融雪

2016-01-27 05:31:22 | 日記

 朝の酷い冷え込みは日中の日差しと共に段々明るく暖かくなって来た。大寒前前から暦通り寒い日が続き農作業は出来ない毎日だった。上空にはどんよりとしたグレー色の雲、真冬日のような寒い日。やっと雲の合い間から明るい日差しで寒さから解放された。

 これまでは雪障子から外の雪景色を眺めながらちゅっとの晴れ間でサクランボの剪定をやっていた。この低温、降雪量で果樹の休眠期の環境状態も良くなりホットしている。雪なしの酷い低温や寒風が続くと休眠芽がやられて正常な開花が出来ない。春先の代掻き作業は山の雪解け水を利用しているので貴重な雪で農家はこの寒さ、降雪には安堵している。

 ちょっとに明るい日差しも早春のような気分になり久ぶりにサクランボの剪定をする。これまでの完全防寒着では汗が出る程の暖かさで剪定も捗る。南面の作業小屋の屋根からは雪崩で軒下は雪の山。家の屋根に積もった雪も解け始め軒下には雨水になって落ちて来る。

 先日ダンボールの切れ端で作った俄作りの雪ダルマの赤色の口、黒目も気温の上昇で落ちてしまう。ダンボールは油性の着色の赤い色、黒色で雪解けで濡れても形は残るが雪からは簡単に剥がれ落ちてしまう。

 急な思いつきで創作雪ダルマでも孫からは雪ダルマ~と指刺し笑って観ていた。折角作った雪ダルマ、気温の上昇で短い日にちで壊れてしまうには勿体ない。素手で湿気の多い冷たい雪をチョコチョコと貼り付け口、目を手直ししてやるが変な顔形。

 1月も後僅かでこれからは毎日剪定作業の追われる季節。