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根木勢介 さんの記事・・・高知城その6:大名・小名?!

2013-01-31 | 根木勢介 さんの記事

根木勢介 さんの記事・・・高知城その6:大名・小名?!

 

 全国から来高される方をお迎えするのが、ガイドの仕事。時々、めずらしい

お名前があります。

もっとも、私自身の名字(根木)もめずらしさでは負けていませんが・・・。

手元に「高知県の名字ランキングベスト50」の資料があります。

ご参考までに以下㊿番まで、記載しました。

皆さんの名字は、次の中にありますか?

 

 ①山本、②山崎、③小松、④浜田、⑤高橋、⑥井上、⑦西村、⑧岡林、⑨川村、

 ⑩山中、⑪坂本、⑫片岡、⑬松本、⑭田中、⑮前田、⑯和田、⑰山下、⑱田村

 ⑲岡本、⑳西森、㉑岡村、㉒中村、㉓岡崎、㉔森田、㉕矢野、㉖中山、㉗森本

 ㉘横山、㉙岡田、㉚伊藤、㉛土居、㉜森、㉝野村、㉞尾崎、㉟竹内、㊱安岡

 ㊲松岡、㊳北村、㊴渡辺、㊵橋本、㊶中平、㊷西岡、㊸門田、㊹浜口、㊺筒井

 ㊻宮崎、㊼小笠原、㊽大崎、㊾藤原、㊿竹村

 

この雑誌の中の「特筆事項」を紹介すると・・・

 

・高知県でも、長宗我部や香宗我部、安芸といった名族の名字は数が少ない。

 つまり、系図が伝わっている家というのはごく一部にすぎず、それらをいくら

 収集したところで「日本人の名字」という全体像をみることができないということ

 である。

・猫は現代では普通にいるが、猫のつく名字は少ない。古代や中世において

 猫はほとんど飼われていなかった。

・色の名字では、「青」「赤」「白」「黒」の四つが圧倒的。「茶」「黄」「紫」

 「緑」などは、極端に少ない。これは、日本では古くは色の種類は四つしか

 なかったという説と一致。

・日本人の名字の数ははっきりしていない。しかし十万種以上あるのは確実。

(文化高知 2013年1月 №171 森岡浩氏執筆より転記)

 

 

 さて、ふだん何の気もとめず使っている「大名」って、一体何でしょうか。

大名という貴族(骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと・鈴木尚著)155pより

 

 「大名」は、時代によって、その意味が、多少、変化しているが、普通は江戸時代

の大名をさしている。

「大名」という言葉は、平安時代末、土地の私有権を強化するため、耕作地に自らの

名を冠するようになったとされる名田(みょうでん)の経営者=名主(みょうしゅ)

の中で特に有力な農民のことを大名田堵(だいみょうたと)と呼んだことに始まる。

 

鎌倉時代になると、大きな名(みょう・領地)をもち、多数の家の子、郎党を従えた

武士を大名、小さな名しか持たぬものを小名というように変わってきた。

南北朝以後は、名主の中で有力な領主にまで成長したものを守護大名といい、さらに

戦国時代になって、これら領主層の中から新しく豪族が台頭し、他の守護大名を武力で

従え、地域的な封建体制を築くようになったのが戦国大名である。

さらにその後、織田氏・豊臣氏が現われると、名主・荘官の領地支配を否定し、それに

代わって領土とその農民を直接、大名が支配できるような石高制(こくだかせい)が

採用された、これが近世大名である。

 

しかし、この体制が大名の知行制度として完成し、法律的にも社会的にも、確立される

ようになったのは、江戸時代であって、大名とは徳川将軍の支配下にあって、

一万石以上の領地をもつ封建的領主であると理解されるようになった。

 

この江戸時代大名は徳川将軍から、一定の土地を領地として与えられ、その土地に

ついて、行政・司法・徴税権を行使できるような藩が組織された。

また、大名は徳川氏との親疎の関係から3種に大別され、それは、①親藩:将軍家と

血縁関係のある大名、②譜代大名:徳川氏が三河(愛知県)の一大名に過ぎなかった頃

からの家臣の子孫、③外様大名:関ヶ原合戦後に徳川氏に従属した大名である。

また領主の格式にも段階があって、国もち、城もち無城による区別があったほか、

江戸城に登城したとき、控えるべき詰所の別によっても、溜間詰(たまりのまづめ)、

菊間詰(きくまのづめ)、雁間詰(がんのまづめ)など8階級の席次に分かれていた。

これら、大名の数は、江戸時代末には、およそ270余りあったが、その大部分は、

5万石以下の譜代大名で、加賀(金沢)前田家の120万石余や仙台伊達家の

62万石余のような大大名は少なかった。

また、幕府の要職には、原則として親藩・譜代大名の中から任用された。

 

これらの大名は明治維新後は、藩の知事に任命されたが、廃藩置県後は華族に列せられ

第二次世界大戦で爵位を失うまで、世襲であった。

 

根木勢介  携帯:090-2825-2069

 

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