ウガンダと暮らす  

ウガンダと日本の、日々の暮らし

二次選考を終えて・後編

2008-01-12 16:43:37 | 青年海外協力隊
・個人面接(技術面接、人物面接)

人物面接:2対1
技術面接とは違って、応募の動機やボランティアに対する考え方などを簡潔に。
20歳のとき初めてのボランティア活動、インド・マザーテレサの施設での体験から始まり、タイへの留学、社会経験にいたるまで、自分は何を考えどのように変わっていったのか。
具体的に現地で活動をし始めて、例えば見たこともない医療機器に遭遇したときどうするか。わたしが応募用紙に書いた自分の弱点から、実際そのような現場に直面したとき(医療機器の修理業務において、経験が浅いことと不十分な点が考えられることを述べていた)どうするか。
この点はわたしの中でもひっかかっていて、実際派遣先の病院がどこまで求めているのか、現地のスタッフにどこまで知識や技術があるのか、設備はどうなのか、インターネットは使えるのか、自分はどこまでやるべきなのか、、
いろいろな観点から自分の考えを言い出したら、途中で何を言ってるのかわからなくなって躓きました。
おそらく、その国に行って、その国にあるもので、その国のニーズにあったことをするのだから、今のわたしには想像もつかないことで、結局はわたし一人では何もできないので、現地スタッフに相談したり話し合ったり、「輪」を大切にして活動することなんかが求められるんじゃないのかな。
最後に何か質問しておきたいことはありますか?と聞かれたけど何も思い浮かばずで、それでは最後に何か言っておきたいことはありますか?と言われて、
「楽しい2年間にしたいです!」
って言葉がとっさに出ました(笑。

・健康診断
一次選考時に提出した健康診断書をもとに診察。
健康診断は唯一自信ありで、今回もなんの異常も無くクリアのはずです。
ただ、同じくアフリカを希望していた子が、派遣先がアフリカの場合はいくら正常値で正常範囲内であったとしても、アフリカ対象の正常範囲が存在するんだって、ってことを教えてくれました・・マラリアとかとかね。
それでダメになる人が多いそうです。わたしの場合、アフリカの地以外に選択肢がないからね。。
前回指摘された歯科検診はありませんでした。。
虫歯も完治して3ヶ月毎に定期健診も受けてるからあってもよかったんだけどー。

わたしは全項目を午前中に終わっちゃったんだけど、再検査などがあるかもしれないということで全員が終了する17時くらいまでは解散できませんでした。

お昼はJICAのカフェでランチしました。
とてもインターナショナルな雰囲気で、もちろん食事もインターナショナル、店員さんもインターナショナルでしたよ。わたしは冒険もせずベトナムのランチセットにしました。アフリカのごはんも気にはなったんだけどね。

午後の空いた時間はJICAの図書館で、前任者の報告書を読ませてもらいました。
わたしの第一希望の病院は今回新規募集なのでそのようなものはなく、第二希望の病院は医療機器としてではなく他の保守操作部門の職種で、ようやく第三希望にしてニジェールの国立病院で活動されてた臨床工学技士の方の報告書が見つかりました。
実は、数年前に同じ職種で応募したとき、「医療機器」は保守操作部門だったのですが、今回は保健衛生部門になっていました。小さなことかもしれないけれど、わたしにはこの分類の変化だけで嬉しかったのです。
わたしは臨床工学技士ですもの!!
ただのエンジニアではないです。報告書を見ても感じたのですが、現地の病院で医療機器を担当しているスタッフはやはりエンジニアです。機械のことは分かっても臨床のことは分かっていないエンジニアです。きっとそれを使用する相手が患者さんであることを一番には考えていないと思います。
もし、わたしが現地の病院に行くことができたなら、そのことを伝えるのも具体的にやっていきたい活動内容の一つなんです。

具体的には、ニジェールのそれなりの国立病院でもそうですが、機器を点検したくても点検道具がありません。代用代用です。
あと機器の説明書もなく使い方が適当?で頻繁に故障したりするようです。その方は、インターネットから情報収集をしてフランス語に翻訳して写真も添えて作成していました。電気メス、人工呼吸器、輸液ポンプ・シリンジポンプなど。ある程度の機器はインターネットから容易に情報収集できると書いてあったので安心しました。
日本と全然違うところは停電の多さですよね。とにかくバッテリーの必要性が考えられるでしょう。日本みたいに無停電ってものは・・??
もう一つは電圧の違いですね。独製、伊製、仏製、日本製、、いろんな国から援助された機器を使っているので変圧なんかも考えないと、それだけで故障しちゃうことも頻繁だそうです。もったいない!って思っちゃいます。

向こうに行ったらいっぱいいっぱい課題がありそう!
2年間なんかじゃぜっんぜん足りない!期間延長とかってできるのかなあ??
って言ったらうちの人に反対されそうだけど、、
イヤっ、もっとその前に行くと決まったわけではないので、今目の前にある課題をやらなくてはね


そんな感じで久々のJICA試験は終了しました~
英語はどうしようもないけど、面接はあれも言っておけば良かったーこれもー、、ってあとから出てくることもあります。
席が隣だった沖縄から来てた理学療法士さんと、どうだった?こうらしいよ、へぇー、あーやこーやと話は膨らむ一方で、最後は絶対受かりたいよねー、行きたいよねーって。
彼はパプアを第一希望にしていましたが、合格してまた出会えるといいね!