄贈して
くれたり、ダイバー仕事を諦めて寿司職人目指していたはずの種市先輩が、
海中のがれき撤去にダイバー経験を思いっきり活かしてくれたり。
何をドコでどうつなげるためにこの人にコレをさせる、っていうことたちが、
計算された設計なのか、こじつけなのか、全く分からない。
ヒョウヒョウと、そんなことするかねぇ、クドカンさん。
現代の東北を舞台にすると避けては通れない3.11の話を
どのように描くのかも、ある意味大きな注目を浴びていましたが、
“模型”と“語り”というカタチで、重すぎず軽すぎず描かれた点にも、
感心してしまいました。
クールビューティーなユイちゃんがビックリするほど激昂したり、
面倒くさいほど毒舌だったするのも、どこかコミカルで楽しい時限爆弾みたいで
密かに楽しみにしていました♪
圧巻は、私ならずとも日本国民ほぼ全員がじぇじぇじぇ・・!、となった、
薬師丸ひろ子さん演じる鈴鹿ひろ美さんが海女カフェでのチャリティーコンサートで
魅せたあの歌声でしょう。
日本国民ほぼ全員が、「何故、オンチな女優の役に薬師丸ひろ子??」と思われていた
ことでしょう。もちろん、ワタシも。
それが、一向にお上手になる様子もなかった中で、最後の最後で春子さんの歌声を
はるかに上回るクリスタルボイスを披露されるんですよ!?
じぇじぇじぇ~~~~~!!!????、の直後のスッキリ感ったら・・!
しかも、「三代前からマーメイド」って・・・! 愛があり過ぎぃ~~~!!
(ToT)
うははははは。熱っぽく語ってしまった。
「ネズミのイラスト書くなよぉ~~~・・・!!
子どもは喜ぶけど大人は胃が痛くなるんだよぉぉ~~・・!」とか、
「私の“うつろいやすい”音程」など、
クスッと笑えるようでシュールな言い回しにもシビレまくってしまいました。
スナック『リアス』でのトボけた会話も、素敵過ぎる。
ってか、喫茶店とスナックが中でつながってるっていう設定って何なのよ??(笑)
トウキョウの大学に通い、トウキョウの会社に勤め続け、
気付けばトウキョウという20年近く、年齢の半分以上を占められてしまった。
トウキョウも、もちろん楽しい。楽しいときもある。
でも、どっかで、気が休まらないことも多い。
何かに焦り、何かに怯え、何かに傷つけられていることも、多々ある。
どこかで、落ち着けない心地悪さがある。
そんな私たちからすると、北三陸の皆さんののどかさ、あたたかさ、力強さは、
「ないものねだり」とわかりつつも、憧れさせられ、心温められるものがある。
ネットで見たインタビュー記事で、クドカン監督が震災直後に地元(宮城)の
方々よく口にしたのが「おがまいねぐ」だったとの話が書かれていました。
「どんよりとした東京の人間に対する被災地の一番愛のある返事」に聞こえ、
随所にこの言葉を盛り込んだ。
とのコメントも、書かれていました。
確かに、まだ東京にいたアキちゃんが夏ばっぱに出したメールへの返信も、
「おかまいねぐ」だった。
復興リサイタルで『潮騒のメモリー』を歌う鈴鹿さんが、
その歌詞に含まれている「寄せては返す波のように」という箇所が
東北の方には津波を連想させるのではないかと気にされているのに対し、
これまた夏さんはこうまとめてくれている。
「歌っても歌わなくても津波のことは頭から離れませんから、
どうぞおかまいねぐ。」
被害ほぼないに等しかったがために、津波被害に過敏にならざるを得ないトウキョウ人
(しかも、女優という有名人)に対し、あらゆる形で深い傷を負った東北の方の
優しさ・温かさ・力強さをまざまざと見せつけられたような気持ちになりました。
これは、東北人のクドカンさんにしか描けないと思います。
だはは。
また熱く語ってしまった・・!
最終週では、
鈴鹿さんが奇跡的に(?)素敵な曲を披露し、
フトマキさんと鈴鹿さん、
大吉さんと安部ちゃん、
そして何と、春子ママが正宗パパと、
合同結婚式まで披露しちゃって、
キタテツが運転再開して、
ウニがゴロゴロしてる海が海びらきを迎え、
潮風のメモリーズ、春子ママ、鈴鹿さんそれぞれが歌って来られた
曲をBGMにメモリーズの少女二人ははご当地アイドルとして永遠の友情と
未来への希望を誓い、
エンディングにオープニング曲が来て「おしまい」と幕を落とす。
メデタシメデタシ。
・・・アレ?アキちゃんと種市先輩とはどうなっちゃうんだ??
という素朴な疑問を残しつつ、ふわぁ~~~っとほのぼのと
締めくくられたこのドラマは、私を含めたほとんどの日本国民のムネを
ほっこりさせてくれて、、、
・・・・・今日からの「あまロス」を引き起こすのでありました(笑)。
『あまちゃん』が有終の美を飾りましたね。
朝ドラなんて、どんなに話題になっても留守録まですることなかったのに、
初めてです。留守録したものを週末にまとめ観るまでハマるなんて。。
まぁ、と言っても私は8月中旬深夜に3夜連続で放送された、
『朝まであまテレビ』(ダイジェスト放送)を観て以来のファンなので、
全国のあまファンからしてみれば甘っちょろいもいいところなのですが(笑)。
そもそもがあんまり熱中するタイプではないので、
クドカンさんについても、観る映画観る映画、めっちゃ楽しんできたワリには
「クドカン作品全部制覇するぞ!」なんて熱もないから
“クドカン作品”ってだけで「絶対観るどぉ~~!」なんて気合い入るほど
でもなかったわけで。
・・ですが、8月以降、毎週末15分×6話分を観るようになると、
やっぱ「クドカンっていいっ!!」って思っちゃうワケで・・・(笑)。
脚本の技術については(も)全然知識がありませんが、
どこまでスジミチを考えて半年分のストーリーを紡がれていくんでしょうね。
海女を目指していたアキちゃんが南部ダイバーを目指したかと思ったら
アイドルに憧れて上京し、震災を経て再び東北を訪れる。。
なぁ~~~んか、ブレまくっているように思えるところもあるかと思えば、
アイドル時代に共演したさかなクンが海女カフェにお魚コレクションを寄贈して
くれたり、ダイバー仕事を諦めて寿司職人目指していたはずの種市先輩が、
海中のがれき撤去にダイバー経験を思いっきり活かしてくれたり。
何をドコでどうつなげるためにこの人にコレをさせる、っていうことたちが、
計算された設計なのか、こじつけなのか、全く分からない。
ヒョウヒョウと、そんなことするかねぇ、クドカンさん。
現代の東北を舞台にすると避けては通れない3.11の話を
どのように描くのかも、ある意味大きな注目を浴びていましたが、
“模型”と“語り”というカタチで、重すぎず軽すぎず描かれた点にも、
感心してしまいました。
クールビューティーなユイちゃんがビックリするほど激昂したり、
面倒くさいほど毒舌だったするのも、どこかコミカルで楽しい時限爆弾みたいで
密かに楽しみにしていました♪
圧巻は、私ならずとも日本国民ほぼ全員がじぇじぇじぇ・・!、となった、
薬師丸ひろ子さん演じる鈴鹿ひろ美さんが海女カフェでのチャリティーコンサートで
魅せたあの歌声でしょう。
日本国民ほぼ全員が、「何故、オンチな女優の役に薬師丸ひろ子??」と思われていた
ことでしょう。もちろん、ワタシも。
それが、一向にお上手になる様子もなかった中で、最後の最後で春子さんの歌声を
はるかに上回るクリスタルボイスを披露されるんですよ!?
じぇじぇじぇ~~~~~!!!????、の直後のスッキリ感ったら・・!
しかも、「三代前からマーメイド」って・・・! 愛があり過ぎぃ~~~!!
(ToT)
うははははは。熱っぽく語ってしまった。
「ネズミのイラスト書くなよぉ~~~・・・!!
子どもは喜ぶけど大人は胃が痛くなるんだよぉぉ~~・・!」とか、
「私の“うつろいやすい”音程」など、
クスッと笑えるようでシュールな言い回しにもシビレまくってしまいました。
スナック『リアス』でのトボけた会話も、素敵過ぎる。
ってか、喫茶店とスナックが中でつながってるっていう設定って何なのよ??(笑)
トウキョウの大学に通い、トウキョウの会社に勤め続け、
気付けばトウキョウという20年近く、年齢の半分以上を占められてしまった。
トウキョウも、もちろん楽しい。楽しいときもある。
でも、どっかで、気が休まらないことも多い。
何かに焦り、何かに怯え、何かに傷つけられていることも、多々ある。
どこかで、落ち着けない心地悪さがある。
そんな私たちからすると、北三陸の皆さんののどかさ、あたたかさ、力強さは、
「ないものねだり」とわかりつつも、憧れさせられ、心温められるものがある。
ネットで見たインタビュー記事で、クドカン監督が震災直後に地元(宮城)の
方々よく口にしたのが「おがまいねぐ」だったとの話が書かれていました。
「どんよりとした東京の人間に対する被災地の一番愛のある返事」に聞こえ、
随所にこの言葉を盛り込んだ。
とのコメントも、書かれていました。
確かに、まだ東京にいたアキちゃんが夏ばっぱに出したメールへの返信も、
「おかまいねぐ」だった。
復興リサイタルで『潮騒のメモリー』を歌う鈴鹿さんが、
その歌詞に含まれている「寄せては返す波のように」という箇所が
東北の方には津波を連想させるのではないかと気にされているのに対し、
これまた夏さんはこうまとめてくれている。
「歌っても歌わなくても津波のことは頭から離れませんから、
どうぞおかまいねぐ。」
被害ほぼないに等しかったがために、津波被害に過敏にならざるを得ないトウキョウ人
(しかも、女優という有名人)に対し、あらゆる形で深い傷を負った東北の方の
優しさ・温かさ・力強さをまざまざと見せつけられたような気持ちになりました。
これは、東北人のクドカンさんにしか描けないと思います。
だはは。
また熱く語ってしまった・・!
最終週では、
鈴鹿さんが奇跡的に(?)素敵な曲を披露し、
フトマキさんと鈴鹿さん、
大吉さんと安部ちゃん、
そして何と、春子ママが正宗パパと、
合同結婚式まで披露しちゃって、
キタテツが運転再開して、
ウニがゴロゴロしてる海が海びらきを迎え、
潮風のメモリーズ、春子ママ、鈴鹿さんそれぞれが歌って来られた
曲をBGMにメモリーズの少女二人ははご当地アイドルとして永遠の友情と
未来への希望を誓い、
エンディングにオープニング曲が来て「おしまい」と幕を落とす。
メデタシメデタシ。
・・・アレ?アキちゃんと種市先輩とはどうなっちゃうんだ??
という素朴な疑問を残しつつ、ふわぁ~~~っとほのぼのと
締めくくられたこのドラマは、私を含めたほとんどの日本国民のムネを
ほっこりさせてくれて、、、
・・・・・今日からの「あまロス」を引き起こすのでありました(笑)。