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根木勢介 さんの記事・・・龍馬その3:長岡謙吉特集3回目

2013-02-09 | 根木勢介 さんの記事

根木勢介 さんの記事・・・龍馬その3:長岡謙吉特集3回目 

 

 今日の高知市は、朝から気温が低く、たいへん寒いですが、「春の訪れ」の

ニュースを83(はちみつ・蜂さん)プロジェクトのNさんから、お聞きしました。

Nさんの知人が、香南市吉川(旧吉川村)に置いてある「みつばち群」から、先月末

に「分蜂」があった、そうです。

分蜂とは、「新」女王蜂の誕生により「旧」女王蜂の元からその一群が「巣立つ」

ことをいいますが、普通は、温かくなった春から夏の時期に分蜂します。

この寒い時期に分蜂があったのは、いくつかの好条件が重なったからでしょう。

もともとこの巣箱(蜂群)は、気温の低い・山間部の「土佐町」から、温かい海辺の

町・香南市吉川に「疎開」させたものだそうです。

移動先の(旧)吉川村が、海辺に近く温かい・巣箱の場所も温かった、からでしょう。

温かいところでは、菜の花などももう咲いており、「蜜源」植物が、冬でも豊富です。

余談ですが、一般的教科書・参考書では、分蜂する場合、「旧女王蜂群(の巣箱)」

から「新女王蜂群」が、”巣立つ”ようです。

ところが、本日の83プロジェクトの「蜂さん談議」では、逆もある、との話が会員

から出されました。

自然界のふしぎさ・奥深さ、を感じました。 

 

さて、高知県歴史辞典では、「船中八策」の長岡謙吉の関わる箇所がどうなっているか、

転記してみました。(赤字は、根木によるもの)

■高知県歴史辞典:410pより 

・船中八策(の事項) 

  坂本龍馬が、慶応三年(1867)六月九日藩船夕顔丸で長崎港を出て兵庫に

 向かう船中で、同船の後藤象二郎に示したものといわれ、筆記者は海援隊文司

 長岡謙吉、その趣旨は龍馬の懐抱した王政復古案である、八ヵ条から成り、第一条で

 政権を朝廷に奉還、政令は朝廷から出ることをまず示し、第二条で万機公議で

 決するために上下議政局を設けること、第三条で人材登用と冗官(※)の整理を、

 第四条で外国との新しい国交樹立を、第五条で新法典の編纂を、第六条で海軍拡張を、

 第七条で帝都守衛の新軍隊編成を、第八条で世界共通の貨幣、物価の制度樹立を

 述べたうえ、これを総括して、この他には日本の危機を打開する道はないと

 言い切っている。 

  第一条は直接に土佐藩の進めた大政奉還への道であり、第二条は「五箇絛の御誓文」

 からやがて起る民権運動を展望させるものであり、さらに、第三条以下は明治政府の

 推進した開国和親と富国強兵策である。

 近代日本は龍馬の胸に描かれた八策の示すように歩んだということができよう。

 (この項は、横川末吉さん執筆) 

 ※冗官(じょうかん)=むだな役人 また、不必要な官職 

 

 また、別の本では、どうなっているでしょうか。(赤字は、根木によるもの)

■日本の近代1:開国・維新(1853~1871)松本健一著 266pより 

・「船中八策」を後藤象二郎へ

 ・・・。

 (途中略)

 龍馬はこの長崎から上京する船のなかで、新しい国家のグランド・デザインを語った。

 それが、「船中八策」だった。これを筆録したのは、龍馬が後藤(=土佐藩)の援助の

 もとに新しく発足させた海援隊の書記役、長岡謙吉である。

  この「船中八策」には、横井小楠の『国是三論』の思想を引き継ぎつつも、それを

 大政奉還によって維新国家へと完成させてゆく具体的綱領がすべて述べられていた。

 ・・・。 

※本日紹介の二つの本は、いずれも「筆記者」、「筆録」となっており、長岡謙吉の

 「関与度合い」が、低い表現となっている。

 次回も、もう少し、他の本を紹介したい。

 

根木勢介  携帯:090-2825-2069

 

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